起工式が執り行われ、正式に再開発がスタートした雲井通5丁目地区。夢にまで見た都心一等地における1ヘクタールの更地化が遂に実現しました。
再開発地区内では、至る所にオールケーシング工法によって地中障害物撤去を行う全回転掘削機とケーシングチューブが転がっています。
最後まで残っていた旧中央区総合庁舎跡地も完全にフラットな更地となりました。また段積みされた複数の安定液プラントも要所要所に設置されています。
地中で行われている作業は、JR三ノ宮駅ビル建設地と変わりはない筈ですが、こちらの方が敷地面積の大きさに加えて、大胆な解体が可能な為、ダイナミックに工事が展開されています。JR駅ビルは地下街や駅に隣接して解体を進めなければならない為、非常に慎重に工事を進めています。
建築面積は7,650平方メートルと、こちらの方が遥かに大きいですが、建設される建物の延床面積はバスターミナルビルとJR駅ビルで肉薄した10万平方メートルです。やはり雲井通のビルには大ホールや多目的スペース等が内包される為、床面積以上に容積を必要とする点がポイントではないかと思います。
本当に大規模再開発感が一気に出てきました。
雲井通5丁目再開発株式会社のホームページには、ビルの新たなパンフレットが掲載され、新たなイメージパースが公開されています。
緑化やライトアップの整備された屋上庭園。最高部からは、これまで見た事のない景色が広がっているでしょう。
建物南西から望む新たなペデストリアンデッキは、再開発ビルの2階と連絡し、駅方面からのスムーズな動線が確保されます。
デッキからビル外周の屋外歩廊にアクセスし、これに面した商業空間が賑わいをもたらします。
パーティカルパッサージュを介して、バスターミナル、商業施設、多目的スペース、大ホール、図書館、オフィスまでがスムーズな垂直動線で結ばれます。
大阪以西の西日本では、住宅機能を含まない複合用途の高層ビルとしては最大級の建物になる予定ですが、雲井通6丁目と基壇部を共通するツインタワー化でその規模は更に拡大する事になります。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 約1ヘクタールの更地が遂に出現!新たなイメージパースも公開
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