兵庫県下では神戸に次ぐ第二都市である姫路市。人口は53万人に上り、中核市にも指定されている播磨地方屈指の拠点都市です。JR姫路駅における再開発によって4月30日、新駅ビル「piole(ピオレ)姫路」が開業します。今回は神戸に先立って駅ビル建替や駅前周辺エリアで複数の再開発プロジェクトが進む姫路を取り挙げてみたいと思います。私自身も姫路を訪れるのは実に5年ぶりのことでした。
piole(ピオレ)姫路はJR西日本が建設、同社子会社の神戸SC開発が運営する新駅ビルで、地上6階 地下1階、売場面積は13,000平方メートル。東西方向の長さは120m、建物の高さは約34m。姫路初出店が7割を占めるという119店舗が進出。
東急ハンズ、ユニクロを中核テナントとする他、駅前立地とJR西日本のリーシング力によって複数の有力ブランドが集積。最上階と角部をガラスで覆い、中央部壁面パネルにはLEDの間接照明を配置。これは姫路城の石垣をモチーフとしているそうで、夜間にはコンピュータ制御による照明演出が施されます。
グランドオープンは4月30日ですが、4月27日・28日の二日間はプレ・オープンとしてカード会員に開放。
駅ビル内はすでにカード会員登録をした大勢の女性客やカップルで賑わっていました。カードはJOY ONE CARDと呼ばれ、piole姫路だけでなく神戸SC開発が運営するエキナカ施設共通のメンバーズカードで、JR神戸線沿線の各PLiCOや芦屋のモンテメール、住吉のLiv等でも使えます。
新駅ビル1階部分は東西方向全域に渡る巨大なピロティ空間となっています。
スタイリッシュで最新の新駅ビルは駅舎高架化によって先行開業していた高架下商業施設プリエと名称、運営体系を統一し、総売場面積23,000平方メートルと進出テナント約200店舗にて初年度165億円の売上を見込みます。
そもそも姫路駅ビルの建替計画の発端は駅周辺で昭和48年に策定された連続立体交差事業が行われ、2006年に山陽本線、2008年に播但線・姫新線の高架化が実現したことをきっかけに、駅舎改造計画の集大成として駅ビルの建替が進みました。またこの連続立体交差事業によって生じた広大な用地を活用して、姫路市による「キャスティ21」と呼ばれる駅前広場及び周辺地区の整備プロジェクトが進行中です。
駅舎高架化によって誕生した中央コンコースは県都ではない地方都市とは思えない程、大規模です。JR姫路駅の乗降客数は約92,000人。JR元町駅や尼崎駅よりも多く、ターミナル性という観点では県下最大の駅舎だと思われます。この他、山陽電鉄姫路駅が22,000人、神姫バスターミナルが24,000人。これらを総合すると駅利用者だけで一日約14万人が行き交っているという換算です。
JR姫路駅高架下には売場面積6,000平方メートルの商業施設が開業。これまでプリエ姫路と呼ばれてきましたが、新駅ビルと一体運用された「piole姫路」として再出発します。駅ビルに対して高架下側は「piole(ピオレ)ヤング館」となり、ジュンク堂や無印良品が中核テナントです。
これら一連の駅舎改造と駅ビル建替が進められる中、駅前広場や周辺エリアの整備も同時に進行中です。今回の改造事業によって姫路は国内でも最大級の駅前広場が整備されることになり、まるで政令市並みの大規模プロジェクトが目白押しです。
中央コンコース前には大手前通りの向こうに姫路城を真正面に捉えて眺めることができる眺望デッキが整備されます。またこのデッキは新駅ビルの2階や駅前の各商業施設と連絡する空中回廊の基点となります。
その姿はすでにほぼ完成に近づいています。格子状の素材には鋼鉄と木を組み合わせた姫路城の門をイメージしています。
駅ビルの正面は完全な広場空間として活用されます。北側半分は緑の多いにぎわい広場となり、今後、整備が進められます。駅ビルに面した南側は一段、掘り下げられた形のサンクンガーデンとなり、駅ビル地下階やリニューアルされた地下街「グランフェスタ」と接続します。
サンクンガーデンの整備も急ピッチで進んでいます。バスターミナル方面からも大階段を使ってガーデン内へとアクセスすることができます。
ガーデン内の中央にはせせらぎが流れ、夏には子供が水遊びをすることもできそうです。
石垣などのデザインを施すことで姫路城外濠をイメージし、緑も多く配して都会の中で自然を感じられるオアシスです。夜間には木々がライトアップされて柔らかな光に包まれます。また正面を見上げれば駅ビルの巨大なパネル照明の演出を楽しむことができる実に粋な空間になります。
