今年度に神戸医療産業都市にて完成が予定されている目玉施設の建設状況です。まずは神戸アイセンター。中央市民病院と先端医療センターの間の市有地に建設中の地上7階建ての医療研究施設です。すでに鉄骨建方は5月末で完了し、上棟したようです。
最上層の7階部分は床面積を大幅に減らしています。この階の用途は不明です。
医療センター駅周辺は利便性が良いので集積度が高まっており、かなり建物の密集感も出てきました。ポーアイ2期の埋め立て地はスカスカという印象も駅周辺についてはもう過去の話となりました。
県立こども病院の南側の敷地で建設されているのが、「小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設」として計画され、「神戸陽子線センター」に正式名称が決定した県立の先端医療施設です。
建物の規模の割にはその施工にはかなりの時間を要しました。陽子線治療設備は一見、MRI程度の大きさのように見えますが、陽子線の照射には建物内に巨大な加速器が必要となり、この加速器によって陽子線を光速に高めて患部に照射します。
陽子線センターはこども病院に隣接し、2階部分で空中デッキで連結しています。
センター内には病室はありません。入院が必要な場合はこども病院で対応します。陽子線治療は外科手術に対して、体力のない子供にはリスクが少なく日常生活への復帰も容易である他、従来の放射線治療よりも正確無比に患部に照射が可能な為、理想的な治療法です。
陽子線治療は先端医療ですが昨年より保険適用も可能となっています。近隣にはチャイルドケモハウスも存在し、この二施設の完成によって、神戸医療産業都市では小児治療でも優れたケアが可能となります。
(仮称)神戸アイセンター新築工事と神戸陽子線センター新築工事
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記事にコメントした方が良いかと思って探しましたが、こんな前だったか。
ここ最近、家族が入院したりで、凄く早かったからなぁ・・・。
アイセンターの建物
ポートライナーから向かって左側。
先端医療センターの方の仮囲いが外れてましたよ。
ガラス張りの建物外観が見えていました。
そろそろ竣工だと思いますので、また取材してきますね。