前週は組立作業の真っ最中だったJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事に投入されたタワークレーン2号機。40年前の建設往時を彷彿とさせる2機のタワークレーンを再び駆使して解体工事が進められています。
大鉄工業のロゴが入ったタワークレーン。姿形こそは40年前とさほど変わっていないように思えますが、性能面では劇的な進歩を遂げているのでしょうね。
駅前のビルのカーテンウォールに映り込んだ2機のタワークレーン。
神戸を初めて訪れた人であれば新しい駅ビルが建設中なのかと勘違いさせそうですね。三宮OPAの閉館から1年経過してようやくここまで辿り着きました。三宮ターミナルホテルの廃業からは1年半です。三宮ターミナルビルの閉館が発表されてからは2年3ヵ月。大鉄工業が温泉の試掘をしてから4年。
北面にも遂に足場の設置が始まりました。やはり建物全面を覆わなければ外壁を含めた本格的な躯体の解体は開始できません。
この場所にタワークレーンが聳える姿を夢見てきましたが、それ自体は思わぬ形で実現に至りました。しかし来夏までにはこれらのタワークレーンも姿を消します。そして次に再びその姿を現すのは何年後になるのか。その際のタワークレーンはどこのゼネコン保有のものになるのか。竹中もしくは大林。はたまたJVか。最近、神戸市の景観審議会や景観アドバイザー専門部会にて非公開の協議が頻繁にあるようです。神戸阪急ビルの建て替えでも非公開の審議を複数回、幾度なく繰り返した経緯がある為、JR駅ビルについても同様なのではないかと推測しています。まだ協議成立に至っていない新港町の再開発も含まれている可能性も高いですが、計画の概要が発表された暁にはどのような審議だったのかをじっくりと検証したいものです。
JR三宮ターミナルビル撤去工事 タワークレーン2号機稼働開始 北面仮設工事進行中
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ようやく本格的な解体が始まりますね。
政令指定都市の駅前としては恥ずかしい様相を呈していましたから、私個人としては旧ターミナルビルが鎮座し続けるくらいなら、早く解放感のある更地にして欲しいと思い続けてきました。あとは、いつ明らかになるのか分からない新ビル発表を待つのみですね。
別の記事で、なーさんが今週末の市長との対話フォーラムで発言するとコメントされていましたが、是非ともJRとの交渉はちゃんと進んでいるのか市長に問いただしたいところですね。地下鉄と阪急との乗り入れ、ポートライナーの増強(あわせて空港自体の段階的な拡張スケジュールも)など、検討すると報道された内容の結論が一向に市民に開示されていません。(残念ながら所用でフォーラムに参加出来るか微妙なので、参加される方は是非とも三宮再整備関連に触れて頂きたい限りです。)
以前から荒田公園で何か作っているのを見ていたので、本日何を作っているのか確認したところ、仮設兵庫消防署(一部だけ?)のようです。
ご報告まで。