JR三ノ宮駅改修構想

具体的なプランはなし? -JR西日本新社長のコメント-

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JR西日本の佐々木社長が5月1日付で会長に就任、後任として真鍋副社長が社長に昇格し、就任会見と中期経営計画を今年度内に策定する方針を示しました。

同社が取り組んだ最大のプロジェクトである大阪駅のリニューアルについては「関西の活性化をもたらした」と評価したそうです。確かに新JR駅ビルが起爆剤となって大阪市内の百貨店戦争を誘引し、その影響は神戸や京都にまで及びました。そうした意味でも関西の商業地図を大きく塗り替えるきっかけを生み出した同プロジェクトは意義ある物と捉えられるべきなのは確かです。

京都、大阪と関西主要都市の中心駅ビルの改装が行われ、次に期待が高まる三ノ宮駅。昨年の段階で、年度末までには具体的な構想を示す方向という報道がありました。恐らく当ブログをご覧になられている皆さんも大きな期待を寄せていたのではないかと思いますが、残念ながら年度末までに構想がまとまることはなかったようです。

そして新社長の就任会見ではJR三ノ宮駅について「具体的なプランはない」と述べるに留まったそうです。

前社長はルクアの二号店にとの意欲も示したようですが、現況の経済情勢からしばらくは据え置きということなのでしょうか。三宮の難しい所は大阪との距離です。新快速を利用すればものの20分という近さです。その点、京都は大阪と適度な距離を保っているので、独自の商圏を発展させ易い環境にあります。

阪急百貨店は京都、神戸は撤退して梅田本店に資本と資源の集中を選択しました。

様々な要因や環境の変化が多々あるとは思いますが、やはり民間企業に投資の二の足を踏ませてしまうのは、神戸は市場として難しいという印象を持たせてしまっている事が大きいと思います。単に進出を懇願するのではなく、産官学が連携し、独自路線の更なる強化に努め、民間企業の投資先として魅力的に映る市場にどんな工夫が必要なのかを議論するべきではないでしょうか。

阪神三宮駅の改造には国や自治体から補助金を交付しています。こうした優遇制度の活用も視野に入れると共に、市が三宮駅周辺を含めた都心エリアを特定都市再生緊急整備地域に指定して貰えるよう国に働き掛けるべきです。規模にもよりますが、駅ビル改良が与える地元経済へのインパクトについては大阪駅を初め、多くの政令市の事例がすでに証明しています。知恵を絞り、何としても早期実現が叶うよう環境を整えて、JR西側に決断を促す事が必須です。



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POSTED COMMENT

  1. うべっち より:

    三ノ宮駅、残念でしたね。具体的な計画は無いというからには、新社長には三ノ宮駅舎建て替えの意思が無いんでしょうね。政令指定都市の玄関口で神戸だけどんどん取り残されていきますね。
    セブン&アイ・ホールディングスのように、ダイエーがローソンと共に成長していたら…..たられば、はだめですよね。
    神戸市も、駅前のダイエー、東急イン、サンパル、区役所、図書館などを、もう一度再開発するくらいの覚悟がないと三ノ宮駅周辺は変わらない気がします。しかし、今のところ、ウオータフロントの整備がメインですね。計画されているウオーターフロントのライトアップがどんなものか楽しみではありますが。

  2. 翔@KOBE より:

    残念です。僕としてはすごいデカイ駅になってほしいとかはありませんが、もうちょっと駅として充実してもいいなとは思います。
    ファッションにしても、サブカルチャー、食べ物等にしてももっと駅で楽しめたらいいなと思います。
    でも神戸はなんだかんだそれらが駅ビル以外で程よく揃っちゃってるんですよね。だからルクアみたいな駅ビルを急遽つくるべきかというと悩むところなのかもしれません。
    ただ女の子の方は知りませんが、僕の回りの友達は買い物や遊びは三宮で完結することが多いし、わざわざ梅田まで行く必要性って意外となかったりもします。だから開発できたら、より神戸に留させることもできると思います。まぁ、なにより神戸生まれとしてやっぱ開発はしてほしいですが。頑張って社員になって進めてみたいです(笑)