最も喧騒になりがちなターミナル駅の正面に穏やかな時間が流れる庭園が誕生するのですから、何とも贅沢な話です。しかし世界遺産の姫路城を抱える姫路は世界中から観光客が訪れます。その表玄関ですから、これ位思い切った整備が進められるべきなのでしょう。空間活用法がまるでヨーロッパの都市のようですね。
欧州のような駅前整備は、広場だけに限った話ではありません。大手前通りは駅前から十二所前線までの区間の一般車乗入れを禁止し、通りのほとんどを歩行者空間が占めるトランジットモールに変更されます。
すでに一般車の乗り入れは禁止されています。通りを走っているのはバスとタクシーのみです。何とも大胆な政策ですね。
駅前眺望デッキから西側に向かって弧を描くように空中回廊が建設されています。
バスターミナルと一般車乗降場の上をグルリと回って山陽百貨店・キャスパへ直結。車に邪魔されることなく安全に山陽姫路駅とのアクセスが可能になります。
またこのアール型デッキと接続する新たな再開発ビルが建設されます。姫路市の進める駅前整備計画「キャスティ21」のエントランスゾーンの役割を担う「12街区」に相応しい事業案をコンペ方式で募り、開発事業者として神姫バスが決定しました。同社はここに地上9階建ての「姫路ターミナルビルディング(仮称)」を建設。事業案の条件として地上1階には一般車乗降場とバス乗降場の一部を配置する必要があります。2階より上層階はレストラン・カフェ、託児所、クリニック・健診センター、オフィスが入居する予定です。三宮で言えば、ミント神戸に近い役割を担う施設になるのでしょうか。
キャスティ21は姫路の玄関口に相応しい都市景観・空間の形成の為、駅前広場の整備と高次都市機能の立地を適切に誘導する計画です。広場の東側ではコアゾーンと呼ばれる3区画(A-Cブロック)の事業地が予定され、すでに開発事業者を提案競技により募集・決定済みです。
Aブロック
最も駅に近いAブロックにはホテルモントレを運営するマルイトグループの進出が決定。同社はここにホテルと商業施設の複合ビル(地上21階 延床面積55,000㎡)を建設予定。国際観光都市の新たなランドマークとなる姫路初の超高層ビル(高さ約100m)が誕生します。
Bブロック
中央のBブロックには山陽企業が地上8階建ての複合商業ビルを建設。国内最大級のシネマコンプレックスや都市型スーパー、駐車場等が整備されます。
Cブロック
最も駅から離れたCブロックには神戸滋慶学園が決定。同法人はここに医療・福祉系の専門学校と保育施設の二棟の建物を整備する予定です。
Aブロックはpiole姫路や駅前広場に面した約1ヘクタールの用地です。ここに商業施設を低層階に配した姫路一のノッポビルが完成すると、駅前の景観は大きく変わることになるでしょう。
B・Cブロックには複数の事業提案があったようですが、分譲マンションとスーパーや家電量販店等を組み合わせたありきたりの案が多く今回選らばれた二案が選出されたのは賢明であったと思われます。
これら一連の大規模開発に呼応するように既存商業施設の改装や駅前再開発も進行しています。広場を挟んでpioleの正面に10億円を掛けて建設されたフェスタビル南館。駅ビル建替につき、旧ビル内の既存テナントが一時、移転・仮営業していましたが、新ビル開業につきこれらのテナントは再び駅ビルへ戻ります。同ビルは今後、フェスタビルとして、駅前広場地下に広がる地下街「グランフェスタ」と一体的に運用されます。さんちかと交通センタービルのような位置付けですね。
姫路駅前の新地下街グランフェスタは、2年前まで営業していたフェスタガーデンを駅前再開発に合わせて大規模改装したものです。
旧「駅東ビル地下ゴールド街」の敷地と合わせ、約7,000平方メートルに51店が集う複合商業施設へと生まれ変わりました。
施設内は非常に明るく、新駅ビルと共に姫路の新しい地下街としての意気込みを感じられる造りになっています。
地下街は1-6番街で構成され、ゾーンによって用途を区分けされています。
テナントの半分以上は飲食店や食品販売というのもこの地下街の特徴です。グルメ街としても賑わいそうです。
グランフェスタはJR姫路駅や山陽姫路駅等の交通拠点、駅前周辺の各商業施設の地下階と接続しています。サンクンガーデン・姫路駅との結節点には大きなオープンスペースが完成しました。
