神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」の化粧直しが11月以来行われてきましたが、ようやく作業が完了し、タワー全体を覆っていた足場や防護シートが撤去・解体され、中突堤にその姿を再び現しました。
遠目だと分かりづらいですが、近くで見ると全面的に塗装が更新されていることが分かります。タワーを覆うパイプだけでなくベースとなっている中央部分の地上階の建物も白くリフレッシュされています。
リニューアルされたのは外装だけではありません。館内も塗装を一新したのはもちろんのこと、ご覧のように5階展望台はシックなダーク系の内装色に統一され、天井には光ファイバーが埋め込まれていて、夜間には星空が演出されるようになっています。座り心地の良いソファーが設置されており、恐らく照明もかなり抑えられるので、カップルの巣窟になること間違いなしですね。
4階展望台は真っ白に塗装されており、昼間はむしろこちらの階の方が賑わっていました。3階はこれまで通り、カフェが併設されています。
内外装が一新されたポートタワーですが、今回のリニューアルにおける一番の目玉は夜間の照明演出の変更です。通常のライトアップに加え、中央エレベーターの鉄塔部分に約7,000個のLEDが設置され、様々な色を発光して40種類のパターンに変化するそうです。
4月28日より点灯を開始するそうなので、点灯開始後に再度、取材してきたいと思います。どんな色に変化するのか実に楽しみですね。
ポートタワーの足元にある中突堤中央ビル。ポートタワー竣工時から存在するのでかなり年季の入った商業ビルです。現在、存続が危ぶまれているKiss-FM神戸の本社スタジオが入っています。不況の中、スポンサー探しも厳しく、どの地方ラジオ局も運営は大変かと思いますが、Kissに
限っては粉飾騒動に加えて、役員解任問題にまで発展してしまいました。JFN加盟後、自主制作番組が大幅に減り、名物DJが消えていき、正直面白味のない放送局になってしまった気がします。私自身もFM802を聞くことが多くなりました。なんとか頑張って欲しいものです。
ポートタワーと同時にお色直しが行われていた神戸港旧信号所です。パールから爽やかなクリームグリーンに色が変更となりました。知りませんでしたが、高さは46.3mもあります。塔内にはエレベーターもあるようなので、展望塔として一般開放して貰えると嬉しいですね。
この日、ポートタワーの足元に広がるメリケンパークでは恒例のフリーマーケットが開かれ、多くの人で賑わっていました。メリケンパークも気持ちの良い公園ですが、西側の整備によって緑がだいぶ減ってしまったのが残念です。今後、開発の進むであろう新港第一突堤が奥に見えます。開発を進める際は、メリケンパークとの間に橋を掛けて欲しいものですね。
メリケンパークを挟んで南側から三宮の超高層ビル群を望みます。立派なビル群に成長しています。旭通4丁目の再開発ビルもどこかから顔を覗かせてくれるでしょうか。
超高層ビル群と言えばこれまで西新宿、みなとみらい、OBP、幕張新都心、神戸では六甲アイランドやハーバーランド等、高層ビル街を計画的に意図して誕生させるのが通例でした。三宮の場合は、個々の開発によって建設された超高層ビルが自然発生的に成長して出来たビル群です。
梅田・北ヤードには前者の開発手法によって超高層ビル群が誕生しますが、こうした手法も用地がなければ成り立ちません。バブル期には寧ろ大規模用地が手に入る郊外で盛んに進められてきましたが、都心回帰が鮮明となり、用地が不足しつつある今、今後は「三宮型」のビル群が増えていくことになるでしょう。
神戸ポートタワーが復活!
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神戸ポートタワー
神戸海洋博物館の2階から通路を伝って、神戸ポートタワーに直通で行けます。
タワーは上から展望5F、展望4F、展望3F、展望2F、展望1Fで、これらは有料エリアとなります。
タワーのくびれた部分をはさんで、その下の地上1~3Fは無料で入れます。
でも、景色はよく見えません。
途中、見てはいけない物を眼にしてしまいました。
どうせワタクシには無縁ですよーだ。
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