  3. JB より:

    三ノ宮駅改修構想には以前より期待していたので少し残念な話でした。

    ただ、三ノ宮駅の具体的なプランを出すのはなかなか難しいと思います。
    阪神間は新快速で20分の近距離ですので、新たな三ノ宮駅が完成し、それによって巨額の費用と投じた大阪駅に
    悪影響が出るのはJRとしては絶対に避けたいはずです。
    個人的には京都駅や大阪駅のようなバカでかい建物ではなく、デザインやディテールにこだわり神戸色を前面に押し出した駅、
    または他の駅にない特色を持った駅を構築してほしいところです。

  4. ぽん太 より:

    悲しいお知らせって感じですね。
    神戸はお洒落でスイーツが有名で海も山もあり、街としては魅力あると思います。なので駅周辺も大阪や京都とは違う形(神戸の良さを活かす)で開発すればいいと思うのですが。。。神戸の人は買い物は神戸で済ますと言う人が多いです。加古川や姫路からも来ます。その辺を考えて真剣に検討して欲しいものです。

  5. 淀屋 より:

    神戸市の財政と意欲のなさが最大原因で、JR西としても現状の敷地では大規模改装はできないし、阪急も投資をしない。
    まず、地下鉄と阪急の乗入を図り、阪急の線路をJRが購入することが前提では。しかし、これは神戸市の反対で進まないので無理。
    東京ではどんどん乗り入れが進んでいるのに。
    距離の問題は梅田とミナミより遠く問題はない。
    梅田はビルインと地下、ミナミは路面店と個性的なエリアの集積と棲み分けされている。更に梅田は総合ファッション、ミナミはカジュアルファッション、神戸はエレガンスファッションと棲み分けれるので問題はない。
    三エリアとも超広域集客エリアとなれば、理想である。
    課題は神戸で、神戸がどこまで超広域から集客できるかである。その点ではさらに大規模商業施設が必要である。神戸市は再度阪急と地下鉄の乗入を検討すべきである。

  6. しん@こべるん より:

    うべっちさん

    全くプランがないのかどうかは現段階では測りかねます。検討をしているが、まだ最終的に経営陣が納得するプランが練り込まれていないということなのかもしれません。やらないと否定しているわけではないので、中途半端な施設を造るよりも、環境や状況がベストな状態で進めて欲しいと思います。いずれは必要となるわけですから。

    駅前東地区も再々開発はぜひとも手掛けて欲しいですね。それこそ一体化で大規模プロジェクトが可能になります。

    翔@KOBEさん

    私も平日は大阪に通勤しているせいか週末まで大阪に行こうという気にはなりません。むしろ神戸でまったりとします。ただ神戸の今後の商圏拡大には目玉施設があるにこしたことはありません。駅ビル開発が駅集辺開発の起爆剤になり得る大きな可能性を秘めているので、ここは中途半端な施設への改造に留まるのは勿体無いと思います。翔さんは将来はデベロッパーでの活躍を希望されているのですか?

    JBさん

    大阪との距離。そこが難しい所です。ルクアにしてしまうと大阪と商圏が被る訳ですし、神戸進出をするならば神戸以西における商圏の拡大が必達ですが、三宮はこれまた現在、JR西が建設している姫路にも挟まれている状態です。「デザインやディテールにこだわり神戸色を前面に押し出した駅、 または他の駅にない特色を持った駅」は私も大賛成ですが、三宮復権のきっかけは今や駅改造にしか望みがないので、やはり周辺開発を促すような改良をしっかりとやって貰いたいと思います。

    ぽん太さん

    神戸マルイが開業した際、岡山や徳島方面からも集客していたという実績もあります。姫路には新しいJR駅ビルが建設されていますが、大阪で知名度を高めているルクアが三宮に進出すれば、こうした広域に渡る商圏拡大は必須なのではないかと思われます。この辺りに勝機を見出して欲しいですね。

    淀屋さん

    市が阪急の乗り入れを拒むのは分からない話ではないです。新神戸方面への本数が減る、三宮での乗り換え客が減り、拠点性が下がるというのが市の唱える主な理由ですが、私は乗り入れによってむしろ山手線沿線が大阪の通勤圏として人口増に繋がればそのメリットの方が大きいと思っています。またこうした増加人口が休日には神戸の中心部で過ごす事にもなります。

