全但タクシー本社跡の再開発プロジェクトとして建設が進められてきた野村不動産のタワーマンション「プラウドタワー神戸県庁前」。地上28階 高さ97.16mの細身で美しいタワーがいよいよ竣工を間近に控えています。外装工事は低層部や公開空地等の整備を残すのみとなり、内装工事も最終段階を迎えているものと推測します。
ガラス手摺とタイル調パネルの組み合わせ方が絶妙です。エレベーターホール部はオフィスビルのようにガラスカーテンウォールが採用されています。また手摺ガラスも反射性の高い物が使われているので、空を印象的に映し出します。時間帯によって刻々と表情を変えていくタワーになることでしょう。
周囲は教会や近代建築が立ち並ぶ歴史感を持った官庁街なので、重厚感とスタイリッシュさがデザインに求められました。見事にその両立を成し遂げた美しいタワーマンションの誕生です。新神戸のタワーにも引けをとらないでしょう。
ようやく兵庫県公館とのツーショットが完成しました。神戸の新たな新名物風景が誕生したと思っています。
公館正門から立ち上がる姿も様になっています。あまりにモダン過ぎるデザインではこうはならなかったでしょう。違和感を感じません。
この規模でこの高さだからこそこのスリム感が出せたのは言うまでもありません。ただ周囲のタワーと比較すると小粒感は否めなく、存在感があまりないのが唯一残念ですね。
北面の見上げです。ガラスのタワー感が良い感じです。三宮東地区で建設中のシティタワーにもこれ位のガラス感や透明感を期待しています。こうした建物は実際、完成予想パースで描かれている程の透明感は無かったりすることが多いのですが、この建物は一切期待を裏切らない出来となりました。
低層部の最終仕上げが行われています。植栽も進められており、工事中に設置されていた仮囲いもすでに簡易の物に取って代わられています。次回のプラウドタワー神戸県庁前の取材では、この低層部周りの完成した様子とお待ちかねの夜間のライトアップの様子を確認してきたいと思います。
遠望してもデザインの良さが光ります。こうしたデザインのタワーがもっと増えて欲しいものですね。設計・施行は奥村組が担当しました。全く良い仕事をしてくれました。基本コンセプトは野村不動産側が出したのでしょうか。
最後は市役所展望ロビーからの遠望で締めくくります。近日中に兵庫県公館との夜間ライトアップのコラボショットがお見せすることができればと竣工を楽しみに待っています。
プラウドタワー神戸県庁前
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良いマンションですね。最近日本のマンションはベランダ柵部をコンクリートで仕上げるのが多く、見るからにコンクリートの塊みたいで、閉塞感があって嫌やなあと思ってました。縮み志向じゃなく外向きなデザインで神戸の街並みが磨かれていくのは嬉しいですね。
いつも拝見させていただいております。
本当に美しいタワーに仕上がりましたね。
先日塔屋がライトアップされていたのを見ましたが、とてもきれいでした。
またの更新、楽しみにしております。
神戸市の市有地売却入札においても、景観に貢献したマンションを建設したという実績を考慮してほしいですね。
ジョーさん
地震時の安全性等を考慮するとコンクリートの塀を設けたほうが良いのかもしれませんが、景観的には強化ガラスを採用した方が遥かに見映えは良いです。最新の高層ビルは免震構造によって揺れが抑えられる訳ですから、もっと大胆な外観を積極的に採用して欲しいものですね。神戸の場合は消防条例という大きな難題が立ちはだかっていますが・・・。いずれこの事に関しては詳しくブログで触れたいと思います。
神戸市民Cさん
ありがとうございます。私も先日、ライトアップの様子を確認しました。入居開始後に撮影に出掛けたいと思います。
まーさん
そうですね。タワー型の壁マンションは勘弁して欲しいですね。ハーバーランドでも新たな開発が予想されますから考慮をお願いしたいものです。