複合ビルとしては県内最高層、三宮エリアでは延床面積が最大級となる雲井通5丁目の再開発ビル。約1ヘクタールの敷地全体で進む工事はまさに大規模再開発を象徴する光景が広がります。
もうもはやここにかつて中央区役所や勤労会館、サンパルがあった面影は残っていません。ひたすら地下3階となる再開発ビルの地下躯体構築を開始する為、掘削が進められています。
既に敷地の北側では最深度に到達した模様です。地中壁の更に上から水平の鉄骨で補強された山留が完成し、敷地東側にも山留の上に乗り入れ構台が構築されています。
山留はステップになっており、上段が鉄骨と矢板を使ったシンプルな山留、下段はソイルセメント柱列壁工法の山留。更にこの上から二重の鉄骨が二段に渡って水平に取り付けられています。切梁をこの上から設置する腹起でしょうか。コーナーの上段には火打ちが確認できます。
中央の乗り入れ構台も延長し始めています。
敷地の南側も掘削がかなり深くなってきました。
中央幹線から重機が乗り入れる為のスロープがありますが、乗り入れ構台の設置が終われば、このスロープもお役御免となって掘削されるでしょう。
ほぼ敷地全体が地下3階まで掘り下げられています。非常に大きな掘削現場です。神戸市内で進められてきたプロジェクトで当ブログで取材した中では最大規模にあたります。地中躯体の構築には今後更なる時間を要する事でしょう。
雲井通6丁目の再開発が完了し、バスターミナルが完成形となると、現在のミント神戸にある三宮バスターミナルは降車専用になる事が計画されていますが、I期ビルの完成時にはどのような運用が想定されているのでしょう。
またJR高架下の神姫バス神戸三宮バスターミナルはどのタイミングで新ターミナルへの移設が行われれるのか。I期完成時に一部の移転もあり得るのでしょうか。
新バスターミナルが完成すると、ミント神戸北側のスクランブル交差点周りも大型バスの行き来がなくなるのでしょうか。雲井通6丁目の再開発と共にバスターミナルビルの導入エリアとして、この周辺も綺麗に整備される事が望ましいでしょう。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 敷地全体の大規模掘削が進行中 I期完成後のターミナル周辺は?
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