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街区内の建物の本格解体が進む雲井通5丁目再開発プロジェクト。駅前立地の敷地面積1.3ヘクタールを駆使して、バスターミナル、文化ホール、オフィス、ホテル、商業施設、図書館が集う官民連携の複合ビル開発が進みます。
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プロジェクト概要
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
事業名称 神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者 雲井通5丁目再開発株式会社
施行区域 兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部,346番,347番の一部,同五丁目301番, 302番,303番,317番,318番,319番,320番の一部
区域面積 約1.3ヘクタール
敷地面積 約8,230㎡
延床面積 約98,570㎡
建物構造 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造
階数/高さ 地下2階 地上32階 塔屋2階/約163m
主要用途 商業施設、バスターミナル施設、公益施設、業務施設、宿泊施設 公共施設
設計 大林組 三菱地所設計 坂茂建築設計 東畑建築事務所
施工 大林組
解体着手 2022年6月
完成予定 2027年頃
市道葺合南146号線を幅員18mに道路拡幅
バスターミナル
バーティカル・パッサージュ
三宮図書館
屋上庭園
EVOL HOTEL KOBE
屋外歩廊空間
現在の様子
最も解体工事が先行しているサンパルはとうとう基壇部の路面店舗部分も足場と防音パネルに覆われました。1年後にはあじさい通りから、中央幹線のラウンドワンが見えるようになる予定です。
仮囲いには開発されるビルの構成を解説するグラフィックが掲示されました。非常に多機能な複合ビルとして、多くの人々が集い、利用する施設となります。類似機能を有する施設としては商業施設、文化ホール、オフィスによって構成される神戸国際会館がありますが、これを遥かに上回る規模がこの雲井通5丁目の再開発ビルです。
「建築計画のお知らせ」ではなく、「景観影響建築行為に係る住民説明会のお知らせ」が掲示されました。真新しい情報は殆どありませんが、着工として位置づけられるタイミングは来年7月、完了は27年12月を予定しています。
大きなパースで見てみると、最上層部のホテル部分の様子がよく分かります。南東角の24-25階に渡った2層吹き抜け部分が恐らくレセプションロビーでしょう。26-27階には緑化された屋外テラス空間が設けられるようです。客室は28-30階の3フロア。ホテルの床面積は客室よりも共用施設部分の方が大きいと思われます。
旭通4丁目再開発では解決出来なかったこの蜘蛛の巣電線は、今回の再開発では地中化を必須として欲しいと思います。
街区を囲む仮囲いですが、遂に街区全体一周を達成しました!
8月末まで営業を続けていた東横INNもとうとう仮囲いの内部に収まりました。今後、他施設と同様に足場に覆われて解体が開始されます。
解体規模としては、神戸の都心部においても過去最大級の解体工事である事は間違いないかと思います。
まだ時期尚早かとは思いますが、この建物の施設名はどうなるのでしょうか。JR新駅ビルと双頭となる三宮のランドマークとなるので、これに相応しい名称が必要です。
横文字の名称に「神戸三宮」が付くというのはありきたりでしょうか。様々な交流が生まれる場所になるので、交流を表す「インターアクティブ(Interactive)」を使用した名称が良いのではないかと思いますが、ちょっと長いでしょうか。
この一帯が美しく開発されると、やはりあじさい通りやその北側の雑居ビル群との調和が課題にとなります。必然的に再開発の機運が生まれてくる事に期待したいと思います。恐らく街の在り方が変わると、変化の流れに抗う事は難しくなると思われます。この再開発はそれだけのインパクトを擁していると言えます。
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他の都市なら様々な理由で最高高さ制限があってもその制限いっぱいに建築許可されるのに、神戸だけは1mでも2mでも下げさせようとする。この異常な建物高さアレルギーは一体何なんでしょう?
以前にsirokumaさんが発言されたように容積率も緩和1200%で、この規模の都市再開発案件なら国交省には1600%でも認められるはず。
何度も言いますが景観条例には適用除外があるので、わたしにはこの些細な事ではあるでしょうが神戸市のこの拘りが異常な粘着性を表しており、不気味というか異常な気質に感じます。
明石市長が引退しますが、神戸市長も早目の引退をお願いしたいです。(笑)