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昨秋から進められてきた東遊園地再整備工事(その1)が完了し、(その2)に移行した都心のオアシスのリニューアル。(その1)から引き続き丸山造園が整備工事を施工しています。園内の中央部はまだまだ更地のままですが、地中埋設物の処理は進められており、また公園外周部の仕上げがかなり進んできました。
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プロジェクト概要
再整備状況の様子
最も整備工事が先行している公園北側の様子です。インターロッキング舗装の敷設が完了しており、スロープには新たな手摺が取り付けられる等、ほぼ完成時の姿に近い状態にまで工事が進んでいます。
時計を持ったヴィーナス象も新たな花壇が周りに構築されました。園内の彫刻は基本的に位置はそのままに、周りの装飾をリニューアルしているようです。
見晴らしテラスは盛土が進められましたが、その後はさほどの変化はありません。
今回の取材で発見した最も大きな変化は、にぎわい集客拠点である「URBAN PICNIC」の鉄骨建方が進んでいた事です。
カフェ・レストラン、バンケットが備わる平屋建ての拠点施設で、兵庫区の湊山小学校跡に開業した複合施設「NATURE STUDIO」を手掛けた村上工務店がこの「URBAN PICNIC」も運営予定です。
この施設の建設工事も同社が担っているものと思われます。鉄骨造平屋建ての建物は南北に長く、鳥が翼を広げたような形状をしています。
やはり賑わいのある公園にはカフェ・レストランが園内に立地している事が今や当たり前の時代になりました。今後ますますカフェのある公園は増えていくことでしょう。
その対象は東遊園地やメリケンパーク等の都心やウォーターフロントエリアに留まらず、郊外の拠点公園でも同様の事例が出てくる事が予想されます。東遊園地も当初の計画では、複数の集客施設を立地させる構想が練られていました。コロナ禍突入後、方針が変更されたようですが、将来的には再度、増設は検討される可能性があるでしょう。
園内南側に新築されているトイレ棟。基礎の構築工事が進んでいました。建築工事は別会社が基本的に施工しています。
南西側のエントランス。段差の小さい緩やかな階段の両側に手摺が取り付けられました。
西側の最も大きなエントランス。旧居留地に開けており、こちらも両側、中央に手摺が付きました。また中央の台座には照明設備が設置されています。
東遊園地を街の回遊拠点・動線の一部として組み込み、賑わいを東西南北に広げる役割を担う事になります。今まで以上に園内を積極的に活用する施策も取られそうです。
階段横のスロープもほぼ完成形に近づいています。
石垣の上に柵や手摺が設置されました。まだ園内の一部のみの完成ですが、雰囲気の良さが伝わってきます。
これまで以上に洒落っ気のある公園に生まれ変わる気配があります。これだけの規模の都市公園を一挙にリニューアルする例はそう多くはないでしょう。その変貌ぶりはメリケンパークのリニューアルを凌ぐ勢いです。
メリケンパークのリニューアルの投資額は10億円でした。公園の面積は東遊園地の方が小規模かと思いますが、複数年度に渡って予算が割り振られていますが、総額はメリケンパークの再整備費を超えているものと思われます。
西側から見た「URBAN PICNIC」の様子です。
北西側のエントランスです。こちらも手摺の取付が完了しました。(その2)の完成予定は10月末です。既に(その3)の施工事業者を決める一般競争入札が広告され、この完成期限が来年の2月末とされています。(その2)が完成した時点で、部分的な供用が開始されるものと思われます。そのタイミングに「URBAN PICNIC」の開業は含まれるでしょうか。
フラワーロード沿いにあった水路の上に仮設花壇「グリーンコモンズ」が登場しています。
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