伊藤町計画

(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画が始動する 新たな専修学校ビルが誕生予定



旧居留地・伊藤町にあった2棟のオフィスビル「三宮伊藤町ビル北館・南館」の跡地は、当初、和田興産が分譲マンションの建設を計画しましたが、最終的に敷地の南側を専修学校を運営する学校法人コミュニーケーションアートに売却されました。



同法人はこの土地に専修学校を建設。神戸・甲陽音楽ダンス&アート専門学校を開校しました。米国の名門・バークリー音楽大学と提携する同校は、幅広い分野のアーティストを育成する専修学校として認知されています。



一方、残された北側の土地は駐車場として暫定運用されてきましたが、遂にこの活用が決定しました。土地の面積は1,690平方メートル。



この土地に、学校法人コミュニーケーションアートが、再び専修学校を建設する計画が始動します。プロジェクト名は「(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画」。



既に開校している神戸・甲陽音楽ダンス&アート専門学校の別館のような形で増築・増床する事になるのでしょうか。



旧居留地に相応しいピロティを擁し、煉瓦で纏ったファサードは増築部分にも共通のデザインとして採用されるのではないかと思われます。



増築部分は建築面積は511平方メートルに留められます。建物の規模は地上8階で高さ31m。延床面積は3,682平方メートル。

既存校舎ビルの北側と各フロアを接続する形になるのか、それとも構造を切り離した別棟にするのか。設計・施工を担うのは南棟を建設した東レ建設。学校法人コミュニケーションアートは、来春に神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校も開校する予定で、手狭になる校舎ビルを増築する事で対応するようです。学生が増える事は街にとってはプラスと捉えるべきかと思います。
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