(仮称）ワコーレ中央区伊藤町・江戸町新築工事

三宮伊藤町ビル北館、南館の2棟を取得した和田興産。同社はここに地上19階建、約150戸の分譲マンションを計画しています。神戸市は旧居留地内の新築建物に対し、低層部を店舗とすることを条例によって定めていることから、1階には1区画ないし2区画の店舗も設けられる予定です。現地では既存建物の解体が開始されています。



解体工事は来年5月末までを予定しています。

計画概要：

所在地： 神戸市中央区伊藤町107番1、江戸町103番3
敷地面積： 約1,689.57平方メートル
建築面積： 約1,350.82平方メートル
延床面積： 約14,474.26平方メートル
高さ： 約58.18メートル
構造： 鉄筋コンクリート造
規模： 階数 地上19階、地下1階
用途： 共同住宅、店舗
スケジュール： 2018年6月末竣工予定

現状、建物は6階までは東西に住戸を配し、7階以上はセットバックさせて板状の高層部を載せる形になるようです。あまりデザインの方向性としては期待できない内容です。敷地の形状が南北に細長く、南東にはライオンズタワー神戸旧居留地が聳えるので、その方向の眺望は望めず、開発が難しい事は理解できますが、旧居留地という立地を踏まえた建物を計画して欲しいものです。神戸市の条例が施行されれば、恐らくは旧居留地内で供給される最後の住宅物件になるかもしれないのですから。



北町通-仲町通間はすでに完了した伊藤町筋のリニューアル工事。これから(仮称）ワコーレ中央区伊藤町・江戸町新築工事の目の前である仲町通-前町通間も整備が始まります。



すでに整備の完了した北町通-仲町通間の伊藤町筋です。