JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 JR西日本中期経営計画三大プロジェクトで残る最後の駅ビル開発


新たな仮設動線への切り替えが遂に完了したJR三ノ宮駅ビル新築他工事の開発エリア。恐らく仮設動線への切り替えはこれで全て完了したものと思われます。次に動線切り替えが発生する場合、今回の三宮歩道橋に接続したスロープ・階段及び地下通路への仮設階段の撤去に伴う新駅ビル低層部内本設動線への切り替えなのではないかと思われます。



三宮歩道橋は動線切り替えと共に今度は東側の通路が封鎖されました。これから新たな歩行者デッキの完成するまでの期間は封鎖が続きます。



動線切り替えが完了した事によって駅ビル工事は次の段階へと移行するものと思われます。



遂に駅舎に沿って立っていた三宮ターミナルビル本体の地下躯体に切り込みが入り、解体撤去が開始されました。



新三ノ宮駅ビルはJR西日本中期計画計画の三大駅ビルプロジェクトの中でも最も難工事の部類に属すると思われます。近接するのは駅舎だけでなく、既存の地下街や地下通路が張り巡らされており、これらの崩壊に配慮しながらの工事となる為、工期も最も長期化しています。



地下通路への仮設階段の真横でも掘削が行われています。竹中工務店による慎重で丁寧な施工が進みます。



東側の人の広場の整備エリアは大方の地中障害物撤去が完了したものと思われます。そろそろ杭工事が始まるのでしょうか。



仮設動線切り替えが完了した事で、二重に設置されていた仮囲いが解消され始めました。



ただ駅ビル開発工事と歩行者デッキ建設は施工者が異なる可能性がありますが、同じ仮囲い内での作業となるのでしょうか。それともJR駅ビル周辺のデッキについては竹中工務店が担当するのか。



ただデッキは東に伸ばされていきます。現在はまずミント神戸周辺のみが完全封鎖されていますが、コスモビル以東も何らかの工事は進行している模様です。

このデッキ建設工事の一部や事前の中央幹線の6車線化工事はUR都市機構が受託して進めました。



杭工事が開始されると、再び三点式パイルドライバの投入が行われるものと思われます。

今週、JR広島駅ビル「ミナモア」が華々しく開業しました。JR大阪駅ビル「イノゲート」と共に三大プロジェクトの二つが完成した事になります。三ノ宮はまだ4年後になりますが、他都市の大型プロジェクトがある程度落ち着いた頃の完成の方が話題性を高められる事や先行プロジェクトの知見も活かせるメリットもあるでしょう。

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