ポートライナー「京コンピューター前駅」の駅前で建設の進められていた「KCMI神戸医療イノベーションセンター」が竣工しました。進出企業が増加し、賃貸ラボスペースの不足から新たな床が必要とされており、この建物が計画されました。当初はこのビルの建設と運用を民間企業に託す予定でしたが、残念ながら公募に名乗りを上げた企業はいませんでした。結果的に市の外郭団体であるOMこうべが受け皿となりました。
ビル敷地内に設置された「KCMI」の名称掲示板。KCMIはKobe Center for Medical Innovaitonの頭文字です。
安井建築設計が手掛けたが外観デザインはさすがといった感じです。様々な形状のパーツを巧みに組み込んで1つの建物を構成しています。
1階エントランス周りの様子です。
歩道と敷地の境界です。
駐車場と歩道の間に植栽が行われました。
ファサードの造形も非常に凝った造りになっています。
イノベーションと先進性を感じさせる2階のメインエントランス。京コンピュータ前駅とデッキで接続しています。
建物内には次期スーパーコンピューターの開発を行う研究スペースも設けられています。
神戸医療産業都市を巡っては今週も世界初の快挙を成し遂げたニュースが報じられました。他人のiPS細胞で作られた網膜の移植手術に成功したそうです。こうした具体的な成果が次々と生まれる最先端医療都市としての神戸が認知されれば、日本のみならず世界中から医療関連産業の進出が期待できます。現在のポーアイ二期地区のみならず、再開発の進む三宮地区でも企業誘致に弾みがつき、先日のバスターミナルビル案のような大型再開発にも追い風が吹くでしょう。この新しいビルからもそうした研究成果とビジネスが生まれる事を願います。
KCMI神戸医療イノベーションセンターが竣工
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