JR駅舎と駅ビルの改造によって進む駅前周辺の大規模再開発は、全国の大都市で繰り広げられている光景ですが、これらの華々しい新施設の開業は強制的に既存施設を巻き込み、各施設が生き残りを掛けた商業戦争を引き起こします。その反面、現状に甘んじてしまいがちな既存施設の更新や改装、建替等が進み、再開発による都市の活力が生まれてきます。特に中心市街地は郊外モールに押されて、衰退著しい地方都市も多く、姫路もその例に漏れずにいました。しかし今回の駅ビル効果によって姫路が息を吹き返そうとしています。
駅前に立地する地域一番店の山陽百貨店。年間売上高240億円を誇ります。これまで内装リニューアルやロフトを誘致し、テコ入れを図ってきましたが、一連の再開発に伴い、店舗面積を2016年までに4,000平方メートル増床することを決定。増床後は約33,000平方メートルとなります。この他、一部フロアの改装やテナントの誘致等も進め、pioleとは競合せずに差別化を図る方向です。
姫路の都心部は神戸同様に二百貨店体制が構築されています。駅前に山陽、駅から離れた大手前通り沿いにヤマトヤシキ姫路店があります。約18,000平方メートルの店舗面積に対し、80億円の売上高で、ライバルの山陽百貨店に大きく水を開けられています。現在は新規出店した加古川店(旧加古川そごう跡)を下回り、本店的存在価値が低下しています。近年、大丸神戸店のように近隣地区への路面店誘致を開始。復活を図りますが、piole(ピオレ)姫路の開業に加えて、今後、マルイトビルにテナントフロアができるとなると、更に厳しい環境に置かれることになります。
みゆき通りは駅前と姫路城を結ぶ姫路随一の商業軸です。通りは駅前からグランフェスタ、フォーラス、ヤマトヤシキ等の姫路の主要商業施設と接続し、さながら姫路のセンター街といったところでしょうか。多くの人で賑わっています。
piole(ピオレ)開業前は姫路フォーラスは姫路唯一の本格的ファッションビルでした。有力テナントを揃え、姫路の若者を魅了してきましたが、pioleとの重複テナントもあり、今後、差別化を大きく迫られるものと思われます。
大手前通りと十二所線の交差点北東角に開業した複合商業ビルWAT。古い建物が大半を占める姫路の街並みの中で一際、異彩を放ちます。
JR姫路駅南側の再開発によって誕生したツインタワー「パラシオ」。ホテル日航姫路は現状、姫路一のノッポビルです。駅前の好立地と姫路城や市街地を見渡せる眺望が売りのシティホテルですが、ホテルモントレ姫路が開業すると人気は二分し、競争は激化するかもしれません。
こうやって見てみると、姫路は神戸の縮図のような気がしてきます。構図的にも非常によく似ています。規模に違いはあれど、姫路で今後起きてくる事は、神戸でも起き得るということでしょう。
競争力・資金力のある施設は今後、増床や建替によって新施設に対抗します。これに伴い周辺地区を巻き込んだ再開発が進む可能性があります。対抗できない施設は淘汰されて、既存建物は売却され、跡地にはこれまた再開発の機運が高まります。すでに駅前で建替に踏み切った御幸苑ビルのように古い建物も次々に更新されていく絶好の機会となります。古く凝り固まってしまった商業地はジリ貧でジワジワと衰退を続け、やがてはシャッター街へと変貌してしまいます。外から大きな資本によるテコが入ることで、街の新陳代謝が高まり、都市の活力が生まれてきます。今後、不動産開発に活気が帯びてくれば、新しい施設が次々と出来、ステイタス性が高まる姫路の都心部にもタワーマンションが建設される日が来るかもしれません。
そして姫路の動向には、今後、同様に駅前再開発が計画される神戸三宮の将来を占う上でも、非常に興味が湧いてきます。
piole(ピオレ)姫路の開業によって姫路の注目度が一気に高まりました。実際に姫路の街を歩いてみると、若者が非常に多いという印象を覚えました。とかく若者層は神戸や大阪に流れがちであり、ファミリー層は車で郊外モールへという図式が姫路でも成り立っていると思っていましたが、良い意味で期待を裏切られた気がします。
最後に、piole(ピオレ)姫路の屋上には展望デッキが整備されました。
同デッキからは姫路駅周辺を一望することができます。
来年度には白鷺城の補修工事が完了して、再び美しい姫路のシンボルが見られるようになります。
今後も当ブログでは姫路の状況を定期的に追って行こうと思います。
