約3ヶ月ぶりのプラウドタワー神戸県庁前の建設状況です。全但タクシー本社跡地に野村不動産が建設中の地上28階 高さ97.16mのタワーマンションプロジェクトで、来年1月の竣工を前に建設工事もいよいよ佳境に入ってきました。
建物北面に備わるエレベーターホールと思われる場所はガラスカーテンウォール調になっており、ガラスの透明感と石の重厚感を組み合わせたセンスのあるファサードです。上棟しているので、最上階28階のスカイラウンジまで一直線に気持ちよくガラスがはめ込まれています。
今回の記事で特筆すべき点は…そうです!塔屋が完成しています!28階スカイラウンジと塔屋は清潔感且つモダンな雰囲気を持ったホワイトで統一されています。想像していた感じとは異なり、良い意味で期待を裏切られました。手摺のガラスはめ込み作業も24階まで完了しています。
まだネットを被っていますが、スレンダーで美しいプロポーションを持ったタワーです。塔屋部分にはライトアップが施されるようです。住戸はすでに完売したようです。このご時勢でましてやタワーマンションのように戸数の多い物件を完成前に売り切ることは珍しいのではないでしょうか。やはり立地性、スリムタワーにすることによる角住戸占有率アップや戸数増加の抑制、美しい外観等を揃えたトータルパッケージングが成功したということでしょうか。
タワーパーキングの建設も開始されました。すでに鉄骨建方は完了しています。通り沿いとしてはファミリーマートを介しているように見えますが、同タワーの敷地内です。
再び兵庫県公館と絡めたショット。早くネットを外した状態で撮影したいものですね。
そして神戸栄光教会とのツーショットも。
今回は兵庫県公館の南側にも回ってみました。重厚な門構えと覆い茂る緑、そしてプラウドタワー神戸県庁前。高層建築が街の景観を崩すという意見もありますが、個人的には良いバランスだと思います。
一部、ガラス手摺がネットから顔を出していました。反射性の高いガラスですので、プライバシーも守りながら、青空や夕焼け等をよく映して色々な色に染まるタワーになることでしょう。
今回は回ったことがなかった南側からも見上げてみました。南面は中央部もガラス手摺が採用されています。
ラストはいよいよ最小サイズにまで近づいたタワークレーン。まだ作業用エレベーターも撤去されていないので、こちらが片付いた後に姿を消すものと思われます。次回の記事では竣工の姿をお届けしたいと思います。
おまけ:県庁前広場から眺めた居留地方面のスカイライン。遠目で低い建物や遮蔽物の後ろにニョキニョキと姿を見せる高層ビルが連なる様は何とも言いようがない程、好きな風景です。
プラウドタワー神戸県庁前
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最後の写真ステキですね。
手前に緑と落ち着いた建物があって、奥に高層ビルが連なって見える。高層化もいいですがやり過ぎて大阪のようにはなってほしくないです。神戸らしく山裾から海に向かって緑が点在する落ち着いた風情ある街並みを創ってほしいです。
高層マンションも悪くはないと思います。
でも、できれば、東京スカイツリーや、兵庫県公館のような趣きのある建物がいいと思います。マンションではデザイン性に限界があると思います。
神戸の山々は美しいと思います。なにより、山の稜線は好きです。高さをとっても、美しさをとっても、神戸市で最高のタワーは六甲の山々だと思います。
ジョージさん
神戸市の景観条例があるので、もう今までのように容易には超高層は建てられなくなっています。エリアによって緩急を付ける方式が一番良いのではと思います。まあ大阪程の需要はないでしょうから、そこまでの心配はする必要もないのかもしれませんが・・・。
まーさん
デザイン性を考慮すると(特に神戸の場合は)、確かにマンションには制約が多く、限られた形状にしかなりませんね。オフィスビルやホテルはその点、もっと自由度があります。でも今の神戸には残念ながら、そういった需要がないですね。医療産業都市構想等が飛躍的に発展し、神戸の都心部まで波及することを願ってやみません。