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近畿地方整備局兵庫国道事務所は雲井通5丁目で計画されている再開発ビルの低層部1-3階に整備されるバスターミナルについて、「神戸三宮駅交通ターミナル整備設計業務」の委託先を決定する公募プロポーザルを広告しました。業務内容は以下となります。
道路概略設計
交通処理検討道路概略設計
追加待機バース必要性検討
交通ターミナル検討
バスターミナル管理運営手法検討
再開発ビルは地上30階 地下3階 延床面積10万平方メートルの規模となり、1階にバスターミナル、2-3階に待合スペースを設ける予定で、完成後に国道交通省が取得して直轄運営を行います。I期ビル内には3,000平方メートルのターミナルを整備し、II期ビル完成後に5,000平方メートルに拡大する予定です。
I期ビルは6年後の完成を予定していますが、最新鋭のバスターミナルとなる為、既存の大型バスターミナルの欠点を克服し、デジタル技術を駆使して利用者が快適に利便性を享受できるよう随所に工夫が講じられた新しいバスターミナルのモデル事業となる事でしょう。
このビルに課された複合機能は国交省管轄のバスターミナルの他、神戸市が購入する2,000席の上質な音楽空間を提供する多目的ホール、屋上庭園を擁する図書館、商業施設、三菱地所が購入する神戸を代表するフラッグシップオフィス、そして最上層に高級ホテルとてんこ盛りとなり、三宮の駅前空間に大きな賑わいをもたらす三宮再整備の中でも最大級の開発プロジェクトです。このビルの誕生によって三宮の人の流れは大きく変わる事が予想されます。いよいよ実現に向けて前進を始めます。「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」として都市計画決定しました。
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この三宮バスタⅠ期ビルは国交省が主導権を握ったので計画通りに事業展開するでしょう。コロナ禍の新生神戸のランドマークになって欲しいですね。
問題は神戸市役所新庁舎の方と、バスタビル二期、兵庫県新庁舎、民間のJR三宮駅ビルは事業縮小の変更がありうるかもしれません。ただ三宮周辺は小売業の大打撃があるので、今まで障害があった地元小売業地権者が権利を行政に売る可能性が大いにあるので、懸念のさんセンタープラザ建て替えに向けて事業が進むかもしれません。プラスとマイナスをどう見極めるか行政の考え方次第です。
わたしは神戸市においては、三宮~神戸駅前を超高層化することが街の発展と美観に貢献するとずっと思ってます。
何でかと言うと神戸は六甲山に挟まれ、やっぱり南北に狭小な街なんですね。だから道路が狭く、ビルも小型でビルとビルの間が狭いので路地が多い。ビルデザインも統一されなく明治・大正のレトロモダンビルはいいが、昭和の量産型ビルばかりです。だから開放的な空間に乏しい。土地を集約して都心に公園など有効利用することが重要と認識しています。土地があればビルを建てる考えは大阪に任せればいいです。
全体的に街がせせこましいのです。
コロナ後はソーシャルディスタンスも必要なので、道路の拡幅、ビルの床、天井高も含め規格の変更が必要と思います。
国内に於いて勝ち組の都市である東京、大阪、福岡等に対し、我が神戸は残念ながら負け組です。
都市間競争に勝ち残るためにも明確な「弱者の戦略」が必要と思われます。下克上が起こるのは平穏な世の中ではありません。今のようなコロナで疲弊した世の中で、まさしく戦国時代と言ってよいでしょう。
オフィスの規模的にも今後の計画を見ても大阪に対抗できる物はありません。
ただ、テレワーク、リモートワークが定着する今後の世の中にそんなに大きなオフィスは必要でしょうか?
三宮周辺のビルに本社を新規に移転した企業には、郊外に在宅勤務を想定したIT住居を低額で提供してはと思います
三宮のハンディである小規模オフィスを逆手にとって、本社機能は必要最小限にし、通勤や会議等の3密を避け従業員の健康を守るというのは、企業イメージの向上にも貢献すると思います。
アフターコロナの新しい生活様式を神戸から発信してほしいものです。