地下鉄海岸線・みなと元町駅のエントランス部である旧大林組神戸支店の外壁を活用したプロジェクト「みなと元町計画」。前回は公開された建物のデザインが近代建築である外壁とは全く統一感のないものであることが判明したと記事にしました。敢えて神戸朝日ビルやSHIPS海岸ビルのように近代建築の上にモダンな高層ビルを載せるというデザインもあるので、どちらかと言えばその方向に走ったとも考えられますが、その場合にしてもシンプル過ぎるその外観は物議を醸し出しています。
建物の建設工事はそんな我々の危惧を他所に順調に進行中です。すでに基礎工事は完了しており、いよいよ地上躯体が姿を現す段階にまで達しています。
基礎躯体から1階部分の柱や壁に接続する鉄筋が無数に天に伸びている様子が分かります。コンクリートをポンプ車で流し込んで打設しています。
2-3階まで組み上がった鉄骨製の非常階段が見えます。この場所に非常階段が据えられるとなると、この建物の正面はどちらになるのでしょうね。
この建物は完成し、南側から眺めて初めて近代建築の外壁と新しい建物の調和について評価されるのではないかと思います。
栄町通を挟んで向かいにある和田興産本社ビルとマンションギャラリーが仮囲いと足場に覆い始められていました。外装の大規模修繕作業が進められるのだと思われます。業績好調なのであれば神戸・不動産業界の急先鋒として新本社ビルを建てて欲しいですね。
みなと元町計画
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