    しかし表立って市が乗り入れを迎え入れようとしないのはJRに対する配慮もあるのかと思います。市営地下鉄から大阪方面に向かう人間は短時間で大阪に行けるJRへ乗り換えます。これが阪急乗り入れとなると、JRの減収となります。三宮の発展性を考えた場合、阪急と取るかJRを取るかの二択となると、やはり資本力で勝るJRに軍配が上がるでしょう。

    JRは新駅ビルにルクアを考えています。しかし新快で20分の距離にルクアがすでにあり、またJRは姫路でも駅ビル開発を進めています。大阪のルクアの成功はカジュアルファッションに絞った点です。神戸でエレガンス系としてのファッションビルに走って果たして同様の成功を収めることができるのか。こうなると梅田との距離、姫路-梅田の板挟みの状況はルクアという選択肢が動かない限り大きな問題です。大阪も棲み分けができている事は決してなく、梅田への集中で心斎橋を初めミナミの地盤沈下は激しいです。大丸梅田の成功もカジュアルファッション導入によって購買層を下げた事が要因です。難波の高島屋が改装効果が期待ほど上がらなく限定されてしまっています。梅田と天王寺に挟まれたミナミは必死にあがいている状態です。

    複数の拠点を分散的に開発できるのはJRのメリットですが、資本の分配の仕方によって地域活力に差が出てしまうことが問題なのです。

    現在の雁字搦めで動けない状況はどうにかして欲しいものですね。

  7. 淀屋 より:

    JRが三宮改装をパスするのは今のオーパやホテルの三宮ターミナルビルの営業をストップしてやるので長期間大幅減収を懸念していると想定しています。伊勢丹の不振が影響しているでしょう。
    それが地下鉄阪急の乗入があれば山側から大規模改装し、線路の上も建物を建て、そちらで営業してから、海側のターミナルビルは閉鎖できるのです。減収は防げます。すべて完成すれば大幅増収も期待できます。そうしないとメリットはないですよ。相当先の話となりますが。
    乗入の神戸市の反対は負担額が1000億かかるためで、財政負担の問題です。東京都は同じ時期に国が計画した東急と地下鉄の渋谷駅での乗入は負担しています。財政の差です。我々西神線沿線の住民は乗入希望し陳情していますが、神戸市は動きません。
    さて、キタとミナミですが、大阪は絶対一極集中しませんよ。心斎橋にH&Mが超大型の三店目を出すし、南海が更に継続して難波駅周辺を大型再開発していますし、パルコが道頓堀に、又心斎橋には外資系の西日本の基幹店の出店が相次いでいます。詳しくはミナミ経済新聞を見てください。何しろ地上を歩ける街であり、エリアが広く、一日歩いても退屈しないし、国内外の観光客が圧倒的に多いのです。心斎橋の人混みは半端ではありません。そしてアメ村や堀江、南船場、オタロードのように自然発生の大商業エリアができるのもミナミです、人工的な商業施設中心のキタとは全く違います。何が違うかといえば、店がすぐなくなり変わり、変化が激しいのです。だからミナミは百貨店の街ではなく、専門店それも路面店が中心の街です。なんせ心斎橋に大丸が新館を作り、ユニクロ世界基幹店やH&M他の有力店が出店するまではアメ村がミナミの中心で、心斎橋は通り道といわれたくらいのエリアです。私は神戸市西区在住ですが、息子は神戸の大学にもかかわらず、ミナミに買い物に行っています。なんせメンズに関しては神戸と比べ店数も多く。面白いと言っています。一時的に栄枯衰勢はあってもミナミはミナミ、なんといっても巨大商業エリアです、梅田と絶対並立します。
    さて神戸ですが、都心やターミナル立地の専門店ビルは立地に合わせてコンセプトを作るので、ルクアはどこに出てもカジュアルということは決まっていませんよ。ルクアの成功は梅田近郊の若い女性にターゲットを絞り込んだのが要因です。神戸に出店すればまた違う形になりますよ。そうしないと単純に乗降客数の差が店舗売り上げの差となります。そんな単純なことで商売はしませんよ。
    神戸のセンター街や居留地の店舗構成とアメ村や心斎橋とは完全に違います。一番店の大丸しかり結構年齢層はヤングでも高めで価格も高めなのです。神戸らしさとは何かといえばエレガンスです。かつての神戸の小売店の代表ベニヤとセリザワしかり、今の神戸の代表的ファッションメーカー ワールド・ジャバしかり、ルシュルブルーしかり、居留地の近代ビルにふさわしいファッションです。もちろん流行で、カジュアルとエレガンスの比重が違いますが、一貫して追求されている神戸の生活文化なのです。そこにあこがれて他都市から買い物に来るのです。仮にルクアが出店するとしても三宮店としてのターゲットを設定するので、梅田との生活文化の違いで同じコンセプトにならないですよ。あまり悲観しないで神戸は神戸として神戸らしくしていけば梅田とも棲み分け可能でやっていけますよ。
    その基準は何かといえば外資系の有力ブランド、ルイビトン等の路面店が20店以上集中出店としている都市というのが一つの基準です。
    そうでないと郊外や競合都市と棲み分けできません。姫路や小倉が良い例です。完全に都心は沈没して競合都市や郊外の大型SCが主体となっています。

