伊藤町計画

ワコーレ中央区伊藤町・江戸町計画

itocho09.jpg

先日、解体工事の開始をお伝えした三宮伊藤町ビル北館・南館ですが、現地にパースが掲示されたという情報を読者の方から頂戴したので早速、現地を確認してきました。現地では二棟のビルがスッポリと解体用の防護パネルに覆われていました。いよいよ解体される実感が湧いてきました。

itocho10.jpg

現地の仮囲いに一箇所のみ建築計画のお知らせが出ていました。これは神戸市の都市景観条例が義務付けている標識です。掲示者は和田興産。このプロジェクトの計画名は「ワコーレ中央区伊藤町・江戸町計画」となりました。先週の金曜日に住民説明会も開催されました。

itocho06.jpg

気になる完成予想図はこちら。低層部には石造りの支柱が多く見えています。旧居留地を意識してポルティコを有するエントランス・店舗部が計画されているのでしょうか。5もしくは6階までの住戸部分は隣接するダイヤ108と高さを揃えています。それより上の高層階はセットバックしています。基本ファサードはガラス手摺のようですが、コーナー部には神戸の高層住宅建築では通常見られないダイレクトウィンドーが採用されています。この部分がエレベーターホールではない場合においてではありますが。高さが58.18mに抑えられている為、二方向避難経路確保の市消防条例は適用外の建物となります。

itocho08.jpg

伊藤町ビルの解体は今年度いっぱい掛かります。ワコーレシティ神戸三宮、ワコーレ磯辺通PJ、そしてこの伊藤町・江戸町計画と都心地区で大規模プロジェクトを次々と進める和田興産。伊藤町・江戸町は住宅の割合が急上昇しています。市の都心地区における住宅規制の施行はいつになるのでしょうか。



関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です