雲井通5・6丁目再開発

雲井通5丁目再開発ビル内の新・神戸文化ホール整備にかかる設計等・管理運営計画策定支援業務委託事業者決定

雲井通5丁目に計画されている再開発ビルの低層部4-8階に整備される予定の文化大ホールは、1,800席程度を想定しています。

この大ホールの整備内容の検討が進められてきましたが、この基本計画に基づき、ホール整備にかかる設計等・管理運営計画策定の支援業務委託事業者が決定しました。公募型プロポーザルによって、選定されたのは有限会社空間創造研究所です。

http://www.kukan-sozo.com/
空間創造研究所

同社は劇場、ホール、イベントスペースの空間設計・コンサルのプロフェッショナルです。実績を確認すると、全国津々浦々の公営、民営の文化施設の劇場・ホール計画や設備コンサルティングを手掛けています。兵庫県内では西宮の兵庫県立芸術文化センター、姫路市文化コンベンション施設も同社の実績です。



大ホールの事業費は約350億円、延床面積は25,000平方メートルと施設の1/4を占めます。再開発ビルの完成後、神戸国際開館ホールと合わせて都心部に2つの大ホールが備わる事になりますが、これまでも国際会館はどちらかと言えば、芸能アーティストの公演、文化ホールは芸術系の公演に棲み分けられていました。更に再来年には新港町にアリーナが新設されます。公演側からは最新設備を備える会場の選択肢が増え、関西エリアでの公演に神戸を選び易くなるのではないでしょうか。



また現在の文化ホールだと周辺に時間を費やす施設が殆どない為、公演前後に消費・経済活動が期待出来ませんでしたが、新ホールでは再開発ビル内で食事したり、周辺へ繰り出したり、はたまた長距離バスでアーティストの神戸公演に訪れたりと、賑わいの連動が生まれます。今後のホール詳細の決定に期待が高まります。

関連記事
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画認可と計画概要を公式発表! 次世代のランドマークタワー誕生!

2022年6月4日
こべるん ~変化していく神戸~
一昨晩、神戸新聞が単独でスクープ記事を掲載し、神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業のイメージパース数点が公表されていました …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 全国有数のターミナル型高層ビル群形成へ

2024年3月2日
こべるん ~変化していく神戸~
バスターミナルの整備を中心とした超高層複合ビルの建設が進められている雲井通5丁目地区。ようやく敷地内全てにおいて既存建物の地中障害物撤去 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業にかかる「特定事業参加者」「特定業務代行者」を公募

2020年8月8日
こべるん ~変化していく神戸~
バスターミナルを中心とした複合再開発を計画する神戸市と雲井通5丁目再開発株式会社が「特定事業参加者」と「特定業務代行者」の公募を広告しま …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 最上部のインフィニティプールを全国区の施設へと盛り上げたい

2024年6月14日
こべるん ~変化していく神戸~
JR新駅ビルと共に三宮の新ランドマークとなる雲井通5丁目のバスターミナルビル。再開発で大きく生まれ変わる街として注目を浴びています。 …

POSTED COMMENT

  1. lko より:

    空間創造研究所といえば、設計ミスではないかと言われるくらい座席や動線が悪く、ニュースになるほど評判最悪のブリリアホールを設計したところですね……

    • しん@こべるん より:

      ブリリアホールの実績は空間創造研究所が掲載していますが、どこまでを手掛けたのでしょうね。

  2. sirokuma より:

    文化ホールの運用については、整備基本計画を読んでもよくわからないです。
    区民(市民)ホールという公共施設でしょうから現文化大ホールの代替施設と考えるのであれば利用料の設定とかどうなるのか?現文化中ホールは、バスターミナル2期で整備予定なので当分の間は現ホールを残すようなのでそこでお茶を濁すのかな?
    神戸国際会館との連携も強めるといっていますから運用は今までと変わるんでしょうね。折角の都心型ホールですから新港町のアリーナと国際会館と3施設を同時運用して毎年、神戸フェスとか開催して欲しいですね。

    • しん@こべるん より:

      どうもこのホールの運用には神戸市は絡まないような雰囲気ですね。保有も区民ホールや図書館に限るようです。となると、民営になるのでしょうか。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。