  8. enzeru001 より:

    お久しぶりです。
    事情により4月から大好きな神戸を離れて東京で生活しております。このGWでこちらに帰ってきて、海と山が同時に見られるこの景色を見てホッと一安心しています。

    阪急が撤退したハーバーランドも次々と活性化策が出てきて、リニューアルオープンが楽しみです。新しくなったハーバーランドは阪神間に登場している大型商業施設などを凌いで広範囲から集客できるような施設になって欲しいと切に願っています。

    今回のJR社長の発言、少々気になりますね。阪神三宮駅リニューアル・旭通再開発を火付け役に阪急・JRにもリニューアル計画が波及してほしいと思いましたが、残念です。まだ具体的な案がまとまっていないだけで、現在検討を重ねているということだと私は勝手に解釈しています。
    昨年、所用で北九州に出向きましたが、小倉駅の方が三ノ宮駅より遥かに立派で近代的な駅ビルでした。(人の多さや駅前の賑やかさは圧倒的に三宮に軍配が上がりますが。)もちろん駅ビルが立派だからどうしたと言えばそれまでですが、150万もの人口を擁する政令指定都市でJRの駅ビルがこれだけみすぼらしいのは神戸市くらいではないでしょうか?私にとっては三ノ宮駅ビルのショボさは残念を通り越して恥ずかしいくらいです。神戸市やJRはどこまで認識しているのかいつも疑問に思います。

    JR駅ビルに限らずセンター・さんプラザも老朽化が目立ちますし、阪急の駅舎にいたっては仮設のまま17年も経過しています。東側に目を移すと、サンパル地区ももはや「再開発」とは言い難い状況ですし、神姫BTなども含めて駅南側の再開発は早期に計画・着手してほしいと思います。

    阪急駅ビルの建て替え条件となっている地下鉄の乗り入れ構想は案が出てきてから15年近く経ちますが、一向に話し合いが進まないことには正直もどかしさを感じますね。
    東京では私鉄と地下鉄・JRと地下鉄の乗り入れが当たり前である一方、関西では地下鉄と私鉄の乗り入れが殆ど無く関西に戻ってくると私鉄・地下鉄の連携の悪さを実感します。この構想に関しては、三宮の拠点性低下・新神戸谷上の利便性低下・巨額の工費を理由に神戸市は話し合いのテーブルにつきませんが、デメリットとメリットを秤に掛ければ明らかに乗り入れを開始する方が良いに決まっています。しんさんがおっしゃるようにJRへの配慮も垣間見えます。大阪梅田への集中投資が進む中、神戸サイドとしても新しいアクションが必要だとつくづく実感します。

