解体撤去工事によって、徐々にしかし確実にその大きさを縮められているJR三ノ宮駅の旧駅ビルである三宮ターミナルビル。東西の塔屋が姿を消した後、いよいよビル本体のフロアの撤去が開始されていました。その対象はまず11階のレストラン街です。
これまで2機のタワークレーンのマストを支える補強ブレースを11階の窓枠から内部に挿入して固定していましたが、11階の解体が開始された事でこれらを撤去し、タワークレーンの高さを下げました。
ひと回り小さくなった三宮ターミナルビルです。上部のアサガオの上にある防音パネルの裏にあった11階のフロアは既に撤去されてもぬけの殻です。
11階の解体工事として仮設工事が進められきました。恐らく11階の解体が終わるので、これを覆っていた足場とパネルの撤去を行っているものと思われます。パネルが無くなると、更にもう一回り建物が小さくなるでしょう。よく分からないのが、北面外部アーケードの基礎工事です。
該当するのが、JR三ノ宮駅のコンコースに面するかつて三宮ターミナルホテルのエントランスとベーカリーカフェがあった部分です。建物の外壁に沿った部分が掘削されていましたが、今は埋め戻されています。
アーケードとターミナルビルを連結している2階部分の壁面解体も進められています。建物との切り離しを行っているのでしょうか。駅ビルが無くなると、新ビルが建設されるまではコンコース内に雨風が入り込みやすくなります。この点をどう解消するのでしょうか。
来週には10階の解体が開始されるのではないかと思われます。
三宮ターミナルホテルの営業終了からは約2年が経過しようとしています。昨年11月から三宮ターミナルビルの解体準備が開始されました。動線確保の為、噴水広場を閉鎖し、新たな階段やエレベーターを設置し、その後、今春より本格的な解体がスタートしました。解体工事の完了は20年度末を予定しているので、まだ1年4カ月の工期を残しています。1フロアの解体に1ヵ月程を要しているようです。地上部残り10フロアの撤去に10カ月と考えると、駅前広場から三ノ宮駅が見えるようになるのは来秋頃でしょうか。それを待たずに隣で建設されている神戸阪急ビル東館は上棟するでしょうね。駅周辺の横断歩道で信号待ちをしていると、周囲からは進行する再開発工事の話題を耳にする事が増えてきました。人々の関心は確実に高まりつつあります。
JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 11-10階の解体/北面外部アーケード基礎工事?が進行
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阪急が神戸三宮駅を今よりも東の、JR三ノ宮駅の北側の地下に新設するとのことです。
一部のブログでは、「阪急の駅ビルは現在の阪急神戸三宮駅の全域に及ぶのでは?これが阪急の当初からの目的だったのでは?」との推測もあります。
もしも本当にそうなら、阪急の駅ビルは「三宮ウエスト(ノース?)ゲートビル」、JR三ノ宮駅ビルは「三宮イースト(サウス?)ゲートビル」的な感じになるのかもしれませんね。
JR三ノ宮駅ビルの情報が公開されていなかったのもこれが原因なのかもしれません。
いずれにしても続報が楽しみです。
「三宮に地下新駅」構想 神戸地下鉄と阪急相互乗り入れで
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012905766.shtml