地域探訪 -姫路特集・piole(ピオレ)姫路開業/キャスティ21-
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姫路駅大改造計画に田中角栄もびっくりしたというくらいの大計画が本当に長年かかり、やっと実現しましたのは大変うれしいです。姫路市民の南北のアクセスが大幅に改善し、駅前が素晴らしくなりました。
姫路はイオンの前身フタギの本社所在地としてイオンの影響力が強く、御幸通りや二階街商店街の有力店が飾磨のイオンモールに出店し、イオンとともに発展したが、大津にイオンモールの二店目ができ、御幸通りや二階街商店街そのものが厳しくなった。姫路駅ビルも当初はイオン主導の超大規模店の話であったが、それなりの規模に落ち着き、周辺一帯と連動して駅前・都心地区の再生を図るようですね。一番の老舗ヤマトヤシキが、5万㎡以上と駐車場1000台くらいあれば都心全体の再生も可能で違ったが、こべるん様のご指摘の通り、再生しても競争激化で地区間、店間の強弱がはっきりするでしょうね。
それにしても駅前地区の空洞化は回避され、発展しますね。
神戸の場合は三宮から遠い場所に、圧倒的一番店の大丸がある点、回遊性が確保されるので、地域間の問題はないが、三宮自体で競争激化で投資次第で店間の強弱がつきそうですね。特に心配はそごう、そしてセンター街の2階、3階かな。
明治の頃に県都になってれば今頃百万都市でしたね 平野のど真ん中で実は神戸よりふさわしかったかもとさえ思います
更には今や日本を代表する世界遺産を抱え その集客力はこれからの姫路の十年を明るいものにしてくれるでしょうしイベント等なんだか神戸より元気なんじゃないかなと思うのは私だけでしょうか
観光地にあぐらをかかず催しを立ち上げ ネックになるはずの大修理でさえネタにするしたたかさは神戸も見習い教わってさえ欲しいものです いつまでも過去のイメージに頼らず 新しい魅力を発信できなければ 伝統のかけらさえない新興都市である神戸の価値は維持できず衰退さえありえます 極端にゆうなら未来への発展こそがこの街の魅力そのものであり 居留地や異人館はその足跡としての存在価値があるのみで神戸そのものではないはずです もちろん観光資源として利用しつつ 訪れた人達に神戸の今 進化の途上を魅せるスタンスが必要です その努力を惜しめば風見鶏の向きも変わってしまうでしょう
城門イメージした眺望デッキ、外濠風石垣のある駅前広場、城までの目抜き通りのトランジットモール化、ここまでやってくれると今まで姫路を意識していなかった人も意識するようになりますね。僕もその一人。兵庫県民としてはかなり嬉しいし応援したい。
完成したら子供つれて行きたいです。息子の名前に「城」がはいってるんですよね〜
姫路城が好きで時々と言っても1年おきくらいで出かけるのですがこの開発は素晴らしいですね。サンクンガーデンや大きなピロティと展望デッキに眺望デッキ。世界遺産としての姫路城を意識したつくりで世界基準と言うのでしょうか非常にゆったりと質実さをもって作られていますね。誰が設計したんでしょうか?
また、政策面でも大胆ですね近視眼的な考えではなく将来をしっかりと見据えているようですね。姫路は飾磨や広畑方面のモールも元気ですよね、産業と観光がバランスよく育っている様に思います。将来的にはもっと人口が増えそうな予感さえしますね。ただ、個人的には姫路は平面的な余力がまだまだありますので上よりも面で広げて欲しいな。姫路城には大きな空が似合いますから。
イオンモール岡山88000㎡
店舗350店舗
西日本最大であり初の都市型イオン
今までにない高級店も入るみたいです
姫路もなかなか頑張ってますが、岡山のとは格が違います
姫路、神戸ともに岡山イオンにストローされるのではないかと懸念してます
神戸からの程よい距離が、決して衛星都市とならず独自の経済圏、文化圏を育んでいる様ですね。
江戸時代までは神戸とは別の国だったわけですから、当然かもしれませんが・・。
姫路に行くのは、心理的には和歌山に行くぐらいの観光気分になります。
姫路でここまでやるわけですから、JR西も神戸市も三ノ宮駅では少々の物でお茶を濁せないでしょう。
今回のレポートを拝見して、さらに期待が膨らみました。
ももさん
姫路は中核市ですよ
中核市でこの規模の再開発は物凄いでしょう
で、神戸や姫路が何で岡山にストローされるんですか?
