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躯体工事から内外装の工事に移行したこどもの本の森 神戸の建設工事。高層ビルの並ぶ真下で翼を広げるように建物が水平に立ち上がっています。
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プロジェクト概要
こどもの本の森 神戸 新築計画
所在地 神戸市中央区加納町6丁目1番1号
建築面積 約650㎡
延床面積 約570㎡+200㎡(公園管理棟の一部)
階数 地上2階
用途 図書館
構造 鉄筋コンクリート造
設計者 安藤忠雄建築研究所
施工者 竹中工務店
開館予定 2022年春
https://kodomohonnomori-kobe.jp/
こどもの本の森 神戸 特設サイト
建設状況の様子
建物の竣工予定は12月中旬ですので、完成まで半年を切った状況です。東遊園地の再整備の先陣を切る形で来春に開館します。
工事は建物南側が先行する形で進んできました。
休憩室とされているこの円筒形の三角錐の部分もお見えする日も近いでしょう。この休憩室は「こどもの本の森 中之島」にも既に存在しています。
休憩室
静寂につつまれた円筒の空間。そこに、子どもたちの本への興味の入口になるような映像作品を上映します。壁に映し出されるのは、いくつかの本から切り取られた物語の断片。“動く鏡”に反射された映像は、長細い空間を縦横無尽に動き回り、子どもたちを物語の世界へといざないます。
中之島には図書館前のテラスに安藤忠雄氏がデザインしたオブジェ「青いりんご」が設置されていますが、神戸にもそういった特別なオブジェは置かれるでしょうか。
図書館の利用は事前完全予約制です。人気施設だけに気軽にフラッと寄れる訳ではなく、この図書館を訪れる事自体が週末のイベントになりそうですね。
東遊園地で開催されていたマルシェ「FARMERS MARKET」も今月の開催を終えて、来月からは場所を変えて継続されます。いよいよ改修工事が本格的に開始される予定です。
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この施設は、評価をどうしたら良いのかあまり判らない。
まだ運営していないので具体的な事は何もわからないけど、中之島と同じなら、この施設は図書館法で言う図書館ではなく文化施設に位置付けられており、入館料は無料で誰でも利用可ですが、中之島は当面予約制との事です。
また建物と蔵書そして運営費は全て寄付金で賄うとのことで、神戸の場合もHPでも寄付金(現在:3930万ほど)を募っていますので同じなんでしょう。中之島の場合、OPENまでに約64,000万円(12年間分の運営費相当)が集まったようです。これに比べると神戸は少ないようですが、終盤に企業等から多額の寄付があるのでしょうか?
ただ完全予約制になると賑わい施設としてどうなのか?とも思いますし、今後開発予定の中央区役所やバスタ再開発ビルにも図書館があったような。とすればこの場所にはもっと他の施設があった方が良かったようにも思います。
この図書館については、突然に決まった感がぬぐえず、建設工事中なのに内容もよくわからないと言うのが実感です。