神戸旧居留地25番館にARC’TERYX(アークテリクス)神戸ブランドストアが10月に移転拡大リニューアルオープン

ルイ・ヴィトン神戸メゾンの入っていた旧居留地25番館1-2階の西側区画は空きテナントが続いており、エリアのランドマーク的な商業施設の床が埋まらない事は街のにぎわい・活力に不健全でしたが、ようやく後継テナントが決まりまりました。



同じ通りの南側・海岸通のチャータードビルに入っているカナダのアウトドアブランド・ARC’TERYX(アークテリクス)神戸ブランドストアが、移転・リニューアルします。



同店の神戸ブランドストアは大丸神戸店の外部誘致テナントの一環として出店しています。やはり旧居留地内の商業は大丸に大きく依存している構図に変わりはありません。



神戸ブランドストアは2016年に国内に二店舗目としてオープンし、8年を経て、より旧居留地の中心地に移転します。新店舗は1フロアになり、売場面積は364.02平方メートル。10月のオープンを予定しています。



同ブランドは今年の3月に神戸三田プレミアムアウトレットにも新店を開業したばかり。仲町通にはプレミアムブランドが集結していますが、京町筋の東側にはモンベルやコロンビア等、アウトドアブランドの集積も見られ、またかつてはThe 45thにユニクロや無印、御幸ビルにLevi’sも出店していましたので、出店テナントがバラエティに富む事は歓迎すべきです。



向かいの興和神戸ビルの南側テナントはバーバリーが神戸ダイヤモンドビルへ移転後、しばらく空きテナントでしたが、高級ソファーのMinnotiが西日本初出店。



旧居留地内もポストコロナにおいて様々な動きが出てきました。地価も上昇し、都心全体に三宮再整備の波及効果が徐々に現れ、テナント賃料についても上昇傾向に転じており、新規出店需要も高まりつつあるのではないかと思います。アークテリクスの抜けるチャータードビルの今後にも要注目です(できれば、再度、ホテルへのコンバージョンチャレンジを期待したいです)。