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JR三ノ宮駅近くの雲井通6丁目の角地で建設中の三宮駅前ビジネスホテル。地上13階 地下1階 延床面積4,048.08平方メートルの規模となります。
すでに躯体工事は9-10階辺りにまで達しているものと思われます。
建物の連続性が出て来ました。
将来的にはこの横並ぶ2棟が集約されて再開発される事になるのでしょうか。それとも最終的にはバスターミナルビルに一体化されるでしょうか。
本文とは関係ありませんが、御影高杉が閉店するそうですね。神戸の上品な名物パティスリーがまた姿を消してしまいます。分かりやすい上品さで、御影の本店には何度か足を運びました。ここ数年、神戸のスイーツブランドが次々と廃業しています。イグリュックスプレス、フーケ、そして高杉。その反面、ボックサンやモンブランは店舗数を拡大、アンリシャルパンティエは海外進出を果たしました。大阪では一世を風靡したモンシェールは今や見る影もなく、スイーツ業界も下克上です。再開発でまた新たなお店も増えていく事でしょう。ますます競争は激化します。神戸発祥ブランドには頑張って欲しいですね。
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最近のニュースで一番ショックだったのが御影高杉の閉店です。
御影の本店は立派なカフェスペースやテラスもあり、徒歩圏内なので親戚や友人が遊びに来たときによく利用させて頂いておりました。土日しか知りませんが結構混んでいた気がしましたので意外でしたね。
東灘スイーツの代表格的なお店でしたので、シンボルが消えて今後が心配です。確か去年だったと思いますが、山幹沿いの「ダニエル」も閉店しましたし。今後は「みかげ山手ロール」しかないかなって感じです。
スイーツも激戦ですが、御影はパン屋も新規出店ラッシュです。山幹沿いに高級食パン専門店ができました。近所には、にしむら珈琲経営のカフェベーカリーも開店したところですし、200mぐらいの間に5,6件のパン屋が立ち並んでいます。消費者としては嬉しいですが、共倒れでは元も子も有りませんから、この先が気になります。
このビジネスホテルは、言い方が悪いですが、10~20年以内に建て替えられると思うと三宮再整備の中でいちばんどうでもいい再開発ビルですよね…。寂しいことです。神戸のスイーツ業界に関しては今回本社ビルに店舗を設けたケーニヒスクローネとアンリ・シャルパンティエだけ健在です。職人社長ではスイーツの多様化、若手パティシェの退職によるレシピの流出に対応できません。やはり経営陣が商才のある社長か実務畑でなければ難しいです。ケーニヒスはホテル業進出、アンリはフィナンシェのギネス記録つくりましたしね。本場の欧米諸国は別として中国、東南アジアに拡大すればグローバル企業も夢ではないのではないでしょうか。オーナーパティシェの立ち上げた企業はしょせん余生を楽しむお金ができたら撤退するのがオチです。
高杉は残念ですね。こういった小粒でもピリッと辛い系の名店が神戸の強みでもあり、悩みなのかもしれません。
このホテルと隣のコスモビルはバスターミナルビル再開発のステージIIIに位置付けられているようです。地権者の意図が見えませんね。洋菓子店は会社化+拡大展開しなければ存続は難しいのですね。競争も激しいのでしょうね。
私が地権者ならどうかな?
➊東急ホテルの建替えに対する意思が全く伝わってこないようでは、1街区での利用は中途半端。
❷時間軸がいまだ不明瞭、2期はH37年頃の着工を目指しているのでスムースに進行しても10年後の完成かな?
❸このホテルの計画段階では、概ね30年後の三宮の姿として紹介されていた。
東急は稼働中だから良いけど、ここは更地だから税金も高いだろうし低金利の今駅前にホテルを建設したいと考えるのは有効活用を考えるならむしろ当然の行動でしょう。
ホテルを建てたら、実益上はもちろん、隣接計画の進捗に応じて投資物件としての価値も確実に高まりますからね。万一、将来土地収用という事になっても現時点の評価よりも高く売れるし節税効果がより大きくなる。東急との共同事業化が実現すれば資金調達の心配なく高級ホテルとして生まれ変われる。だから、建てるでしょうね。
都市再開発は時間がかかるが、神戸市事態にスピード感が無いのが民間事業者としては興味が失せてしまう原因でしょうね。現代社会はあらゆる分野で加速度的に技術・サービスが進歩していますが、これまでの神戸市の計画は整備完了の目標年次が30年後とするなどやる気が感じられないものでしたからしょうがないでしょう。
先の民間アドバイザー選出コンペも結局2グループ共に選出、東急を含むグループを切れなかったのでしょうか潔さが無いですね。参加企業には不満が残るでしょうね。
神戸市には、再整備の目標年次を大幅に短縮し自信をもって事に当たって欲しいですね。やる気が見えれば民間も動きます。
長くなりますが、もう一つ、スイーツブランド(パン屋も)ですが、企業化していくことももちろん良いのですが、神戸の良さは住宅街にも地域なじみの店が点在し競い合っている事じゃないでしょうか。そしてそれらの店は淘汰され惜しまれつつ閉店又は、淘汰されてもまた新たな店が生まれてくる。これが神戸のスイーツの懐の深さだと思います。高杉惜しいですが、味を保てないのなら止める潔さは◎です。神戸の名店として語り継がれるでしょう。いつかより美味しくなって復活してくれたら嬉しいでしょうね。
地権者にホテルを建てると決めさせてしまったのは神戸市の動きの鈍さである事は間違いなさそうですね。万が一譲渡の際も、資産価値の高い不動産にしておけば、コインパーキングでおいておくよりもリターンも大きいという皮算用もあるのでしょうね。