梅田があれだけ再開発しても神戸、姫路はたいして影響ないんですから
岡山は政令市ですよ。
今回の岡山のはレベルが違います
グランフロント200店弱
ウミエ200店弱
岡山イオンモール350店
おそらく西日本最大級の開発であり、従来のイオンとは違い都市型です
姫路、神戸にないようなテナントが入るみたいなので今後は岡山に買い物が主流となるでしょう
姫路には昨年仕事で行きましたが自分も遊びに行ったのは何年前やったかな?という感じです。
駅前も工事中で囲いだらけだったのでよくわかりませんでした。
こんな風になってたんですね。
最近は新幹線から見る景色だけですが神戸(特に三宮)からすると羨ましい程駅前に広大な敷地がありますよね。
三宮にこれだけあれば好きなことができるのにと思います。
でも世界遺産を抱える同じ兵庫の都市ですから完成した姫路駅も個人的には大注目です。
ももさん
岡山より明らかに凄い梅田の再開発(GFO、OSC、うめだ阪急)があっても神戸、姫路はたいした影響は無かったんですよ?
神戸市民や姫路市民が岡山に行くわけないでしょ
もう少し現実見た方が良いと思う
姫路~神戸~大阪の区間は、ほぼ終日15分間隔で運転するJRの新快速が1時間弱で結んでいるので、通勤・行楽輸送の点からもかなり密接な関わりがあると思います。自分も、休日の遠出には大阪や京都といった東へ行くことがほとんどでしたが、近年の姫路の変化には興味をそそられます。
駅ナカ施設のポイントカードが統一されたのは、地味にかなりのメリットかなと感じます。姫路と大阪の両端が大きな変化を迎える中で、三ノ宮の再開発に期待をしてしまうのは必然というものでしょうか。
グランフロント200弱
岡山イオン350店舗
これが全てだと思います
岡山は中四国最大の街で神戸にもないビックカメラなんかもあるし、イオンついでにビックカメラ目当てで神戸からも集客するでしょう
それぐらい今回の都市型岡山イオンはモノが違うのです
街には様々な街の特性や集客エリアがありますからね…その論点なら、幕張周辺のエリアはみんな幕張にやられてるはずです。
中四国地方と関西地方では流石に経済圏が違いすぎます。岡山の超大型都市型ショッピングモールの集客エリアは岡山県内以西、四国地方がメインになると…
私の専門は都市工学ですが、ストロー効果や集客エリアの変遷というのは元来より交流があった範囲内に限られるのが一般的です。
岡山の人がわざわざ買い物しに姫路や神戸にきたりなんてほとんどしませんよね?その逆もしかりです。
特に中四国エリア最大の交通の接点である岡山となると、自ずとメインの集客エリアは理解していただけるような…(JRだと一時間に1、2本しかない姫路岡山間より岡山高松間のほうが…ね^^;)
家族やカップルで車で西側に行くついでに寄る、というのはあるかも知れませんが、兵庫県民にとって、(特に姫路からだと)同じ時間かけるなら岡山よりも大阪に行く人の方が多いと思います…ヨドバシありますし…
当ブログの主旨及びその記事内容に関連の無い、不適切な表現を含んでいる、読者に不快感を与える、悪意のあるコメントは今後、事前の通知無く全て削除させて頂きます。悪質な場合は、ホストの拒否も辞しませんので、ご了承頂けるようお願い致します。
ぺにッスさん
お気持ちは分かりますが、あなたも自重してください。読者に不快感を与える、悪意のあるコメントは削除すると申し上げたはずです。それとHNも変更をお願いします。できるだけ常識的なお名前にしてください。
淀屋さん
姫路の駅ビルの出来は期待以上でした。それにもまして駅前広場は素晴らしいの一言に尽きます。今後の周辺エリアの再開発にも弾みがつきますし、イオン一辺倒の街から大きく変貌を遂げそうですね。神戸は確かにそごうが心配ですが、駅前一等地にあるわけですから、ヤマトヤシキと比べると遥かに良い環境にあります。やはり建替による再生へと動いて欲しいですね。
ながたるんさん
やはり姫路城の持つ歴史的建造物の価値感と重みは想像以上の魅了を発揮しているようですね。これを中心とした街造りのコンセプトがはっきりとしてブレが無いのでここまで徹底できるのではないかと思います。神戸が学ぶところは非常に多いですね。ラッキーなのは神戸がこれから再開発に着手できるわけですから、見習うところはじっくりと研究するべきだと思います。
ジョーさん
まさにその通りですね。姫路は県下第二都市です。神戸と共に兵庫の二大拠点として相互補完と連携していきたいですね。
