全但タクシー本社跡地に建設中のプラウドタワー神戸県庁前(地上28階 高さ97.16m)がいよいよ上棟を迎え、塔屋の建設に到達しました!私にとっては超高層マンションの場合、塔屋の存在が非常に気になります。超高層マンションはオフィスビルやホテルと比較して、デザイン上の制約が多いので塔屋で差別化やバランスを取っていることが多いかと思われます。このプラウドタワー神戸県庁前はファサードの意匠等にも色々と工夫が凝らされていますが、さらにその上で、大きく見映えのする塔屋も備えており、神戸都心部のタワーマンションの中でもベスト3に入る外観を持ち合わせていると思います。
ほぼ完全形の姿が分かるようになりました。これでもう少し高さがあれば言う事なしだったかと思います。立地条件や戸数の少ないこともあり、販売は好調のようです。
防護ネット越しにガラスフェンスの様子が伺えます。エレベーターホールの窓と併せてすでに空を映し出して、青色に染まっています。反射ガラスを多用した建物の特徴的な透明感が格好良いです。早くネットが取り払われた完全形が見てみたいものですね。
先日の取材でもお見せしましたが、隣り合う兵庫県公館と絡めて。近代建築の新旧コントラストはこれまた絵になるかと思います。
こちらはまた別パターンのコントラスト。隣接する神戸栄光教会とプラウドタワー神戸県庁前。赤レンガの美しい教会は震災によって倒壊しましたが、2004年に元の形に再建されました。どことなくタワーの塔屋周辺が同教会の鐘楼に似ている気もします。
神戸市役所展望ロビーからの遠望です。スマートな外観のせいか約100mの高さがあるにも関わらずあまり目立つ感じではありません。近接する兵庫県庁や兵庫県民会館等、50-60mの高さのある建物に囲まれていることも一因でしょう。
以前、同建物のデザイン公表前に私が作成した予想パースです。建物の細さや位置はほぼ一致していますが、やはり多少高さが異なりましたね。
ラストは同じアングルを更にアップで。
余談ですが、重厚な兵庫県庁も1-3号館までありますが、超高層化して一棟にまとめて、跡地を有効的に活用できないものでしょうかね。2-3号館のある土地を売却して新庁舎の建設費用に充て、売却相手には土地の半分を緑豊かな公園として整備させる。都心のオアシス誕生と再開発による土地の有効活用、そして建物の老朽化が進む県庁舎の耐震化も図れます。
P.S. 本日、タワークレーンが二基に増えているのを確認しました。二基目のクレーンはこれまで建設を担ってきたメインの解体用に設置されたものです。これから序々により小さなクレーンが設置されて、完全にタワークレーンが姿を消していくことになります。
プラウドタワー神戸県庁前
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