西神中央の中核商業施設プレンティの改修工事が開始され、今秋のリニューアルオープンを目指していますが、名谷の中核商業施設の須磨パティオも来秋のリニューアルを控えています。
テナント数はプレンティの110店に対し、須磨パティオは100店。延床面積・店舗面積はプレンティが46,800平方メール・27,700平方メール、須磨パティオは32,900平方メートル・16,700平方メートル。規模としてはプレンティが須磨パティオを上回っています。
まだリニューアルオープンは、1年半程先の話ではありますが、徐々に既存テナントの退店が開始され、あちらこちらに仮囲いが目立ち始めました。
須磨パティオは、1〜3番館と健康館と、それらからは独立した大丸棟、ダイエー棟から構成されています。大丸については、これらに先駆けて百貨店フロアのリニューアルや名谷図書館を整備した改装を完了しています。
ダイエー棟についても、パティオのリニューアルに合わせてイオンが改装を行うのかどうか。
現状の退店は主に比較的小さな店舗区画の多い1番館が中心です。飲食店や大型区画のテナントが集中する2〜3番館にはまだ殆ど動きは見られません。
プレンティのリニューアルは当初、20億円の改修費用が見込まれていましたが、最終的な投資額は増額されました。
プレンティのリニューアルは外装の一部変更や美装化も行われる為、パティオについても大改修は無理でも美装化は実施して欲しいと思います。
南欧の雰囲気を持つテラスのある複数人の商業棟から構成させた事が特徴ですが、現代のモールは大きな建物に回遊性をもたせる構造が定着している為、複数の建物に分断されているパティオに現代風のエッセンスをいかに与えるか。
既に昨年度に商環境設計、テナント配置計画、 プレリーシング(事前誘致)を展開済みで、今年度にはテナント配置計画に基づくリーシング(誘致)活動、 工事設計を進めていく予定です。
健康館の2階も既にバラエティショップ以外のテナントは退店済です。
三宮により近い名谷は駅周辺のマンション開発は成功する可能性が高いと思われますが、やはり沿線のポテンシャルを最も引き上げるのは阪急との相互乗り入れの再検討ではないでしょうか。
リノベーション神戸・名谷 須磨パティオも来年のリニューアル準備に向けて既存テナントの閉店開始
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