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和田興産が購入した旧居留地内の三宮伊藤町ビル跡地。地上19階建ての分譲マンションを計画していましたが、このプロジェクトは断念。白紙撤回され、敷地は分筆されていました。
同社は分筆された敷地の約1000平方メートルについて専修学校の建設を再計画しており、3月には神戸市の都市景観条例に基づき、景観デザイン協議の届出を行いました。
申請内容によると以下の建築概要となっています。
敷地面積: 1,028.41平方メートル
建築面積: 800.00平方メートル
延床面積: 4,700.00平方メートル
建物規模: 地上7階
構造: 鉄筋コンクリート造
高さ: 30.90メートル
設計: 東レ建設
どんな学校が進出するのでしょうか。近隣地区では美容専門学校の「神戸ベルェベル美容専門学校 」があります。同校は旧居留地に相応しい外観デザインを採用しています。新設される新学校も同様にこの場所に統一感を生む建物を期待したいですね。
結果的にはマンションでなくて良かったと思います。和田興産には今後もマンション以外の都心開発にも積極的に関与・参加して欲しいですね。今回の開発用地の総面積は1,689平方メートルでした。まだ残りの約700平方メートルについての活用方法は定かではありません。可能であればホテルを計画して貰いたいと思います。
伊藤町のマンション計画は断念した同社ですが、同じく土地取得後、長らく塩漬けにしていた中山手通6丁目のJT神戸支店跡地では予定通り分譲マンションの建設を決定しました。こちらには地上14階建て 延床面積約18,000平方メートルの大規模マンションを6月に着工するようです。敷地が東西に長い形状であり、南側にはタワーマンションが聳える立地でしたので、どのような形での開発に落ち着くのかと思慮していましたが、これまで都心の大規模用地では20階前後の高さのタワーや板型マンションを続けて計画してきた手法はここに来て打ち止めのようです。一時は食品スーパーの出店構想まであったこの開発計画でしたが、最終的には住戸のみとなりました。トアロードの店舗誘導条例は適用されないのでしょうか。三宮の大規模再開発が次々と具体化し始めた今、地場デベロッパーとしてどう存在感を示すのか。今後の同社の動向に注目したいと思います。
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