sirokumaさん
確かに姫路城をしっかりと活かした景観造りは必要だと思います。大手手前通りから駅までの空間はしっかりと確保されていますね。神戸も海と山という景観を保とうというコンセプトは分かるのですが、その概念が曖昧です。駅ビルから見える海や山を確保するというのであれば、ビルの高さを神戸最高層にし、そこからの眺望を遮らないように規制するといったような大胆な開発と政策を取り入れて欲しいものです。
夢想家さん
ある意味、大阪と京都の関係のようなものでしょうか。JR西もしっかりと仕事をした感がありますね。おのずと三宮の改造にも期待してしまいますね。
旅人さん
立体交差工事で駅前にあれだけの空白用地が生まれたことは大きいですね。神戸にはできない芸当ですから、羨ましい限りです。まだまだ工事の槌音が途切れることは無さそうです。今後も楽しみですね。
須磨っ子さん
JR西もそうした相互ポイント利用を期待しているのかもしれませんね。私の嫁もプリコでカードを作ったので、今回のピオレのプレオープンに行こうという話になりました。新快速に乗ると思った以上に速いですよね。姫路まで。車だと結構通いんですが。
yuudaihatchetさん
論理的な説明をありがとうございます。こうした建設的で大人の対応を皆さんにもお願いしたいと思います。
補足ですが、一部、不適切な表現を含むコメント、明らかに悪意のあるコメントの入力がありました。不本意ながら、これらのコメントは削除させて頂いております。
今後も神戸を愛する皆さんと有意義な意見交換ができればと思います。
みなさん、2チャンネルネタでそんなに熱くならなくてもよいのに。「ネタ」ですからスルーするなり、サクッと削除すればよいのでは。
でも、この「ネタ」岡山市の公式ホームページにも載っているんですよ。(笑)
yuudaihatchetさん
岡山の人間は休日には大挙して神戸に買い物に行ってますよ。
岡山のTVでは神戸三田や垂水のアウトレットのCMがガンガン流れています。他にも神戸の大学や専門学校のCMもガンガン流れています。
まぁ岡山の片想いでしょうね。
イオン岡山ができたら、神戸を走る岡山ナンバーの車がチョット減るかもしれませんが。(チョットだけね。)
岡山は流石に…
直通の電車は少なすぎるし各停だし、兵庫県民からしたら行くのに幾つ山越えなきゃなんないのっていう感覚です。
姫路から岡山より姫路から大阪の方がよっぽど近いんですよ。
皆さん、ここら辺で岡山の話はやめましょう。記事の内容と相違しています。名無しの方はお名前の入力をお願いします。
初めまして。大阪よりも神戸や姫路が好きな関西の住民です。
ピオレ利用者層に近い若い世代ですが、姫路城周辺には、新駅ビルや計画にあるような高層ビルは不要だと思っています。入っている店も女性ターゲットが多く、男の私は寄りつこうとは思いません。都会化が好きな若い世代では珍しいのかも知れませんが、他の都市や神戸との違いを見いだせません。高架化された姫路駅には行きましたが神戸や大阪方面の駅の雰囲気と何らかわらないの残念でした。同じく近年に改装されたJR奈良駅のように格子天井や木目調の柱にするなどの工夫が欲しかったです。存在感も印象もある姫路城があるのに興ざめしますし、姫路城を活かせていないと思いました。
先のsirokumaさんが書かれているように平面に拡げ、城下町を彷彿とさせるような都市開発、極端な話をすれば姫路城下と周辺は低層かつ日本家屋の外観にするぐらいの制限をして、その他や高層建築は城外(駅の南方面など)に建てれば良かったのにと思います。
姫路の商店街も少し回ってことがありますが、他地方の寂れ行く商店街と似たような薄暗い印象も受けました。元が大きいだけに他の所よりはましに見えただけなのかもしれません。姫路だけに限らず衰退していくところはアーケードの汚れや自転車の乗り捨てなど、そんなところが目に付きます。姫路の商店街組合のような所の人達がどのように考え行動しているのか分かりませんが、姫路城に寄りかかっているような商売ではなく再開発地区に負けないよう平面で勝負していく工夫や気持ちでいないと新駅ビルに客を吸われて衰退していくでしょう。また、新駅ビルに入っている店も10年後生き残っているのは一部かもしれません。
ただ、姫路周辺の光明は、どこか1つが独占状態ではなく周りに山陽百貨店など競合施設もあり、その中で成長や淘汰される流れがある事だと思います。私は、姫路だけでなくどの地域でも大型店舗よりも商店街の人に頑張って欲しいと思っています。
