先月1月11日を以て全店閉館した神戸阪急ビル東館です。前身の三宮阪急会館が解体された後、20年に渡って暫定ビルとして営業していました。2000年初頭には解体されて2004年までには地上22階建ての超高層ビルに建て替えられるはずが、更に16年以上も延命されてきました。
この営業終了の掲示を見た時、ようやく区切りの第一歩が踏み出されたと感じました。現在までに全ての入居テナントは退去済です。
全ての窓ガラスは内側からシートで覆われており、内部の様子を伺うことはできません。現状はまだテナントが退去したのみで、内装の解体等にまでは着手されている感はありません。
ビル内通路も両側の店舗が閉店しているので暗くなってしまいました。解体が始まるとこの通路も通行ができなくなることでしょう。
2階部分もシャッターが下りています。代わりに臨時の定期券売り場が設けられていました。
サンキタ通り沿いの店舗も全て閉店済です。ビルは南北に細長い敷地に立っています。今後、建て替え対象となる敷地はこの神戸阪急ビル東館(グレーの鋼板で覆われた部分)のみかと思っていましたが・・・
今回の一連の店舗閉鎖の対象は更に東館の更に西側にあるこちらの建物にも及びました。こちらも東館の一部という位置づけということでしょうか。しかしこの部分の建物は外観程大きくなく、空から見ると西側に向かって鋭角に窄まっています。一体的に建替えられるとなると三角形型のビルとなります。
駅舎の完全な高架下部分の店舗はこれまで通り営業を続けています。
駅ビルという都市の中で超一等地中の一等地が空白の建物になりました。次へのステップへのプロセスとは言え、その都市にとっては健全な状況ではありません。次は既存ビルの解体が待っています。地下階や基礎部の解体には結構時間を要すことでしょう。従って変にこの状態が長引いてしまって、再度、開館することの無い様、とりあえず年度内に解体工事に着手し、暫定的にでも広場になってしまって欲しいと思います。そして年内に新ビルの計画概要発表と着工に漕ぎ着けるというシナリオを早く見たいですね。今年はもうすでに12分の1が終わってしまいました。残された時間で一体どんなサプライズが期待できるのか。
閉館した神戸阪急ビル東館
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
神戸では超一等地ですので、商業施設の日銭だけでもかなりの金額になると思います。阪急としては閉鎖が長引けばかなりの損失になると思いますので、神戸市との調整が不調で、痺れを切らして阪急系の商業施設を暫定的に入れるか、あるいは催事的な売り場ができるかもしれません。駅利用者としてもそのほうが、今よりはよっぽど便利なのは言うまでもありません。
全国に目を移すと、来月にはJR仙台駅の東口がリニューアルオープンし今後もヨドバシを含め開発計画があるようです。その他にも広島駅、千葉駅や長崎駅など具体的に開発・計画が進んでいる地方都市も多いようです。
震災というハンディがあったとしても(あったからこそ)、JRも含めスピーディーな三宮駅前開発が行われてしかるべきでしたが、話ばかりで何ゆえここまで遅々として進まないのか?甚だ疑問です。
市は阪急と何を調整しているのか発表して市民の理解を得るべきでは。
阪急も仮施設で長く営業しており、問題があったが、今の段階では市側の問題が大きい。
市自身やる気がないのに、民間がやろうとすれば、ストップをかける、なぜストップをかけたか理由を市民に説明しない、全く中央官僚精神丸出しである。
市はこうしたいんだと、阪急はそれに対して難色を示しているが、交渉しているので時間がかかるとか市民に明確にしてほしい、
但し、時間を切って早く調整を終えてほしい。
この状態が続くなんて市民としては耐えきれないし、今以上に京都や大阪から取り残されるだけだ。
masaさんに賛成!
仮設店舗とはいえこの立地ですから、入居テナントの立退き交渉は、少なくとも1~2年前から始めていたと思います。すると基本計画はその1~2年年位前には検討を開始していると思います。
この間神戸市は何をして来たんでしょう。三宮会議のあまりにも抽象的な提言はガス抜きにもならないレベルの物でしたね。神戸市のどうしようもない鈍さを感じます。
夢想家さん
全国のJR駅も東日本、西日本の枠組みに限らず、駅舎や駅ビルがどんどん新しくなっていますよね。三ノ宮駅より乗降客数が少ない駅が大半です。なぜ神戸が冷遇されるのかは分かりませんが、市が足枷の要因を作っているのであれば本末転倒ですね。
masaさん
もし調整が難航しているのであればその要因と事情背景を明確にして欲しいですね。
sirokumaさん
もし市が調整が難航する原因を作っているのでお粗末です。きちんと市民も納得がいくように説明して欲しいですね。
駅構内にあったカラーフィールド?はさんちかに移転するみたいですね。
今の敷地ではあまりにも狭いので、高架線を地下化して敷地を確保するのが一番もしれませんが、そうなると三宮から元町にかけての高架下店舗をどうするとか、
将来的に地下鉄に乗り入れるなら高速神戸から阪急三宮の路線の扱いはどうするとか、問題が山積みですわ。
工事状況からの推測ではありますが、昨年末から阪急西口で中二階を造る工事が現在も行われています。あくまで推測ですが東口ビルの屋根にある設備の移設が行われるものと思います(ホームには中線の線路脇に配線が引かれています)。 ですので、恐らくその付帯工事?が終わるまで東口ビルの解体には着手出来ないのではないでしょうか。
3月7日から、阪急ビル建て替えのための現況調査が始まるらしいですね。約一ヶ月間の調査後いよいよ建て替えて向けて進むのですかね。