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姫路市が大胆に進めてきたJR姫路駅南側の再整備・再開発プロジェクト「キャスティ21」。駅周辺にはJR駅ビル、複数の商業施設、オフィス、ホテル、専門学校、サンクンガーデン、トランジットモール等が一体的に整備され、中核市以上の風格を持つ玄関口へと生まれ変わりました。整備エリアは更に東へと拡大し、駅から約700m離れた敷地約4.6ヘクタールを活用して、キャスティ21のイベントゾーンの文化・コンベンションエリアを整備中です。建設されているのは(仮称)姫路文化コンベンションセンター。
巨大なクレーン群が林立しています。殆どがクローラークレーンですが、1機はタワークレーンです。
タワークレーンにはJVに参画している企業のロゴが全て取り付けられています。
2021年秋の竣工を目指して建設中の巨大なコンベンションセンター。鉄骨の構造体が既にかなりの部分まで組み上がっています。
完成予想パースです。
- 敷地面積: 36,423平方メートル
- 延床面積: 約29,515平方メートル
- 規模: 地下1階 地上5階 棟屋1階
- 構造: 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造
- 用途: ホール
大ホール (約2,000席) 中ホール(約700席) 小ホール(約180席)メインスタジオ(リハーサル室) - スタジオ 計6室
- 展示場 屋内(約4,000平方メートル) にぎわい広場(屋外 約1,600平方メートル)
- 会議室 多目的ホール
- 駐車場等 平面駐車場(約400台)、駐輪場(約100台)
- 設計: 日建設計
- 施工: 竹中工務店 神崎組 平錦建設JV
姫路市は229.8億円を投じて、本格的な文化コンベンションセンターを建設しています。大ホールは2,000席。西宮にある兵庫県立芸術文化センターに匹敵する規模の文化センターになります。これまで播磨エリアでは不足していた展示会機能を持つ平面ホールも整備されます。
大ホールの入る巨大な構造が出現しています。カーテンウォールの取り付けも一部始まっていました。
非常に大規模な開発現場です。この規模の鉄骨建方を地方都市で見られるのは通常、ショッピングモール等の大型商業施設か大型医療施設が殆どのケースかと思います。
3.6ヘクタールの巨大な開発用地に加えて駅により近い西側の1ヘクタールは公園として整備される予定です。
コンベンションセンターの更に東では県立はりま姫路総合医療センター(仮称)を着工しています。病床数736床と県下最大の県立総合病院として、2022年度に完成を予定しています。これらの巨大公共施設の誕生により、姫路駅や周辺施設の利用者は大幅に増える事が予想され、同駅の拠点性はより高まる事が期待できるでしょう。
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