WDB三宮ビル

WDBホールディングス本社ビルが竣工 10月に稼働開始 周辺には飲食店の集積を図りたい


山共生興スカイビル跡地で、小野設計の設計、竹中工務店の施工にて建設が進められてきたWDB三宮ビルことWDBホールディングス本社ビルが遂に完成を迎えました。



かつてこの場所にあった三共生興スカイビルです。2021年初頭に解体が開始されて以来、4年半の歳月を経て再開発が完了を迎えました。建て替えが企業の本社ビルという内容で進み、神戸経済の活性化に寄与する形となりました。



WDBホールディングスの新本社ビルでの稼働開始は10月を予定しています。人材が商材である同社はより人材市場の豊かで交通アクセスの良い神戸で関西全域からの人材獲得を目指す事になります。また新幹線や飛行機を使っての東京本社との連携もスムーズになります。



南面ファサードの角柱にもWDBのロゴが取り付けられました。



正面エントランスには「WDBホールディングス本社ビル」。



姫路にある現本社の規模は地上8階 延床面積4,864平方メートル。同ビルが竣工した2012年の同ホールディングスの売上は224.6億円。昨年度は511億円とこの13年で倍増しており、新本社ビルの延床面積も11,039平方メートルと倍以上に拡大します。



同ホールディングスの目標は1,000億円企業への成長です。現在の更に倍の売上拡大の達成時にはこの本社ビルも手狭になる事でしょう。その頃には南角に植えられたシンボルツリーはどれ位の高さに成長しているでしょうか。



同じく13年を経て目標額を達成する暁には、三宮の再開発によって新たに誕生する高層ビルへの移転もしくは土地を取得して更に規模の大きな自社ビル建設も期待したいところです。同ホールディングスの飛躍を見守りたいと思います。



ここのところ変化の絶えない江戸町筋において残念なニュースがあります。WDBホールディングス新本社ビルの向かいに立つオフィスビル・クリエイト神戸。



このビルの1階で長年に渡って営業してきたイタリアンカフェ・レストラン「ロビンソン」が閉店するそうです。



21年の営業を経て、今月末に閉店となります。ロビンソンは京都・烏丸にも店舗を構えていますが、こちらは営業を継続します。



週末の昼時やカフェタイムには行列もできている人気店と認識していました。そもそも飲食店の少ない旧居留地において、貴重な存在だっただけに今回の閉店は非常に残念でなりません。



今年に入り周囲では新規出店が続いており、道路を挟んで斜向かいにBIOTOPがオープン。この開店が響いてしまったのでしょうか。



また間もなく旧居留地91番館にはポトマックのフランス料理レストラン「オノマトペ」がオープンする予定です。三共生興スカイビルにもポトマックのカフェ・YURTが入っていましたし、江戸町筋は旧居留地においては飲食店の集積があった為、最近の動きは回復傾向とみていました。



旧居留地91番館前の交差点から信号が撤去されました。交通量も然程多くない交差点だったので、車も歩行者もスムーズな通行が可能になったと言えます。江戸町筋はまだ開発余力を残している通りです。今後の更なる展開にも期待大です。

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