    また先月、特区の要望に神戸空港の運用規制案が盛り込まれないことになりましたが、これについても神戸市・兵庫県の対応には非常に考えさせられます。

    思い起こせば3年前の市長選では現職と改革派の一騎打ちとなりましたが、改革派のマニフェストにはガッカリさせられました。理由のひとつとして、改革派は世論を汲んだと思っているのか、神戸空港などの公共事業にはあまり力を入れないと話していたからです。何でもかんでも公共事業をやめてソフト面(もちろん最重要なことですが)に特化すればいい、というような完全守りの姿勢には私は評価できません。神戸空港に関しては実際に全国有数の利用があるわけですし、医療産業都市の牽引役でもあるわけです。ですからもちろん、首長は運用規制の緩和を求めて国に噛み付くべきですし、パンク気味かつ新幹線と連絡されていない空港鉄道アクセスの改善(地下鉄山手線の三宮-新神戸は切り離して神戸空港まで延伸、三宮では阪急との乗り入れを開始するといった選択も十分考えられます。)も検討していくべきです、というか当たり前です。特に助役出身ではない柵の無い新人ともなれば尚更です。にもかかわらずこのような大きなマニフェストを立てられないというのは残念でありますし、世間の景気低迷・歳出削減ムードを実感してしまう悲しい一瞬でもあります。

    最後に、大阪では橋下市長が勢いづいていますが、神戸市にもあれくらい発信力のある首長がほしいと思う反面、橋下市長のように過激な改革は私は神戸には必要ないとも思います。喧嘩しろとは言いませんが、例えば前例のように大阪側の圧力で神戸空港規制緩和案が取り下げられた特区協議会の場で、ガツンと一声上げられるような大阪側に屈しない強く、かつ神戸の未来像を真剣に描いた情熱的な首長が現れることを心待ちにしています。


    しばらくコメントしていませんでしたのでかなりの長文になり、申し訳ありません。
    あと、いつかお会いして しんさん と神戸の将来像についてゆっくり語り合いたいです。というか、私には神戸について語り合えるほどの知識はありませんので、是非とも話をお伺いしたいです(>ω<)

    P.S. 東京では神戸の情報を手に入れにくいため、毎回の更新を大変楽しみにしています。

  9. しん@こべるん より:

    淀屋さん

    ターミナルビルの閉鎖によるJRの減収はそれ程大きいとは思えません。190室程度のビジネスホテルと売場面積3000㎡強のOPAのテナント料のみではそんな大きな収益は上がっていないでしょう。

    神戸エレガンスと言いますが、神戸が誇るワールドやジャバ等が抱えるどのブランドもすでにどの百貨店にもファッションビルにも出店し、路面店も出ていてすでに飽和状態です。敢えて関西初進出を豊富に揃えたルクアはまた別物ですし、カジュアルファッションに振ったからこそ、他施設との競合をぬって成功を収めたのです。そしてその商圏は梅田近郊には留まっていません。ファッションで強いはずだった伊勢丹が失敗しているのは反面教師です。

    神戸が梅田の影響を受けないのは良いことですが、ルクアの成功モデルは通用しないという印象を与えてしまうのはむしろマイナスで、JRに二の足を踏ませてしまうことになり得ます。駅ビルを作っても百貨店は誘致が難しく、ルクアも難しいとなれば大型開発はできません。JRとしても中途半端な規模の開発では資金の回収はできても大幅な増収はできないので、手が出ないのです。しかし神戸にも若年層は多く存在しますし、決してエレガンスだけの街ではありません。神戸はエレガンスという偶像を固定化させてきたという面はあります。それが神戸のブランドイメージ戦略だからです。しかし神戸の神通力が通用しなくなり始めているからこそ皆、危機感を持ち始めているのです。悲観するべきではありませんが、現実は直視しなければなりません。そうした意味でもルクアは梅田路線を取り、遠くは岡山に至る神戸以西の商圏を手中に収める方向で検討されるべきです。エレガンスは大丸に任せておけば良いでしょう。

    駅ビルに関してはもちろん今の面積に駅前広場を足しても大きな開発をすることはできず、阪急問題を解決して一挙に再開発をすることが理想です。それは私も昔から述べているかと思います。ただ理想と現実の折衷案で物事は考えなくてはなりません。

