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神戸新聞は新春特別記事として、12月にJR西日本の新社長に就任したばかりの長谷川氏との独占インタビューの内容を掲載しました。無論、我々の最大関心事であるJR三ノ宮駅の新駅ビル開発についても質問が投げ掛けられ、同氏は回答を述べています。
その内容概略は以下の通りです。
- 新駅ビルは商業施設、オフィス、ホテルから構成される
- 選ばれる施設、神戸らしさを感じられるテナント構成内容を検討
- 難工事が予想されており、工期は長期化を想定
- 掘削に成功した温泉の活用は維持管理の観点から困難を伴う
- 阪急の新駅ビルやバスターミナル、三宮クロススクエアとの連携・回遊性を高める
- 開業時期は未定
- ビルやホテルを建てるだけでなく、まちづくりにも積極的に参画していきたい
既存の三宮ターミナルビル撤去工事は2020年度末までを予定しており、まだ1年3ヶ月の工期を残しています。そこから通常より長期の建設工事を伴うとした場合、新駅ビルの基礎や地下階、地上基壇部の構築に恐らく4年、上層階に2年の合計6年を費やすと想定。よって駅ビルの開業時期は2027〜28年と当ブログでは予想します。因みに大阪ステーションシティも7年の工期を費やしました。
前社長で現会長になった来島氏は2018年度内に完成予想パースを見せる事を目標としていましたが、叶いませんでした。なかなか新駅ビルの概要が発表されない背景には、JR三ノ宮駅を取り巻く環境が急速に変化しており、これまで何年も前よりJR西日本の社内で練られてきた開発案がこれにそぐわなくなってきた事が要因なのではないかと思われます。駅周辺の開発案件が固まっていく中で、新しい三宮の街づくりの観点における新三ノ宮駅ビルの果たす役割や内容、規模等の構想を再度、JR西社内で練り直し、三宮の中核として選ばれる施設、神戸の中心として広域圏においても存在感を示す事のできる内容に作り直している為に時間を要しているのではないでしょうか。
少なくとも今回の長谷川社長の述べた内容からは三ノ宮駅ビル開発に対する意気込みを感じる事が出来ます。長期施工を鑑みると、早期の着工が必要になる為、基本・実施設計をいち早く進めなればなりません。従ってやはり遅くとも今年の前半には新駅ビルの概要を固める必要があるのではないかと思われます。一つのタイミングは年度変わりの4月ですが、これまでの広島駅ビル、大阪ステーションシティウェストの発表タイミングはあまりこうした節目とは関係なく出てきたので、今年の春以降であればいつ発表されても不思議ではないと言えるでしょう。
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大阪ステーションシティ。。。ですかね?
失礼します。
正直、神戸市内のプロジェクトの優先順位を下げられてる…と私は感じています。
まず地下鉄⇔阪急の乗り入れもかかわってくると思うのですが、これも決断が遅く、何年勉強会してるの?という印象です。
またJRに対しては和田岬線の廃線の申し出。これは利用客をキープしてるJRからしたら筋違いで決して面白くないものだと思います。
私は浅い情報網なため思い込みの範疇で恐れ入りますが、三ノ宮駅以外にも神戸の開発があまりにも遅いため疑問に感じてる次第です。
落としどころの無い文失礼しました。