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JR三ノ宮駅前の三宮ターミナルビル解体跡地一部を新駅ビル始動前に暫定利用する方向が示されていましたが、神戸市、JR西日本、神戸新聞で構成するJR三ノ宮駅前にぎわい創出実行委員会がイベント広場の整備を行う事を決定しました。
イベント広場の名将は「Street Table(ストリートテーブル)三ノ宮」。
仮囲いを取っ払うのかと思っていたのですが、仮囲いを設置したまま出入口での自動検温と人数制限を行う形での広場整備となりました。
内部の様子です。簡易の鉄パイプで造られた柱や梁を使って吊られた電線に照明が取り付けられており、夜間にもイベントを開催できるようになっています。
広場内には特設ステージも設けられており、週末を中心にバンド演奏が行われます。
テーブルやフードスタンドも設けられおり、地酒やワイン、スープにおでんとこの季節ならではの体を温まるグルメを楽しみながら、音楽イベントに酔いしれる事が可能です。駅前のオープンエアライブ・バル空間として集客と賑わいをもたらす事が期待されます。
新駅ビルの計画が進められる事が想定される来秋までの約9ヶ月間の期間限定アウトドアホールが誕生しました。新駅ビルと共に整備が予定される三宮クロススクエアのイベント広場の社会実験的な意味合いも持っています。実際の運営は一般社団法人リバブルシティイニシアティブが担っています。
先週の日経新聞にも遅れの生じているJR新駅ビルについての記事が掲載されました。コロナ禍の中でJR西が巨額赤字を計上した事だけが、計画の遅れの要因ではなく、バスターミナルビルや神戸阪急の建て替え等の周辺で構想のある再開発プロジェクトの内容や規模が全く見えない中において先行する事がリスクになり得るという当ブログでも触れた事のある分析を行っていました。
南側の仮囲いに設置されている作業予定を示す電光掲示板は最近、解体作業がひと段落した事もあって消灯していたりもしていましたが、再度、稼働しており、先週までの工事内容をスロープ・南デッキ整備工事としていました。
デッキやスロープの整備とは一体どの部分を示しているのでしょうか。これまではこの解体工事の完了をひとつの区切りとして、新駅ビルの概要判明時期として考えてきましたが、新たに設定された区切りは来年10月です。この時期についてもワクチン接種とその効果による社会の安定化に前後させられるのかもしれません。
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