名谷

リノベーション神戸・tete名谷南ゾーン 駅ビル改修南側の外装や1階内部の正面エントランスや通路が完成!供用を開始



24年度中のグランドオープンを目指してリニューアル工事が進行する神戸市営地下鉄名谷駅ビル。JR西日本アーバン開発が受託し、既存駅ビルの大規模改修とオープン後の施設運営を担う公設・民営の施設となります。



JR西日本傘下の大鉄工業が担う駅ビルの改修工事は内外装や構造にも手が入る大規模な内容で、これまで建物南側を対象とした作業が行われてきましたが、店舗区画を除く共用部や外装工事が完了し、建物を煽っていた足場が遂に撤去されました。



神戸珈琲物語等が入っていた1階。真新しいガラスサッシや軒下にルーバーが取り付けられました。あくまでもこの面のガラスの開口にはエントランスは設けられないようです。



1階の南側にはどのようなテナントが誘致されるのでしょうか。想定としては食物販等のテナントを考えているようです。既に駅周辺には食品スーパーは充実していますが、ベーカリーやスイーツ等のテナントが入るのでしょうか。



壁画のあった駅ビルの正面ファサード。大規模な改修が施され、シンボリックな外観に見事にリニューアルが施されました。



1-2階の2層吹き抜けを門型フレームに収めた中央エントランス。名谷駅のロゴもリフレッシュされた模様です。



内部の吹き抜けです。2階の店舗や共用部から1階を見下ろせるシンボリックなエントランスアトリウム。



吹き抜けの開口からは自然光が降り注ぎ、明るく開放感のあるエントランスを演出。これまでの閉鎖された暗い駅ビル内のイメージを大きく刷新します。



1階と2階の間のスラブ壁面には木材を採用して温かみのある雰囲気を生み出し、恐らくここに間接照明を当てる事になるでしょう。



エントランスアトリウムの奥はまだ足場が残されており、コンコース内部の吹き抜け改修工事を進めています。



このリニューアル工事の最大のハイライトは、改札機上の吹き抜け空間の創出です。この工事はまだ継続しており、またその延長として改札内コンコースの天井や壁の改修も開始されています。



改札外コンコースは手付かずだった北側の工事に着手。券売機ゾーンを除いて仮囲いの中に収められいます。



今後は外装も北側の改修を進めます。南側同様に足場で2階までを覆うものと思われます。



北側エントランスはシャッターを閉めて閉鎖されました。再びこのシャッターが開くのは年明けでしょうか。



さて駅ビル南側1階の工事が終わり、不便だった動線は再び、駅ビル内を通って、須磨パティオ前の駅前広場へと直通で通行ができるようになりました。



生まれ変わった駅ビル内部。見違えるようなフレッシュな内装に美装化が完了。温かみのある美しい内装は、ビル内に新たに開業するテナントへの期待を高めさせるに十分な出来です。



店舗は両側に展開し、また区画も大きく拡大する予定です。1階にテナントは何区画分が設けられる予定なのでしょうか。



東側の店舗はこれまでの通路に面した表面部のみの薄い区画とは異なり、奥行をしっかりと設けて、本格的な出店形態を採用。



両翼に店舗が展開するにぎわいのある駅ビル内になりそうです。テナントの内容にはJR西日本アーバン開発のリーシングの腕が試されます。名谷のブランド力にも左右されるでしょう。



須磨パティオ2階の連絡デッキへと接続する渡り廊下も外装を黒に塗装し、ガラス手摺に刷新されました。



2階の内部ではまだ内装工事が継続しています。開口のサッシやガラスも新しいものに入れ替えられました。



2階内部はまだスケルトン状態ですが、徐々に梁や新たな壁面、柱を担う鉄骨の躯体が構築され始めています。



tete名谷北ゾーンの北側で整備が進められていたバスターミナルの上屋はまず第一段階として西側が完成しました。



道路側のみに支柱を立てて、屋根を支えています。舗装はアスファルトです。恐らく仮舗装で、残り上屋構築後に一帯を合わせてインターロッキング舗装するのでしょう。



フラットな屋根の軒下は質感が高く、細かなスリットが無数に入っています。



上屋は東側に拡大される予定です。完成済のタクシー乗り場の上屋と接続し、駅ビルを介して、駅から雨や日差しを避けられる歩行者空間が整備されます。



外装やビル南側内部がお披露目されたtete名谷南ゾーン。グレードアップされた本格的な商業施設としての機能発揮に大きな期待が持てる内容になっています。今後の更なる工事の進捗が楽しみです。

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