開業の足音が刻々と近づいている事を実感する神戸三宮阪急ビルとその周辺は完成に向けて大詰めの仕上げ作業が進められています。ビルに接するサンキタ通りの道路改良工事もインターロッキング舗装ブロックの敷設エリアが拡大し、東側はもう殆ど完成形に近づいています。通りは歩行者優先道路のフラットな空間になる予定ですが、「止まれ」の文字が刻まれているので一応、車道と歩道の分け隔てはあるようです。
フェンスの向こう側は駅前広場が整備される予定です。サンキタ通りと融合して広場は拡大し、以前より大きく開放的な空間に生まれ変わります。この目新しい広場越しに眺める駅前の雑居ビル群は将来的には集約化による再開発の必要性を感じます。
空間の大きさは変わっていないのに歩道と車道が一体化した事で広くなったような感覚を覚えます。
早くこの新築の駅ビルに人々が出入りする様子やサンキタ通りを行き交う様子を見たいですね。
旧神戸阪急ビル西館周りの仮囲いも撤去が進み、建物前のインターロッキングブロックの敷設も進んだ他、建物壁面の仕上げや内装の仕上げ工事が行われています。
街路樹の植樹エリアも西側に拡大しています。以前の高架下とは全く異なる落ち着いたデザインになりました。
EKIZO(エキゾ)神戸三宮として、この完成形に向けてこれから更に仕上げが進み、華やかさを増していくでしょう。
スティック状のデザイン照明の設置工事はまだ行われていません。
南北を貫く通路の入口はアーチ状に改修され、阪急らしさを増しています。
テナントの並びや出店区画はどうなるのでしょう。フロアマップを早く見たいものです。
西館の改修工事にも2年近くとかなりの時間が費やされていました。内装撤去後に耐震改修を行っていたものと思われます。
グルメビルと呼んでも差し支えない旧西館部分。サンキタ通りはグルメストリートとしてもこれまで以上にその名を馳せるようになるのではないかと思います。
まだ西口コンコース周りには仮囲いが残されています。
西口コンコースの改修もいよいよ最終工程に入っています。東口のコンコースと共通の2階のアーチ窓がお洒落です。
エスカレーター・階段上のアーチ梁も美装化されて姿を再度、現しました。
以前の姿を継承しつつ、全てが新しく生まれ変わっています。特徴ある吊り下げ照明は以前と同じデザインの物を新調しているようです。
2階の店舗入口も姿を現しています。カフェの出店が見込まれます。改修前もカフェが営業していました。
階段周りの美装化も進めて欲しいですね。残りの吊り下げ照明の製作は遅れているのでしょうか。まだ設置されていません。
東館部の内装工事も更に進行しています。
仮設エレベーターの撤去も進んでいます。この部分には更に階段が整備されます。
エレベーターとスロープが撤去されて店舗の入口が現れました。
神戸三宮阪急ビルのオフィスフロアはもうテナントの募集は行っていないようです。開業時から満室稼働するものと思われます。やはりターミナル駅前の再開発ビルには高い需要がある事が証明されました。
神戸阪急ビル増築工事/サンキタ通り道路改良工事 神戸三宮阪急ビル西館の改修は大詰めへ
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前出でコメントしたスケルトンタイプのシャンデリアが、東口の吹抜けに設置されました。こちらは四角の台座ではなく、六角の穴から吊り下げられていて、雨風対策で揺れるタイプです。
西口から阪急三宮楽天地”さんらく”に上がる階段廻りと、南方向の阪急西口商店街はどうなるのでしょうか?
商店街扱いのマクド跡はエキゾですが、他の店舗は継続されるようです。JR三ノ宮駅管轄の阪急高架下の権利交換で西口側JR高架下を阪急が一部使用していると思うのですが、現行法規ではアウトだし、モトコーの様に耐震補強で、いずれ立退きになるのではと思われます。