いよいよ来月からビル本体の建設に位置付けられる工程に移行する予定のJR三ノ宮駅ビル。着々とその準備工事が進行してきました。
中央幹線の東行車線を大幅に削減し、工事用のヤードに組み込んでおり、また駅ビル建設の完了後にはこのままこの道路は歩道空間と歩行者デッキに転換される予定です。
仮囲い内側から神戸阪急を眺めるという珍しい光景が広がっています。
仮設の東西動線がヤード内に確保された為、動線内では左右の双方を仮囲いやゲートに挟まれている状況です。このヤードはメインで建築資材置場として使用されるのでしょうか。
ガリバートンネルは未だに健在です。頭を仮囲いに挟まれてしまってはいますが。
気になるのは今後の駅ビル建設と駅前広場の整備工程です。神戸三宮阪急ビルは、敷地を東西半分に割って、駅利用者の動線を工程に合わせて切り替えながら、既存ビルの解体と新築ビルの建設を進めました。また駅前広場の整備は駅ビル建設が完了してから開始しました。
ミント神戸前で行われた掘削とその中に構築された謎の直方体の正体は未だ判明せず。これで完成しているのか、これから更に進化するのか。吸排気設備でしょうか。
またこれまで存在していた「あれ」が忽然と消えてしまいました。
「あれ」とはこの黒い直方体です。真ん中に丸い穴も開けられています。鉄筋コンクリートで造られていたようですが、地下で進められている何らかの工事に使用される構造体をここで作っていたのでしょうか。そして完成し、コンクリートも乾燥したので運び去った。しっかり塗装までされているので、恒久的に使用されるものなのかと思います。
噂ではありますが、実はこの新駅ビルは高さ180mの構想もあったようです。景観規制による高さ制限がどこまで影響したのか。景観アドバイザー専門部会でこの駅ビルについてどうような議論が行われたのか。神戸市には神戸三宮阪急ビルの時と同様にきちんと議事録を公開して欲しいと思います。
初投入されたクローラークレーンは姿を消しました。来週から残る既存ビルの一部解体や掘削等の工事も始まるのでしょうか。これまでの準備工事で地下の解体がどこまで進んでいるのか次第で4月からの工事内容が固まってくるでしょう。
JR三ノ宮駅ビル新築他工事 来週以降からのビル本体建設工事開始に向けて準備完了?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク