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ポートアイランドII期エリアのほぼ南端地区で建設が進められてきた岩谷産業研修施設はまさに竣工目前の段階まで工事が進み、敷地外周を取り囲んでいた仮囲いも全て撤去が完了しました。
現在、外構や内装の仕上げ工事が進行しています。敷地には余裕のある設計となっており、建物の周囲にはオープンスペースが広く確保されています。
建物の東側に駐車場のエントランスが設けられました。
1階フロアの大半はパーキングに充られているようです。
北側にはメインエントランスへのアプローチスロープが設けられました。両サイドに植栽帯を設け、潤い豊かな空間整備が行われています。
水素の利活用を通じ脱炭素社会の実現に向けた発信拠点とするとともに、水素エネルギー事業の推進に資する多様な人材の育成を目指す施設である為、敷地内に水素の発生装置と思われる設備が備えられています。
建物には想定以上のガラスが外装に使用されている他、幾何学模様のアルミパネルを基壇部に採用し、少し野暮ったい形状の建物を上手く処理しています。
建物の西側に設けられたアプローチスロープ周りは芝生で覆われており、緑の豊かな外構が広がります。ガラス張りの内部は400名が入れる大会議室のホワイエかと思われます。
西側は散策路が設けられており、緑地とも接続しています。
エントランス周りには木材を多用している他、躯体にも大林組が開発した耐火木材「オメガウッド」を使用し、サステナビリティを強く意識した構造となっています。
北側の外構が最後に残されました。完成後には、神戸空港を駆使して、全国からこの施設での研修に訪れる人々が宿泊フロアから見渡せる神戸港の眺望に感嘆し、空いた時間に神戸観光を楽しむというような研修プランが組まれると良いですね。
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