姫路

姫路駅前のキャッスルガーデンとにぎわいの広場

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JR姫路駅前の駅前広場再整備によって西側半分はバスターミナルとなりましたが、東側半分は車両の乗り入れを一切排した歩行者のための空間に充てがわれました。

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これだけの駅前一等地の大空間が歩行者専用となるという何とも大胆な施策です。

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広場の北側は芝生広場を中心とした空間です。

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歩行者が多いのでどうしても芝が踏みつけられて育たず、剥げて砂利広場になってしまっているのが残念です。

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駅ビルに面して整備された「キャッスルガーデン」と名付けられたサンクンガーデンです。地下1層分、掘り下げられています。

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姫路城の堀や城壁をモチーフとした重厚な造りとなっています。駅ビル地下階や地下街とも直結したオープンエアの気持ちの良い広場です。

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中央に小川が流れ、親水の憩いの場としてこの季節は子供は大はしゃぎです。

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イベントが開けるようステージも用意されています。イベント時には駅ビル1階の通路が鑑賞スタンドに早変わりする仕掛けです。

姫路駅の東側は人々の憩いと集いの場を昼夜問わずに提供する洗練された空間に生まれ変わりました。県庁所在地ではない地方都市の玄関口としてはあまりに出来が良過ぎます。空間の使い方といい、デザインの良さといい、回遊性を高める構成といい、政令市を含めてもここまで完成度の高い駅前広場は全国にそうないのではないかと思われます。勿論、こんな贅沢な土地の使い方は他都市ではなかなか難しいかもしれません。空間の創出によって自由な発想を具現化した事でのびのびと過ごせる気持ちの良い駅前空間が生まれたのです。



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POSTED COMMENT

  1. 夢想家 より:

    整然としすぎて、まるで副都心の様な整備ですね。
    これが良いのかどうかは、住んでいる市民でないと分かりませんが、長年三宮で働いていると、贅沢というよりも、ちょっともったいないなという気がしないでもありません。そいう感覚がだめなのかもしれませんが・・。
    ところで夜間はどんな感じなんでしょうか?ちょっと寂しいかも?!

  2. 匿名 より:

     そうですよね。広々とした郊外都市や、敷地に余裕のある地方拠点都市のような駅前と言えばそれまでですね。金沢、岐阜、大分などの拠点都市の整備と似ていると言えば似てますよね。
     一方、三宮の繁華街の入口である阪急側や、東京新橋、大阪ミナミ、鶴橋のような大都市の猥雑さも、日本の中で、残すべき魅力です。
     いっそのこと三宮は抜本的な再開発をせず、マーケットのような雰囲気を残すのも、神戸の魅力の一面として良いのかもわかりません。

  3. より:

    確かに金沢、岐阜なども駅前が個性的で広々してますね。知りませんでした。ただデザイン優先でしょうか前方に道路などがあり、空間がやや孤立気味という印象があります。

    姫路はここを起点にどの方向にもストレスなく歩けますし、両サイドのビルに商業施設があるようなので、賑わいの場になる可能性は十分あると思います。 

    ただベンチ、椅子が少ないのと、大きな樹が少ないのが個人的には気になります。日本の5月から10月の直射日光は苦痛以外の何物でもありませんから。

    お台場、みなとみらい、ハーバーランドもそうですが、歩行者の回遊路、賑わいの場はもっと木陰を増やしてほしい。

    回遊性の確保、賑わいの場の創出といいながら、歩行者に過酷な状況を
    強いてます。これではインナーモールに客を持っていかれるのは当然でしょう。

  4. しん@こべるん より:

    夢想家さん
    土地のない神戸だとやっぱり勿体無いという感覚になってしまいますね。東遊園地でさえ勿体無い気がするくらいですから・・・。夜の姫路駅前も照明演出が素晴らしいようなので次回また取材してきたいと思います。

    名無しさん
    再開発をしない・・・それは神戸にとって衰退への道を逆らわずに受け入れることになるのではないでしょうか。抗う事を諦めた街にはそれなりの結果が訪れます。

    姫さん
    木陰を増やす考えは大賛成です。どうも再開発時の植栽は若い木々を植えて育てていこうという例が多いですね。街の成熟と共に木も成長するというコンセプトはすごく良いのですが、その間、来街者に忍耐を要するというのも本末転倒な気もします。

  5. gollum より:

    私は神戸出身、元町在住で姫路が勤務場所の者です。
    姫路の駅前は再開発で大変きれいになっています。そして、さらに開発が続いています。

    さて、皆様のご指摘のとおり、広場周辺は木陰がなく、夏場は日が照りつけているのはその通りと思います。

    夜は、姫路駅東口側にかけて、やんちゃな方が朝方までおられるので、
    なかなか恐怖心を抱くことがあります。お昼間はそのようなことはないですが。

    これとは別の話になりますが、姫路の都市計画上の問題点は、
    お城を観光資源として活かしきれていないこと(活かす気がない?)
    と思います。

    お城南側の大手前通りをはさんだ広場2か所や
    その横のイグレーもお世辞にも活かせているとは言い難い状態です。

    なにより、駅とお城を繋ぐみゆき通りという商店街へヒトの流れが作られていないことは、商業という産業の保護育成という意味でも残念なことになっていると思います。


    周辺にある、姫路セントラルパークや書写山、塩田温泉、水族館等の文化施設へのアクセスが極めて悪く、そもそもお城の天守閣に近い城跡しか整備されておらず、少し離れたお堀や石垣は崩れており、観光資源化もされていません。

    また、モノレール跡地には近代産業遺産的なノスタルジックな資産もありますが、それを活かすことも考慮されていえません。

    観光の産業資源化という意味では、非常に残念な状態と思います。

    姫路の地元の方は車を利用して生活されている場合が多いようです。
    姫路駅周辺の施設は、はたして誰の為の資源であるのか。
    姫路という街は多くの資産を持つ、基礎能力の高い街と感じる為、観光も含めた総合的な産業育成について考えなければ、宝の持ち腐れになり、将来的な発展の厳しい街になるように感じます。

    みゆき通りやヤマトヤシキ、これまでの駅周辺の施設の栄枯盛衰を考えれば、お城周辺を含めた大規模な維持整備と観光資源化、その他施設へのアクセス、宿泊施設の充実、駅とお城の人の流れを商店街経由とすることでの商業の活性化を検討する必要があると感じます。

    それによって、継続的な都市活性化に繋がると思います。

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