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神戸市はかねてから計画していた市営地下鉄西神・山手線 三宮駅東コンコースリニューアル工事に着手する事をようやく発表しました。既に21年秋にはデザイン改修工事設計業務を担当する事業者まで決定していましたが、施工事業者も2回の一般競争入札を経て、兵庫区の橋本建設に決定し、後は着工を待つのみの状況でした。
改修内容のおさらいです。
上記平面図の白で塗り潰された部分が工事の対象範囲であり、改札内外のコンコースエリアのリニューアルを行います。
工事の概要は以下となります。
- 地下1階東コンコース内装改修工事
- 東トイレ改修工事
- スイーツステーション撤去・新設工事
- 上記工事に伴う、サイン・広告物の改修工事
天井には、自然や都市の躍動感を「うねり」として表現した立体的な曲面天井パネルを採用し、すべての四角柱にはデジタルサイネージを設置。床材は花崗岩タイルを用いる予定です。また中央には「光のランウエイ」と呼ばれる空間を創り、このランウェイを縁取るフレーム部にはライン照明が埋め込まれます。
スイーツの販売スタンドが並ぶ「スイーツステーション」は場所を同じとして、デザインを一新してリニューアルされます。
改札外コンコースの天井中央には時計と列車の発車時刻のLED案内表示ディスプレイが設置される予定です。
改札内コンコースも改札外と共通のデザインを施した改修が進められます。
無論、東端にあるトイレもリニューアルの対象となります。
改修工事は24日(木)から開始される予定です。まずは1ヶ月間の準備工事を経て、天井の改修からスタートする事になります。また仮設トイレの設置も早い段階から行われる予定です。工事の完了時期は来秋9月下旬を計画しています。
三宮では既に阪急、阪神の神戸三宮駅のコンコースがリニューアルを終えており、地下鉄三宮駅はこれらに続きます。刷新されるコンコースの南側に接続するJR三ノ宮駅やさんちかへの地下通路はリニューアルする計画はあるのでしょうか。
この長い地下通路もかなり見た目の老朽化が進んでいます。南側の地下鉄三宮駅コンコースが生まれ変わり、北側のさんちかやJR駅ビル前の通路も刷新されると、この通路のみが取り残された状態になります。
通路の南側はさんちかと直結するようになる為、最北端のスロープの部分からはリニューアルされるようです。将来的には同様のデザインを維持した美装化が進められるのではないかと思われます。これにより阪神神戸三宮駅周辺から地下鉄三宮駅までの地下空間が完全に繋がる形で全面刷新される事になります。
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