景気動向は明るい話題も増えつつある最近ですが、北野坂界隈にも小規模ながら新たなプロジェクトが複数進行しています。
北野坂と山手幹線が交わる交差点周辺では現在、3棟の建物が建設中です。
まず1棟目は鉄骨造8階建の商業ビル「ドルレイ神戸三宮」。神戸に本社を置き、エステサロンを全国に展開する株式会社シャンヴル・スフレが計画している不動産プロジェクトです。
ファサードをガラスカーテンウォールに包まれた斬新なビルはエリアの需要に基づいて飲食店や物販・サービスのテナントの入居を想定しています。今年3月に竣工予定です。山手幹線の新たな商業ビルとして賑わいアップに寄与することでしょう。
ドルレイ神戸三宮に隣接して建設中なのが和田興産と生和コーポレーションが計画している「ザ・神戸北野レジデンス」。地上15階 総戸数94の分譲マンションです。すでに上棟しています。
北野坂は山手幹線のすぐ南側にも建設現場があります。建物仮称はRHYMSビル。この地にあったニューカタオカビルが解体され、土地を所有する英和企画社によって新たなテナントビルが建設されています。こちらも飲食・物販・サービスを対象とした商業ビルになるものと思われます。
北野坂を上っていくとオープンしたダルヴィッシュコートが左手に見えてきました。建物南側の1階にはテナントとしてタリーズコーヒーが進出。タリーズコーヒー北野坂店として11月1日にオープンしました。
最後にダルヴィッシュコート近くで建設されていた低層の商業施設とおぼしき建物もすでに完成していました。
正面に回り込んでみると、商業施設ではなくウェディング施設であることが判明。「THE SEASONS LANDMARK KOBE KIANO」と銘打った2階建ての建物にはチャペルやバンケットの他、1階にはレストランもオープンの予定。東京に本拠を置くグローカル アド プロデュース社が運営する施設です。ウェディングの街・神戸にあってウォーターフロントと並ぶ激戦区である北野。新たな施設の参戦によって更に集積が高まっています。
派手さは無いものの、着実に変化を遂げている北野坂界隈。
ちなみに今回はiPhone5Sで撮影した写真を使用しています。800万画素の携帯カメラとしては悪くないかと思いますが、でもやはり細部の解像感にはちょっと耐えられませんね。
北野坂界隈の開発状況
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ニューカタオカの跡地は、クラブ薔薇と薔薇のオーナーが事業主です。
北野町・東門界隈はビルの老朽化が著しく夜はライトアップされて華やかなビルも昼見ると一夜の夢も覚めるほどボロボロのビルばかり。
ここ北野坂は駅から異人館へのメインロードでもありますし街並みが綺麗になるのは良いですね。
sirokumaさん
一応、現地掲示で英和企画が建築主と記載されているのを確認をしていますが、同社=薔薇と薔薇のオーナーさんでしょうか?北野坂の建物は確かに老朽化が進んでいますね。雰囲気は好きですが、建物の美装化や再開発は必要ですね。
英和企画は、薔薇と薔薇のオーナーさんの会社です。
ご存じのように、飲食のテナントビルは、レジに比べ景気に左右されやすいのでより高いリターンが求められます。なので旧ビルを解体して新築すると採算がとれないと考える事業者が殆どです。
そんな中での新築への建替えですから興味を持っています。
界隈の高級クラブ・ラウンジが入居するビルも多くが老朽化しています。
でも逆に考えると競争者がいない訳で、北野坂沿道の新築ビルのインパクトは大きく、そこに優良テナントを集約できれば三宮北野界隈でNo.1の料飲食ビルにすることは簡単なのかも知れません…と、言うは易しですけど、実績のある人ですし薔薇と薔薇を閉店し一度は引退されたのですから、現状をチャンスと捉えてのカムバックなのでしょう。