    ミナミは確かにパルコ跡、H&M、ユニクロ等、カジュアルファッションの集積が進んでいますし(これらの投資規模は梅田や天王寺の規模に比較すると微々たるものです)、大丸がそごう本店を取得したのも心斎橋の地位低下を恐れての事です。しかし梅田や天王寺の勢いはありません。南海が本社ビルの再開発やパークス以南の開発を急ぐのも両極に挟まれて地盤沈下に危機感を募らせているからこそです(私のオフィスは難波なので大阪の状況はよく理解しています)。もちろん楽しい街はどちらかと言えばまだ断然ミナミです。しかし梅田も茶屋町をはじめとして街歩きが楽しい街へ変貌をとげつつあります。そしてこれから阪急の増床が控え、梅北の商業施設もオープンします。まだまだ他地域にとっては余談を許さない状況が続いているのです。

    居留地の路面店は大丸の存在が大きいです。大丸が居留地をブランド化した事で大丸誘致店及び自発的に進出するブランドも増えたのです。姫路と小倉を神戸と同列に語るのは無理があります。

    何はともあれ次のJR西が次の開発は天王寺や京橋、広島でなく三ノ宮と言及してくれたのですから、なんとしても前進させて欲しいという想いは淀屋さんも私も一緒だと思います。

  10. しん@こべるん より:

    enzeru001さん

    お久しぶりです。お元気で何よりです。東京にお住まいなのですね。

    小倉は90年代にモノレールの小倉乗り入れ開業に合わせて巨大駅ビルを整備しましたね。小倉そごうも駅前に開業し、駅の反対側にはリーガロイヤルも出来てまさに駅前再開発が連鎖的に起きていた時期だったと記憶しています。私が小倉を初めて訪れたのもその時期でした。しかし小倉も大きな箱は出来ても難しい状況が続いているようですね。

    私も今回のJR新社長のコメントは現時点では具体的なプランはないけれども三ノ宮駅の改良をやるという方針に変更はないと捉えています。
    enzeruさんのご指摘された三宮駅前地区の再開発を完了させると神戸は見違えるように変わります。今の神戸はモデルのような体型を持ったブサイクな人のような気がしてなりません。

    阪急の地下鉄乗り入れは王子公園から新神戸を挟んで三宮という形であれば本数は稼げますし、拠点性低下も私は心配する程ではないと思っています。問題は財政ですが、三宮駅前の大開発が進むのであればこれは何としても進めるべき案件です。後はJRへの対応をどうするのかでしょうか。

    神戸空港の運用形態改善は市も一定の請願は国交省にしているようですが、まだまだ足りないですね。市と連携するはずの兵庫県が表立って伊丹廃港に声を上げられないのも、もどかしい限りです。選挙では票集めのために対抗者は現職の批判のみに徹し、バラマキと行われている政策の反対をマニフェストにするだけで、結局は無為無策である場合がほとんどですね。民主が良い例です。現職はもうすでに3期勤めていて、御年も72ですから、来期再選に意欲を示すのかどうか。とにかく次の4年は神戸にとっても重要な時期になるはずなので、目的意識をはっきりと持ち、行動力のある首長が望ましいですね。

    そうですね。いつか皆さんとお会いして神戸について語り合うのも楽しいかもしれません。神戸維新塾なんて言ってみたりして・・・。

  11. 淀屋 より:

