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街区内の既存建物解体を本格解体している神戸三宮雲井通5丁目再開発事業。事業を進める雲井通5丁目再開発会社がその概要を発表し、建物の詳細図面を公表しました(神戸の大学生さん、情報提供ありがとうございました)。なかなか興味深い資料の発表に、完成が更に楽しみになってきました。それでは早速、その内容を見ていきましょう。
立面図
南北東西各方向から眺めた立面図。採用される外装材の詳細も示されています。北面低層部は大部分をアルミキャストパネルで覆い、竹籠をイメージした外装となります。西面低層部は複雑な造形で、様々な外装材を採用。疑問なのは、雲井通6丁目のII期計画が考慮されていないのかと思う程、まるで完成形のような仕上げになる事です。およそ北側半分はII期ビルと接続して構造が一体化される計画です。高層部の大半はアルミカーテンウォールで占められます。カーテンウォールやアルミパネルの質感、色調によって建物の外観イメージが大きく左右されます。恐らく建設工事が開始された際には外装材モックアップが置かれると思います。
頂部の塔屋はアルミルーバーで覆われるようです。照明計画についても詳細判明が待ち遠しいですね。塔屋にライトアップが行われるのは間違いないのではないかと思います。
南面低層部の一部も竹籠デザインのアルミフレームに覆われています。東面低層部はほぼ壁です。寧ろこちらの方がII期計画との接合図のようです。同じく低層部にホールの入る神戸国際会館の東面と同様です。
断面図
西方向から見た断面図です。意外に低層部の公共施設空間が大きなウェイトを占めています。大ホール、多目的スペース以外の部分はどのように活用されるのでしょうか。
南方向から見た断面図です。図書館の位置は低層部最上部の蒲鉾型の屋根を持った部分に南北に細長く整備されます。屋上庭園や図書館、オフィス階へとアクセスする中間ロビーフロアの存在も気になるところです。またホテルのフロア構成も概要判明が待ち遠しい限りです。現在の所、客室階は28-30階の3フロアである事、最上部にインフィニティプールが備わる以外、その他の詳細は不明です。
次回は平面図を深読みしていきたいと思います。
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