>姫路駅大改造計画に田中角栄もびっくりしたというくらいの大計画
これは田中角栄が驚いたのではなく、角栄は駅をもっと南(100~200m)に下げた方が良い結果になると言ったという風なことを聞きましたが、どっちなのでしょう。
姫路の人間です。神戸の方がここまで姫路に注目してくれとってのことがごっつい嬉しいです。というのは神戸の人は(もっと言えば姫路から近い加古川辺りの人も)神戸より西、無いと思とってんが正直なとこや思います。ほいでも姫路は有るんです。少なくとも姫路福崎龍野相生赤穂山崎佐用家島…のもんにとっては、姫路の駅前は大事なとこなんです。兵庫にはそういう空間もあるんやさかい。
ほいで、「もも」さんとかいう方えらい岡山を出っしよってで、兵庫の人間としてそれがうざく妨害とすら感じるんですが、一方、「もも」さんの言いよってのことも分からんでもないです。
姫路から見て岡山の存在は、京阪神とは比べ物になりませんが確実に「有ります」。電車が一時間に一本である以上に存在感はあります。高松や福山にとっての岡山ほどではないにしても。
特に存在があるのは、学校関係で高校生大学生の、姫路から岡山への通学は無視できるものではありません。即経済圏がどうのということではありませんが。
あらら、いつも律儀に個別返信している管理人さんが私に返信しないのはアラシ認定ですか。
私の投稿の前段は変な投稿に過剰反応しないように忠告したつもりなのですが。
後段は間違った認識による投稿に管理人さんが論理的で建設的な意見と評価しているので、それは違いますよと説明しただけなのですが。そこが癇に障ったのでしょうか。
別に岡山の話をしたくてしたのではありませんよ。
しかしながら元姫路市民として言わせてもらえるのなら、姫路の発展は鳥取・岡山との連携が必要だと思っています。実際官民でそのような動きもありますし、それなりの交流もあります。姫路が播磨の一都市で縮こまっているべきではないと思います。
それを岡山の話は記事の内容と相違していますと切って捨てるのは、神戸しか知らない人間の距離感なのでしょうね。
いずれにしても、お呼びでなかったようですね。さようなら。
神戸人て誰と比べてどうとかどこと比べてどうとか実はどうでもいいですよね 意見交換もするけど実は他人の意見はどうでもよく結局結論は自分の嗜好で決めますよね ましてや喧嘩するくらいなら適当に回避して自分の時間を楽しみたいですよね 神戸の事考えてるようで 実はその神戸で自分がいかに楽しむか 自分が楽しめる神戸はどうあるべきか それがメインテーマですよね
なんか勝手なようですがそれが神戸人です 大都会でもない田舎でもない かといって不自由も息苦しさも感じないちょうどいい環境が作り出した人種 だから発展しないのもありますが大きく衰退することもないこの街と住人
神戸しか知らなくても 損をしたとか後悔せずに死んでゆくんですね私たち そう思える街に産まれてほんとによかったと思えます
おめでたい人種ですね 我ら神戸人(笑)
松モットさん
確かに「もっと姫路らしさを」と求めてしまうのは分かる気がします。ただ今回の駅ビルや駅前開発もそれなりに姫路城をモチーフとした色々な工夫が随所に見られます。高層ビルを建設するべきかどうかは意見の是非はあるかもしれません。大手前通り沿いに高層ビルを建てるのは恐らく姫路市も市民も反対するでしょう。でも駅前と言えど、今回のマルイトビルはサイドにそれた場所に位置していますし、景観バランスが崩れるとは個人的には思っていません。高層ビルと城の対比ってなかなか格好良い景観が生まれますよ。大阪城とOBP、広島城とリーガロイヤルホテル。江戸城と丸の内等は逸品だと思っています。外部からの人間が姫路はこうあって欲しいという理想形や願望も姫路の人からしてみれば押し付けと感じたりもするのではないでしょうか。外から訪れる人々にとっては姫路は観光地かもしれませんが、姫路は一定の大きさの商圏を持った商業都市であり、神戸や大阪まで行かずに地元でショッピングを楽しみたい人は相当いるはずで、そうした層に今回のJR駅ビルは支持されていると思われます(特に購買力のある女性には)。
もっちゃんさん
