WDB三宮ビル

WDB三宮ビル新築工事 鉄骨工事が続く 南面に取り付けられた「アレ」に注目!



旧居留地で竹中工務店の施工で建設中のWDB三宮ビル。同グループの神戸市内の拠点を集約する建物として、姫路の本社ビルに続いて新築の自社ビルは2棟目となります。



建物規模としては、2012年竣工の姫路本社が延床面積4,864平方メートルであるのに対し、三宮ビルは11,035 平方メートルと3倍弱の大きさです。WDBは、2005年にポートアイランドのキムラタン本社ビルを取得し、WDB神戸基盤研究所として活用しています。



この三宮ビルの竣工後には、新神戸コトノハコ内の神戸支店、サポートデスク、そしてWDB神戸基盤研究所内のテクラボ神戸、ポートアイランド支店等も全て集約する可能性があります。そうなると、サンテレビやアシックスに続き、ポートアイランドI期ファッションタウン地区から都心へのオフィス回帰が進む事になります。



鉄骨工事が進行しており、基壇部からセットバックした上層部の建設に移行を開始しているのと同時に基壇部の外装についても作業が進められています。



基壇部の中央の柱の上部に何やら装飾が取り付けられました。



まさに南面のファサードのど真ん中に現れた装飾。3階の軒の部分になります。



神殿のような柱頭の装飾。全ての柱の頂部に取り付けられる予定です。モックアップ的な役割としてまず中央部に一つだけ配置してみたのでしょうか。



完成予想イメージをおさらいすると、4階を下から支えるように柱が配置され、その接続部にこの柱頭の装飾が取り付けられています。



全てのは柱頭にこの装飾が並ぶ事になります。夜間の照明演出ではこの柱の存在が非常に注目されるようにライトアップが施されるのではないかと思います。



柱頭の装飾のみでなく、東側のルネ神戸旧居留地109番館に面する外壁の取り付けも開始されました。



近代建築を彷彿とさせる梁やカーテンウォール上部装飾等、ディテールに拘りを感じさせるデザインです。



コンクリートが打設され、5階の床が既に構築されています。



建物の高さは42mである為、周囲の建物から突出する訳ではありません。



上棟は11月頃でしょうか。正面のカーテンウォールを取り付け開始のタイミングも気になるところです。

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