12月2日土曜日よりメリケンパークに登場した世界一のクリスマスツリー(高さ約30mのあすなろの生木)のライトアップが開始されました。ルミナリエと並ぶ新しい冬の風物詩の誕生です(ちなみに今回は家族で訪れていたので、三脚を立ててガッツリ撮影とはいかず、全て手持ち撮影なので、あまり解像感が良くない点はご了承下さい)。
台座となる展望台の上に設置されたツリーは夜の闇の中に浮かび上がって神秘的でした。
木の上から複数のワイヤーが地上に向かって張られていますが、このロープにはキラキラと光を反射するオーナメントが取り付けられており、26日までの会期中に来場者が購入した願い事の書けるオーナメントが増えていくとツリーの飾り付けが完成するという参加型イベントとなっています。
プログラム制御されたLED照明によって七色に変化します。
また海洋博物館方面からツリーへと誘う中央通路には全長約60mの光のトンネルが誕生。
トンネル屋根の表面には無数の電球が取り付けられている他、トンネル内部には植物を吊り下げて幻想的な空間を演出。
トンネル内部の様子です。直物の屋根を中央の照明でライトアップし、こちらもトンネル内が七色に変化します。
ツリーやトンネルの設置と合わせて、パーク内には大小様々な仮設テントの建物が建てられました。休憩スぺースや飲食店、事務所等に使われています。
こんな隠れ家的なテントカフェもありました。他にもインスタ映えするスポットや記念撮影スポットが多数存在し、訪れる人を楽しませる演出が随所にあります。
今春のリニューアルで夜景がとても美しくなったメリケンパークですが、今回のイベントでは更にパワーアップ。その様子をひと目見ようと大勢の人々が訪れていました。かと言って、ルミナリエ程の殺人的な混雑ではないので、まったりとイルミネーションを楽しむ事ができる余裕があります。
ルミナリエの際の東遊園地のように屋台が並ぶ事もないので、雰囲気も抜群です。ロマンチックなクリスマスが迎えられる場所として人気を集めそうです。ただ今週末からルミナリエが始まります。ルミナリエとツリーをはしごする人が多数となる事が予想されるので、混雑ぶりは悪化するかもしれません。避けたい人はルミナリエ会期を避けた方が無難です。
この時期は練習船の海王丸も毎年、神戸に寄港します。海王丸とツリーのコラボも見られるのも今だけです。
今回のイベントはメリケンパークのポテンシャルの高さの証明やウォーターフロントエリアの可能性を大きく広げるという点でも意義のあるものだと思います。開催前からネットを中心に変なケチがついてしまいましたが、大多数の人々はそんな事は意に介さず、新しい冬のイベントを楽しんでいました。
とにかく雰囲気がとても良かったです。ヨーロッパのクリスマスマーケットのようでした。市外から訪れた人々にとっても神戸港周辺の夜景の素晴らしさを十分に堪能できるものと思います。リニューアルされたメリケンパークは開放感が高く視界を遮る物を撤去しているので、どこにいてもポートタワーをはじめとする公園を取り囲む建造物や都心・ハーバーランドのビル群、ポートアイランドや神戸大橋を見渡せます。こうしたイベントの開催には最適な環境が整えられたと言えるでしょう。
これに三宮や新港突堤の再開発で更に照明演出を施されたランドマークが追加されれば、ウォーターフロントの夜景は素晴らしくグレードアップするでしょう。ライトアップを休止しているビル群についても復活の兆しが見られます(これについてはまた別で記事を掲載します)。
世界一をうたえるものが少ない今の神戸において今回のイベントを一過性にしてしまうは勿体無いと思います。今年のイベントの状況を確認して、十分な集客性があると判断された場合は来年以降の開催も検討して欲しいですね。あまり重いテーマは持たせず、元々、商用利用される予定の伐採された木でも構わないので、ルミナリエと共に神戸の冬の風物詩の定番化を目指して欲しいものです。その際はルミナリエのメリケンパーク周辺での開催も含めた議論を是非とも検討して貰いたいです。
点灯を開始した世界一のクリスマスツリーとメリケンパーク
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工事中から根拠のない中傷が拡散されてしまいましたが、クリスマス期間終了時のツリーの扱いがまだ未定のようなので終了時に批判されないような内容で終わってほしいですね。
こんにちは。
今朝のNHK・あさイチでこのツリーのことが特集されていましたね。
地元を離れ関東で生活しているので、全国ネットで神戸の特集が観られてとても嬉しい気持ちです。
主催の方のインタビューからは少し重いテーマが感じられたので、こべるんさんのおっしゃる通り、もっとライトなイベントとなれば良いですね!
ライトアップしているだけでツリー本体への装飾は無いんですね。
写真ではわからないけどteppenに星は付いているのかなぁ?いささか幼稚ですが星はいるよなぁ(笑)
私は、街角のイルミネーションは控えめでシックなものを好みますが、ツリーはハデハデで沢山の願い事や飾りを本体に吊り下げて欲しいな。
私は、もっと子供がわくわくするようなクリスマス[太字]吊り-[/太字]に仕上げて欲しかったなぁ。
でも楽しめたら良いかぁ。
メリケンパークを会場にする場合アクセスが問題ですね。神戸に初めて来た人でメリケンパークに迷わず行ける人いないんじゃないでしょうか。今もツリー見に行くのに間違ってハーバーランドに行ってしまう人がいるそうです。新港地区の整備が済むまでは見終わった後は元町方面よりハーバーランドに誘導する方が食事等するにはいいかもしれません。元町西口周辺は少し雰囲気が暗いので。
個人的にはあの場所には生木でなくても煌びやかな飾り付けのツリーの方が似合うかもと思いました。恒例のウミエのツリーは今年は設置してないのが残念です。
あとトイレを充実させること。メリケンパーク近くの古ぼけた公衆トイレは早急に綺麗にして欲しい。
こべるんさんのお写真を拝見して、綺麗だけれど何か違うと思っておりましたのが、sirokuma さんのご意見を読んで分かりました。Merry X’mas と言うように、クリスマスツリーはごちゃごちゃ楽しく飾り付けて、クリスマスを楽しみに待つ子供も大人をもうきうきさせる物だと思います。これって幻想的でロマンチックなんですけれど、クリスマスツリーだと言われるまで分かりませんよね?お昼間はイルミネーションの有無に拘らず、きっとただの大きなクリスマス用の木にしか見えないのではないでしょうか?
昨日、そこのテントで対談がありましたので天気が良くありませんでしたが、メリケンパークに出向いておりました。お話を聴いてせっかくこの地にやって来たのだから、綺麗な神戸の夜景と共にできるだけ目に焼けつけておきたいと思った次第です。
ただパーク内を歩いていて思ったのがベンチなど休む場所はあるものの、どれにも屋根が無いので雨天時に留まれないのが難点のように思えます(葺合54も屋根のないベンチが置かれているだけですね)。休める場所を増やすのはいいですが、天候に左右されず休める空間づくりというものを考えてほしいものです。
素晴らしいクリスマスツリーですね 平日の寒い夜に関わらず大勢の人が見に来ていました 私はベタベタ飾らずシンプルなツリーが好きです