姫路がこれまで現在の商業規模を維持してきたのも姫路市のみならず周辺市町村を含んだ広域商圏(播州190万人)を有してきたからでしょうね。姫路にとっての岡山の存在は距離的な部分を考慮すると影響が無いとは私も思いませんし、むしろ有ると考えるのが自然ではないかと思います。ただその存在感が神戸まで及ぶかと言えば、それは明らかに否ですね。今回のJR駅ビル開発は神戸と岡山に挟まれた特殊な事情を抱える姫路が都市間競争を生き抜いていく為の大きな試金石なのではないかと思います。
dousetsuさん
これ以上、岡山に触れることは管理人の立場から言えばブログの趣旨に相違しており、話の流れと構図が岡山vs神戸のようなどこかの掲示板のみたいな雰囲気になりつつあるので、止めて頂きたかっただけです。もし岡山の方が見らていたら、気持ちの良いものではないでしょうし、議論を続ければエスカレートするのは目に見えていますから。それは私の望むことはではありません。従って切り捨てるというようなつもりはありませんが、返答をしなかったことに気を悪くされているのでしたら、申し訳ありません。もしよければこれに懲りずにお付き合い下さい。
ながたるんさん
私は生粋の神戸人ではありませんが(すでに人生の中で神戸で過ごしている時間が一番長いですが)、良くも悪くもながたるんさんの言われる神戸人になりつつあるのかもしれません。時にそうした神戸人にすごく同調できて気持ちの良いこともあれば、なぜにそんなに冷めた感じなのかと腹立たしく感じたりもします。そういったこと全部を含めて受け入れられるようになったら、本当の神戸人になれるんかな?
この自由な日本の中、色々な感じ方の人がいるのは当然で、またそれを尊重しつつ意見交換しなくちゃいけないのかなぁ、と思いました。
一姫路住民としてあのようなことを書きましたが、姫路やその近郊の人にも色んな考えの人がいるのが当然で、例えばあの有名な秋祭り、姫路の人全員が好きなわけでなく「祭り好きやないけど地元におったら、祭りに出ろと言われるし、神戸に行っとう方がよっぽど楽しいわ」と神戸にショッピングに出かける方もたくさん居られるわけだし…(笑)。議論を再燃させるつもりで書いたのではなく、本当にすみませんでした。
もっちゃんさん
そうですね。色々な考えがあって当然だと思います。すべての人にそれぞれの考え方や価値観があってそれをお互いに尊重し合うべきですね。ただそこには一定のルールを守りながらという大前提のもとに成り立つ話ではないかと思います。
>今回のマルイトビルはサイドにそれた場所に位置していますし、景観バランスが崩れるとは個人的には思っていません。高層ビルと城の対比ってなかなか格好良い景観が生まれますよ。大阪城とOBP、広島城とリーガロイヤルホテル。江戸城と丸の内等は逸品だと思っています。
大阪城も広島城も鉄筋再建の天守、まして大阪城は史料に基づかない再建ですから天守や櫓群が圧倒的に現存する姫路城とは違います。これこそ価値観や美意識の違いではありますが、姫路城(や現存城郭)周辺に高層建築物は似合いません。同じ建てるなら高さや意匠をある程度統一すれば綺麗に見えるのですが、高さも意匠もバラバラだと汚いです。
>外から訪れる人々にとっては姫路は観光地かもしれませんが、姫路は一定の大きさの商圏を持った商業都市であり、神戸や大阪まで行かずに地元でショッピングを楽しみたい人は相当いるはずで、そうした層に今回のJR駅ビルは支持されていると思われます(特に購買力のある女性には)
駅ビルそのものや高層建築は反対でもないのですが、その場所や意匠、店舗の種類に偏りがあると思います。駅前広場や歩道拡張は素晴らしいと思います。(記事の本筋とは逸れますが、女性は何で毎年毎年、服を買い換えるのかって事なんですけどね)
連続になってすみません。こんな記事がありました。
「駅前再開発と商店街」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/maeyatsuyoshi/20130505-00024748/
松モットさん
確かに現存する姫路城とコンクリ造りの大阪城や広島城の天守は比較する対照ではないかもしれません(歴史的建造物としての観点では)。ただ遠目から見れば大きな違いは無いように思えてしまうので・・・。意識の差でしょうかね。
駅ビルやファッションビルって基本的にはテナント構成を含めて女性向けに偏ってますね。女性のファッションへの探求心は男性の車やコンピューターやスポーツ等に匹敵するのでしょうね。
添付の記事を読まさせていただきました。非常に興味深い内容でした。