    再反論で済みませんがミナミのカジュアルの聖地はアメ村ですよ、その客層はメンズが主で女性客層を狙う店も出店していましたが、大丸のうふふがーるずがヤングの女性をターゲットに出店して、心斎橋にヤングのカジュアル店が進出したのでアメ村はかなり厳しいですが、やはり中心はアメ村でまだまだ聖地です。だからミナミはカジュアルです。もちろん御堂筋沿いに外資系が進出しており、堀江もエレガンスが主体となっていますが。
    神戸の全国展開の有力カジュアルファッション小売店も製品企画はミナミでしています。
    ミナミは危機感があるからということですが、危機感があっても採算がとれるから南海が大規模再開発や外資系やパルコの新規出店があるのであって、そういう見通しがなければ出店も再開発もありません。梅田も阪急があれほどの大規模改装をしているのは伊勢丹三越の進出に危機感を感じたからです。近鉄の阿倍野ハルカスも同様です。どこも社運を懸けて危機感を持って再開発をしています。そうした危機感があるからこそ11月オープンの阪急百貨店は劇場型百貨店という新業態を生み出すのです。梅田負け組の大丸が大幅人員削減のローコストで大規模テナント誘致の新百貨店を作ったのも同様の危機感からです。
    実質本社東京の高島屋大阪店の単に売場を拡大しただけの改装とは大違いです。
    ミナミは区全体として神戸中央区の約倍近い1兆円を超える小売売上の地区です、全国でもトップクラスの売上です。もちろん北区も1兆円を超えて大阪一です。
    同じ時期の大阪駅と博多駅の大規模商業施設の出店に対しての同一市内の競合百貨店売上を比較すると大阪に比べて福岡天神の三百貨店はは大幅減で、大阪の商圏の大きさがよくわかります。
    勢いは梅田と天王寺ですが、来年はパルコ二店の出店や大丸の改装他でミナミも再ブレークしますよ。絶対ミナミはミナミです。大阪は商圏が大きいです。
    さて神戸ですが、何年か前の姫路商工会議所の調査で20代、30代前半の若い女性は他都市なら100人中50人が神戸に、50人が大阪へ買い物に行くという状況で、すでに大阪へ大きく流れています。これは大阪駅改装前です。神戸は居留地や大丸が圧倒的です。
    岡山ではヤングは車で神戸舞子や三田のアウトレットに来ますが、電車なら大阪直行です。岡山は広島と違い大阪や神戸に買い物に来る比重が高いですが。
    神戸市中央区の売上は北区の半分です、総花では競争できない売り上げになっているのです。昭和50年代後半では神戸中央区が大阪北区と同じでしたが、大丸梅田店の出店以降北区に専門店ビルや地下街の出店が相次ぎ、大きく差ができたのです。
    ※これでも駅の乗降客数1/4や市の人口規模からいえば神戸は健闘しているといえます。
    もはや神戸は特化型でないと対抗できませんし、センター街特に二丁目は女性のエレガンスや下着関係の店はすぐ埋まります。大丸だけでなく、全体的にエレガンスが主体なのです。
    ルクアは何回も書きますが、チェーン店ではなく、一店一店コンセプトを作ってテナント誘致する業態です、それがカジュアルの専門店ビルになるかもしれませんが、それでは神戸の商圏拡大には貢献しないでしょう。ハーバーのイオンモールや郊外との競争に勝つだけですよ。
    神戸は神戸の特徴を生かし、とんがった街になっていきますよ。
    今回の大丸食品売り場の改装成功も一つのヒントです。

  12. しん@こべるん より:

    淀屋さん

    ミナミはもちろん元のパイが大きいですからそう簡単に落ちるような競争力ではありませんが、沈下は紛れもない事実です。そして今のままでは梅田や天王寺に押されているからこそ危機感を持って南海も更なる再開発を行うのであって、採算が取れる云々のみではなく、地域間での生き残りを掛けた開発を梅田に引き込まれて行なっているのは私が今まで各記事で何度も述べてきたことです。難波高島屋の投資額は340億です。その手法が失敗だったかどうか別として単なる拡大改装で留まる投資額ではありません。まあとりあえずミナミはこの辺で置いておきましょう。

    ルクアのテナント構成をきちんとご覧になったことがありますか?カジュアルであってもトップショップ等の一部を除いてファストファッションではありませんよ?混同していませんか?神戸はジャバのVEGAがユニクロになってしまい、クレフィも空きテナントが出始め、エレガンスとは言い難いマルイやOPAは好調という現実があります。神戸系エレガンス一本でニッチに行ければそれにこしたことはありませんが、その特化は大丸を中心としたエリアに任せるべきで、淀屋さん自身がおっしゃっているように大阪直行の客層を神戸へ振り向かせるには、今の路線のみに拘るのではなく多様化が必要なのです。神戸がそれに対応できる柔軟な市場と見なされなければJRは大型投資してくれません(勿論、完全に梅田のコピーというのではなく、神戸らしさというテイスト付は必要だとは思います)。

    大丸の食品売場の改装は良い流れだとは思いますが、まだ開業祝儀期間で成功かどうかを判断するには時期尚早です。勿論、梅田の大丸のような店づくりを神戸大丸がするべきだとは思いません。ただ同様路線でJRが巨大店をやれば大丸のパイを奪うか、大丸に叶わずに伊勢丹のようになってしまうかのどちらかです。どちらにせよ新たな顧客開拓には繋がりません。

