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もうほとんどその存在が消滅しかかっているJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル。撤去工事完了が残り半年を切り、いよいよラストスパート体制に入っています。
防音壁は2-3階部分を覆っている状態です。一部では2階部分が完全に消失している様子が伺えます。
取り崩したコンクリートの躯体は南側のヤードで粉砕して瓦礫にしてダンプで搬出します。地道にこうしてこのビルの解体がこれまでも進んできました。
防音壁の取り払われている部分にズーム。2階の南側の外壁が既に無く、その他の外壁や柱も撤去している状況です。
遂にもうまもなく平屋建になります。気になるのはこの仮設屋根を貫いている残されたデッキの柱とデッキの一部。仮設設備撤去の際に一緒に解体するのでしょうか。
三ノ宮駅のホームから眺めると、より解体現場を近くで観察する事ができます。既に完全にホームから駅前のビルがよく見える程、視界が開けました。
つまりは反対から眺めると、駅前広場越しにホームや電車が見える事を意味しています。これは新鮮な光景ですね。
神戸阪急や三宮ビルツインがよく見えます。この開放感はこれから何年間続くでしょうか。新駅ビルの基礎や地下階工事は長丁場になる筈ですので向こう4-5年はこのスッキリした状態が継続するかもしれません(駅ビル建設着手を延期して暫定商業施設等を建てなければの話ですが)。
見えているの3階のスラブと柱の一部です。2-3階の解体が進行している様子が分かります。
存在する設計案では新駅ビルの中にポートライナーの駅設備を拡張し、8両化に対応する予定になっています。コロナ禍による影響で空港利用者、大学通学者、島内事業所への通勤者が減り、ポートライナーの混雑も緩和されており、8両化議論も立ち消えています。駅ビルの設計にはこの点も再考が必要です。
神戸阪急ビル東館の完成が刻々と近づいており、そのランドマーク性の高さに驚きと喜びを感じていますが、こうなるとJR駅ビルはもっと存在感の大きな建物になる事が期待できます。駅ビルのツインタワーを早期に望める状況になって欲しいと切に願うばかりです。ひとまず解体が終わる&都市計画決定される来春までに完成予想パースと概要の発表をお願いします。
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確か、ポートライナーを8両化する際に延伸するのはホームの東側だったはずです。
どちらにせよ、もともとあった過走余裕部を切っている状況なので何らかの形で新駅ビル内に拡張して戻すとは思いますが、JRが嫌がりそうですね。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013681980.shtml