ポートアイランドII期地区の最西端部を通り抜け医療産業都市の南側中央エリアに至る市道港島40号線に沿った西側から南側の沿岸部にぐるりと横たわる緑地がある事をご存知でしょうか。前々から気になる存在でしたが、場所的にも不便で車を停める場所もなく、訪れる機会がありませんでした。
現在、この緑地に沿って市道港島40号線の西側部分で整備工事が進行しています。道路と緑地の間には柵で仕切られたバッファーゾーンが設けられています。市道港島40号線の道路を拡大する計画があるのでしょうか。
そしてこのバッファーゾーンの内側にブロックで舗装された歩道が設けられています。
この歩道整備と共に現在、進行しているのが西緑地照明設備・駐車管制設備工事。
歩道から緑地内へのアプローチ等に照明設備の設置が行われているようです。
この秘境のような緑地は恐らく知る人ぞ知る存在なのではないかと思われます。
中央にはプロムナードが設けられており、アップダウンのある丘は堤防の役割を果たしているものと思われます。
プロムナードに沿ってベンチもあります。緑地の西側には岸壁に沿って更に道路があります。
丘の中でもひときわ標高の高い位置に南西部海岸展望台が設けられています。
展望台からは神戸港や淡路島、明石海峡大橋を望む事ができます。大阪湾岸道路西伸部の斜張橋が完成すると、これを望む絶景スポットになるでしょう。
そしてこの西緑地の一部を活用して、海を感じることができる交流レクリエーション空間をコンセプトに親水エリアとしての整備を進める計画があります。
具体的には、家族で楽しめるような親水レクリエーションエリアとしての整備が検討されており、緑地と護岸の間に、デッキ、親水空間としての護岸の整備、来訪者のための駐車場等の施設が挙げられています。
六甲アイランドのマリンパーク同様に海釣りゾーンの導入も検討されている他、親水エリアの施設運営を担う民間事業者の参画も視野に入れられているようです。
現在は高い護岸がある為、親水ゾーンは存在しません。これを撤去して内側に新たな防潮壁を構築し、親水ゾーンを整備するようです。
西緑地は更に延々と続いており、散策には楽しい空間です。ひとまず大規模な護岸工事は後回しとし、せめて駐車場を整備して、緑地を訪れやすくし、認知度を高める事が必要かと思います。歩道整備や照明設備設置はこの一環かと思われます。
ポーアイしおさい公園の存在もある中、同公園も有効活用がされているとは言い難く、新たな緑地公園整備の必要性の是非については検討される余地は残されるのではないかと思います。
ポートアイランド第2期 西緑地の整備プロジェクト 将来的には親水エリアを設ける計画
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おそらく岸壁を作り直すのではなく、岸壁のさらに西側にあるテトラポットまでの区画を広場化するのではないでしょうか。
駐車場があるかないかでアクセスだいぶ変わりそうです。将来的には湾岸線のランプもすぐちかくにできるのでゆっくり整備しそれなりに集客できたらいいなと思います。
神戸空港が開港する頃までは、釣り禁止区域でしたが釣り人の間では有名なポイントで高い堤防を縄梯子で降りて釣りをする人が多かった。堤防を降りると平らなベランダ上になっていたので足場は安定していたと思います。グレやチヌ、ポン級アイナメ、ガシラ、メバルと釣り人にとりとても魅力的でしたが、開港後には次第に取り締まりが強化され逮捕者も出るなどして完全閉鎖されたと記憶しています。私はPIで釣る事は無かったのですが、知人がよく釣行しお裾分けを頂きました。
パースでは陸橋からベランダに降りるように描かれていますが解放したら多くの釣人が訪れると思います。閉鎖期間が長かったので大物が根付いているでしょうね。
なんでも危ない禁止だと人はその場所に拠り付かなくなります。自己責任で遊び場を開放して行けば神戸市に余多ある海岸線の魅力が増し人が増え潤いも魅力も増していくと思います。付近に公衆トイレの設置も忘れないで欲しいと思います。
立ち入り禁止として放置されている所も見方を変えると比較的低予算で大きな資源として活用できることに早く気づくべきです。
マイナスを逆手に取る柔軟な発想はとても重要ですね。