こべるん ~変化していく神戸~
ポートアイランドII期

アシックスが本社新館を建設

asics01.jpg

ポートアイランドに本社を置くスポーツ用品大手のアシックスが2019年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債の発行を決議し、延べ300億円の資金を調達すると発表しました。

調達資金の活用内訳は以下の通りです。

①約半分の150億円は国内やグローバル直営店舗の拡大に向けた出店資金として活用。
②33億円を本社新館の土地購入と建設費用に充当。
③本社新館を含めた神戸本社を世界本社として機能を強化。この世界本社及びグローバル展開の基幹システム開発投資資金に40億円。
④世界本社機能における研究開発の強化を目的に西区のスポーツ工学研究所の増改築資金に17億円。
⑤米国ミシシッピ州の物流センターの拡大に20億円。
⑥有利子負債の返済資金に40億円。

asics02.jpg

ポートアイランドにあるアシックス本社屋です。世界に31社のグループを有し、連結売上高は2,601億円に上るグローバル企業です。神戸に本社を置く大企業の多くは東京にも本社を置き、二本社体制を構築していますが、アシックスはこの神戸の本社を世界本社として機能強化に乗り出し、更なる成長を遂げようとしています。

国内の拠点であるアシックスジャパンの本社は東京に置かれていますが、それは国内のグループ本社として東京に拠点を置くことはやはり不可欠なのでしょう。しかし売上の7割を世界で稼ぐ同社にとっては世界本社は東京である必要はないとの判断なのでしょう。国内である必要もありませんが、発症の地である神戸のグループ本社を世界本社へと機能強化することを決定した事は、神戸にとっても非常に喜ばしいことです。機能強化の一環として、デザイン担当部門の人員増強を図るという事ですので、世界の拠点からデザイナーが集結することも考えられ、外国人従業員が住みやすい環境が整っている神戸は世界本社としても打ってつけなのでしょう。ネスレやP&G等の外資系企業の日本本社が神戸に置かれているのも同様の理由です。

asics03.jpg

新館は現本社屋の隣接地ということで、候補地として唯一考えらえるのが、社屋の南側にある閉鎖されたビル跡地です。かつては多国籍料理店が複数入居した「CF JUNCTION」というグルメビルでした。

asics0.jpg

土地購入費と新館建設費の合計が33億円ですので、そこまで大規模な建物にはならないかと思いますが、恐らく5年前に増築された東館とデザインを統一したガラスに包まれた建物になるのではないかと予測します。

asics04.jpg

2009年に竣工した東館は1-2階がアシックスの企業ミュージアムになっています。

アシックス本社周辺はポートアイランドI期のファッションタウン地区として今でも複数の企業本社が集積しているエリアですが、II期地区のような勢いはありません。唯一、アシックスが東館の増築や新館の建設と新たな設備投資を図っています。新館は2016年春に完成とみています。



関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です