ポートアイランドII期エリアの東側港湾地区で建設中の港湾技能研修センター。愛知県豊橋市にある現センターから神戸に移転開設予定です。約6.2ヘクタールある広大な敷地に宿泊施設を含む研修棟、実習棟、実習場、自動車教習コースが整備され、実習用のガントリークレーン等も備わる予定です。
最も大きな建物である事務・宿泊棟は低層部の外観はほぼ完成しています。セットバックした上層部が宿泊フロア50室となります。
建物頂部に港湾技能研修センターのロゴが確認できます。
低層の南北に長い研修棟です。
真新しい施設で技能研修に臨めば上達も速いのではないかと思います。港湾関係には疎いですが、神戸港の港湾設備を保有しているのは自治体なのかそれとも民間事業者なのでしょうか。
建設中の建屋の東側には港湾内で使用されるフォークリフト他の輸送車両の運転訓練に使用される教習コース等が整備されます。
右奥に見えるグレーの建物はかつてK-CATと呼ばれていた建物です。かつてはここから関西空港へフェリーが出ていました。
通称キリンと呼ばれる巨大なガントリークレーンが聳えています。手前のクレーンは特に真新しさが目を引きます。
それもそのばす。港湾技能研修センター敷地内に設置された訓練用のガントリークレーンなのです。
実際のオペレーションに使用されるキリン達。建設中の研修センターは3月に完成を予定しています。開所後には国内外から年間約3,000名の研修者が同センターで訓練を受ける事が予想されています。神戸港も内航フィーダーの活用によって瀬戸内のコンテナを集約する事に成功し、震災前のコンテナ取扱数まで回復しましたが、20年以上を費やしました。またその間、世界経済は成長を続け、アジアのライバル港は更に拡大しています。香港の港を見ると、ガントリークレーンの数、山積みされるコンテナの数とどれをとってもその規模の違いに圧倒されます。やはり神戸の基本は港町なので、港湾都市として復権にはチャレンジし続けて欲しいと思います。
港湾技能研修センター建設工事 宿泊棟と研修棟建屋の完成近く
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