閉館した三宮ターミナルビルの解体工事に伴い、いよいよ3月18日(月)からの開始が確定したJR三ノ宮駅前広場の動線切り替えプロジェクト。約2週間後の完成とあって、ほぼ最終形が見えてきました。
まず最も工事の進んでいる旧噴水広場跡です。
エレベーター塔がほぼ完成。
また新設された階段も手摺が付き、既存デッキとの接続も終わっています。
中央幹線側の仮囲いも撤去されて階段の柱の鉄骨が現れました。
ポートライナー三宮駅改札前の階段もデッキとの接続、手摺の取り付けも終わっています。
後は地上部周りの歩道と階段の接続が終わればこちらも完成します。
最も工事着手が遅かったターミナルビル北側の駅構内にて進められている階段新設工事についてもすでに立派な階段が現れました。
想像以上に幅員のある階段です。JR西口・阪急方面へのアクセスはこの階段によって今まで以上に便利かもしれません。
気になっていた既存通路の確保は、一旦、ボディショップやコンビニ側に迂回。
その後に階段の下を通るという形で解決されました。
駅前周辺では動線切り替えとターミナルビル周りの既存デッキ閉鎖についての案内が複数箇所に掲示されています。
閉鎖エリアと新動線の案内図です。ロータリー東側の歩道は思ったより幅員が狭そうです。
一般車両の乗降場所と中央改札-そごう間の動線が重複しているので、今後はかなりの混雑が予想されます。神戸阪急ビルでも既存ビルの通路が閉鎖となった際、バス停と横断歩道が重なった事で歩道から人が溢れた事からバス停の位置を南側に移転させました。こちらでも何らかの対策は必要になってくるのではないかと思われます。
今後は中央通路も通行量が増加するでしょう。今秋にそごう神戸店が神戸阪急に切り替わりますが、これに合わせて改装が行われる事も予想されます。神戸阪急の集客力が高まれば、更に混雑に拍車が掛かります。
駅前広場の東角で不思議な機械で何やら作業が行われていました。大量の水がホースで汲み上げられてコンテナへと排水されていました。この場所では2015年に温泉掘削工事が実施されています。新しいターミナルビルの高層階にはホテルグランヴィアの出店が構想されていますが、温泉を提供する温浴施設の整備が予想されます。この水は地下から汲み上げられた温泉なのではないかと思われます。
三宮ターミナルビルの姿も見納めです。本格解体は建物内部となる中央通路の供用を継続しながら行いますので、慎重な作業が必要です。地上躯体の解体は恐らく数ヶ月もあれば完了するのではないかと思いますので、夏までにはJR駅のホームが丸見えの状態になる事でしょう。
JR三ノ宮駅ターミナルビル解体撤去準備工事 エレベーター・階段新設工事
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かなりの難工事ですね。安全に留意して、解体技術の蓄積に努めてほしいです。
駅舎の本格的解体工事に伴う利用者通路の切り替えを目前に控え、準備工事も着々と進み案内板も大々的に掲示されている中で、今に至っても新駅の完成予想図が何処にも掲示されていません。
神戸市との最終調整に手間取った為だと想像しておりますが、それにしても神戸市はいまだにポートライナー輸送力増強の根本的方針さえ決定出来ていません。
数年間同じ問題をぐずぐず検討する決めきれない体質で民間の足を引っ張っていなければいいですが。
神戸空港の東側駐車場にアスファルトが敷かれました。