    尖らせる所はより尖らせつつも二極化にも対応できなければ地盤沈下は免れるのは困難です。ルクアというブランドが確立されたのであればそれは梅田のルクアを意味しているのであって、そのルクアを大阪まで行かずとも三ノ宮で楽しめるということにストップザ梅田の意義が見出せるはずで、歯止めを掛ける駅ビル+今までの神戸の良さが更に洗練されることで更に神戸の魅力が高まります。

    ちょっと話の流れがズレてきてしまっていますが、とにかく神戸の商圏拡大にはJRの駅ビル開発は必須であり、神戸はその投資の価値に値する市場であることを理解して貰うしかありません。その出店形態は実際に建替えが実現した際に自ずと回答が出るでしょう。

    キリがありませんので、今回はこれでこの議論は終わりにしたいと思います。

  13. kingi より:

    これ、神戸新聞は数年前にも駅建て替えの同じような記事を掲載したんですよねえ。
    まさに再犯ですよ。
    本当にきちんとJR、市双方に取材したのか疑問が残ります。

  14. しん@こべるん より:

    Kingiさん

    神戸新聞の数年前の記事は駅建替ではなく、東口エリアの大幅改装についてだったはずです。ミントや阪神東口の開業を睨んだものですが、これはやや時期は遅れましたが現在、進行しています。

    市が請願して、JRとの協議を行い、それにJR側も応えて検討を行なってきたのは事実だと思います。現に日経でも神戸新聞の駅ビル建替の記事掲載とほぼ同時期に、前JR社長がルクア二号店を三宮にする意欲を示した記事がありました。

    ですが、その後に3・11、欧州危機等が起こり、経済情勢は一変してしまい、先行きが不透明になったことで、年度末までの短期間でその答えを出すことができなくなったのだと想像します。三ノ宮駅はその構造からも京都や大阪より遥かに大規模開発が難しい状況だと思いますので、色々な課題をクリアする必要性がある上、どの程度の投資をするべきかもJRにとっては慎重に考えざるを得ないのだ思われます。

    今回の新社長のコメントはあくまでまだプランは公的に発言するレベルに至っていないが、検討は続けているという認識が正しいのではないかと思います。日経の記事も「具体的なプランはない」と述べるに留まったと表現しているので、含みを持たせており、三ノ宮開発をする意欲はないという事では決してないでしょう。

  15. ジョージ より:

    大きなビル、要らないと思います。デパートのうようなショップ揃え、要らないと思います。駅はトランジットです。ショップや規模はほどほどに。それよりも洗練された建物かどうか、動線が良いか、ではいないでしょうか?内向的にならず、機能重視で外に開きましょう!

  16. 神戸を愛する一市民 より:

    以前から、不思議に思ってたことがありこのサイトに出逢いました

    有難うございます

    結論から言うなら、神戸はJRから嫌われてるなって感じがします

    JRの主要駅では、大阪、京都はターミナルビルとして君臨してますが、兵庫県の県庁所在地である神戸や三ノ宮は、地方都市の駅にも劣る佇まい

    東海道本線の最終駅、山陽本線の始発駅の佇まいはなく、ただの通過駅と課してます

    確かにJRの他の線への乗り換えはありませんが、姫路駅や加古川駅、尼崎駅よりみすぼらしいのも事実

    大都市の駅でも、観光地の駅ではありません

    また、JRの特急列車の始発駅(以前は一部なってましたが…)にもならないので、観光客は大阪止まりです

    神戸には、大阪にも京都にもない洗礼されたファッション都市神戸のイメージがまだまだ根付いてます

    関東や北海道の人たちには、大阪や京都にはないお洒落なイメージを持たれてます

    これを全面に押し出し、また来たい神戸にする為にもJRの駅の構築は、大胆にチャレンジしていただきたいですね

    阪急三宮の地下鉄化にするのであれば、それを有効活用してターミナル駅にすべきです

    神戸の未来を考えて。。



    神戸は、海も山もあり素晴らしい街です

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