スポンサーリンク
本格的に着工した名谷駅美装化・リニューアル工事。まずは既存駅ビルの北側でロータリーに面した土地に新しい駅ビルを増築し、こちらに既存駅ビルで営業中のテナントを移転させた上で、既存駅ビルの大規模改修も進め、駅ビル全体のリニューアルを図ります。駅ビルはリニューアルとその後の運営を含めて、JR西日本グループ会社のJR西日本アーバン開発が担います。
スポンサーリンク
プロジェクト概要
名谷駅美装化・リニューアル工事
所在地 神戸市須磨区中落合2-4-3、7-3
建築主 神戸市交通事業管理者
規模 地上3階
用途 店舗
構造 鉄骨造
敷地面積 975.55平方メートル
延床面積 2,362.70平方メートル
高さ 15.4m
設計 交建設計
施工 大鉄工業
着工 2022年8月20日
完成 2023年5月下旬
建設状況の様子
新北ビルの建設工事が本格的に開始されています。前回取材時は杭工事が進められようとしていました。現在は更に掘削工事に移行しています。
敷地南側から矢板の山留壁がの構築が始められています。ビルの形状は台形型でしょうか。
1フロア辺りの床面積は800平方メートル程になるものと思われます。
この駅ビルリニューアルへの名谷住民の期待値はかなり高いようです。運営者のJR西日本アーバン開発は9月に西宮・夙川に商業施設「夙川グリーンプレイス」を開業させています。
JR神戸線沿線の駅ビル・高架下商業施設の殆どがJR西日本アーバン開発によって運営されています。名谷駅ビルがこれまでエリアになかった新店を洗練された施設内に開業させる事によって、名谷に移住したいという移住欲をくすぐる一助になる事が期待されます。
無論、この施設だけでは荷が重いですが、須磨パティオのリニューアルと合わせて魅力アップを図る事で、西宮北口の成功例を目指したいところです。
誘致テナントですが、先行する沿線の西神中央との棲み分けも必要となります。双方とも神戸市が再整備を進めていますが、街としては競合関係にあるだけに、進出企業がどちらをより有望視するのか。
西神のプレンティのリニューアルが先行するのは意図的でしょうか。三宮からの距離を考えると、地理的に西神は不利ですが、複数の工業団地を周辺に抱えているというアドバンテージもあります。名谷新北ビルのテナントは名谷がどう評価されるのかを見極める一つの試金石となりそうです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク