垂水駅前再開発

リノベーション神戸・垂水中央東地区市街地再開発 街区内既存建物解体撤去完了 再開発着工は今秋に



年末より進められてきた街区内の既存建物解体撤去がいよいよ4月末までに完了し、再開発ビルの建設工事がいよいよ着工に向けて準備を進める予定である垂水中央東地区再開発プロジェクト。



前回はまだ残っていた鉄骨造の雑居ビルも仮囲いの外から見る限りにおいては完全に姿を消しました。



そして遂に建築計画のお知らせが掲示されました。神戸市景観条例に基づき、着工の半年前に完成予想パース付きのお知らせ掲示及び住民説明会の開催が義務付けられています。



新たに公開された再開発ビルの完成イメージ。東側から見た様子かと思われます。

以前に示されていたイメージと外観デザインが変更されているようです。このイメージだと塔屋周りの様子が分かりませんが、階数は32フロアと変更はありません。スカイラウンジの整備やタワーの三方を取り囲む店舗棟3棟に変更は無いのでしょうか。

住戸数は310戸から315戸に若干の増やされています。延床面積は1,000平方メートル弱ばかり縮小しているようです。



取材日にはまだ垂水センター街に面した一部の建物解体の最終仕上げが行われていました。



アーケードに沿って立ち並んでいた店舗や市場が撤去されたので、センター街が非常に明るくなりました。



センター街沿いに立つ最後の1棟を撤去しています。この建物解体完了と共に6,000平方メートルの敷地が更地化されます。



着工は今秋10月1日を予定しています。再開発の完成は3年後の2025年5月。地中障害物撤去、基礎工事、そして地下躯体工事に1.5年近く掛かるものと思われるので、タワークレーンの登場は2年後の2024年春位かと推測します。まだまだ道のりは長いプロジェクトですが、今後も追跡取材していきたいと思います。

プロジェクト概要

垂水中央東地区第一種市街地再開発事業





事業者 垂水駅前中央地区市街地再開発組合
事業協力者 野村不動産
所在地 神戸市垂水区神田町3番(一部)5番6番7番
施工区域面積 約0.7ヘクタール
敷地面積 7,000㎡
建築面積 3,600㎡
延床面積 39,500㎡
規模 地上32階
高さ 114.893m
用途 共同住宅(310戸) 店舗 駐車場
構造 鉄筋コンクリート造
設計者 竹中工務店
施工者 竹中工務店
竣工予定 2025年3月



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