JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 地中障害物撤去とスロープ階段設置の基礎工事が継続



開発準備工事から起工式が行われ、本格的な工事が開始されてから早約半年。JR三ノ宮駅南側駅前広場は全体が工事エリアへと変貌しました。誰が見ても大規模な駅前再開発が進行している事を実感します。雲井通の再開発はミント神戸やサンシティに阻まれて、現地近くに出向かないと開発が進行している事を感じられません。タワーが立ち上がってくると存在を発揮してくるでしょう。



現場では、暫くの間、地中障害物の解体撤去が継続しています。南西側は三宮ターミナルビルの地下階躯体やその基礎、北東側は地下駐車場の解体を進め、敷地全体の高低レベルを平滑化しています。



敷地一部には木矢板の山留も行われています。敷地には沢山の鋼材が運び込まれています。すべて活用されているすれば、セメントソイル工法の山留構築に使用されているのではないかと思われます。



新駅ビルは左側のコンクリートの擁壁内部に建設される模様です。



このコンクリートの擁壁は新たに造られたものではなく、地下駐車場の躯体を再利用したものです。中央部分には鉄骨の構造体が置かれています。つい先日まではこの上に構台が設けられていました。重機がこの擁壁を乗り越えて移動するためでしたが、作業が終わったからなのか構台は姿を消しました。



8月末までの工期を予定していたスロープ階段の設置工事は未だ完了していません。しかしフラワーロード沿いにコンクリート造の基礎が構築されました。



スロープを設置する部分とは垂直に交差する形の階段状のコンクリートの箱が並びます。



側面にはブロックが積み重ねられたようなデザインが施されています。スロープから連続する階段の台座部分でしょうか。完成形が想像できません。しかもこの設備は5年以内には撤去される仮設です。工場で製造されているスロープが運び込まれるまではどのように落ち着くのか定かではありません。

関連記事
JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 中央通路の再整備が進行中 新駅ビルには国の支援を求めるべきか

2020年11月16日
こべるん ~変化していく神戸~
地下階を残しつつ更地化が進むJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事。この更地に新たな駅ビルが何年後かに建つと思うと、その建物のフロ …
JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 デッキ花壇の解体開始 新駅ビルは今年度中の都市計画決定を目指す!?

2020年6月12日
こべるん ~変化していく神戸~
解体撤去工事の進むJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビルは現在、4階の躯体を解体しています。同時に南側に接続している歩行者デッキの撤去工事 …
鉄道関連

阪神電車サービスセンター・定期券うりばがオープン 旧センター跡にはJR新駅ビル1階から接続するエスカレーターを整備予定

2023年1月24日
こべるん ~変化していく神戸~
阪神電車神戸三宮駅の東改札口の改札外コンコースに定期券うりばが完成し、21日より営業を開始しました。 定期券うりばなの …
JR三ノ宮新駅ビル

都市計画決定したJR三ノ宮新駅ビルの公共空間についての詳細分析 Part3 地上1-地下1階の「三宮駅前地下交通広場」

2023年2月26日
こべるん ~変化していく神戸~
6月以降いよいよ着工するJR三ノ宮新駅ビル。JR西日本の三大プロジェクトとして、大阪西、広島と共に主要ターミナル駅の高層駅ビル開発が …
JR三ノ宮新駅ビル

JR西日本が中期経営計画を見直し 新三ノ宮駅ビル計画は仕切り直し 今後の計画概要や開業時期はどうなる?

2020年11月1日
こべるん ~変化していく神戸~
解体が進む既存駅ビルの三宮ターミナルビル跡地で計画されていた新三ノ宮駅ビルについて、中期経営計画の見直しの一環として、JR西日本の長 …

POSTED COMMENT

  1. ABC より:

    コンクリートの擁壁に見えるものはおそらく雨水幹線の躯体でしょうか?台帳をみるとJRビルの支障となる位置にあるようなので、移設をしているのか、補修をしているのかと思います

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です