姫路市が進めている姫路駅前の再整備計画「キャスティ21」。開発地区の中心となるコアゾーンのA〜Cブロックは進出企業による開発が全て完了し、建物が完成しました。その総仕上げとして、駅ビルのピオレ姫路とこれらの建物全てを2階レベルの歩行者デッキで結ぶ計画が遂行され、7月には総延長約400mに及ぶデッキが全面開通しました。
まずはピオレ姫路とAブロックのホテルモントレ姫路の入るマルイト姫路ビルを結ぶデッキです。両建物間にエスカレーター、階段、エレベーターが備わりました。
デッキ上の様子です。採光性のある屋根を設け、駅西側に整備済のデッキとデザインを統一する為、木の格子を取り付けています。
この後、デッキはマルイト姫路ビルの2階部分を通り抜けて東伸します。
次にマルイトビルからBブロックのテラッソ姫路側へ渡るデッキは大通りの空中を跨ぎます。一度、供用開始されていましたが、デッキ全区間に屋根を付けて全天候型にグレードアップされる為、再び閉鎖されていました。
この区間からデッキの屋根は採光性のある膜素材へ切り替わります。
延々とデッキが続き、Cブロックへと誘われます。
Cブロックの姫路医療専門学校前です。勿論、建物のエントランスはデッキ直結です。
Cブロックを越えると、デッキの最東端の昇降口に到達します。こちらはエレベーターと階段です。
デッキの下部もしっかりと美装化されています。照明も備わります。
デザイン性と機能性を兼ね揃えた姫路駅前の見事な歩行者デッキが完成しました。今後、三宮でもJRターミナルビルやバスターミナルビル、三宮クロススクエアの整備と共にデッキを含めた歩行者空間の再編が大規模に行われる予定です。姫路のデッキ整備に学ぶ事も多くあるのではないかと思われます。
地域探訪: 姫路駅前 キャスティ21コアゾーン内の歩行者デッキが全面開通
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